タルジャの春
(2007年KBS)

脚本:カン・ウンギョン
演出:イ・ジェサン、,パク・チャニュン


第16話 愛にも時には義理が必要だ

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タルジャの店に乗り込んできたテボンの母・ヨンシム。
そこでテボンとタルジャが同棲しているのが発覚し、ジョンエ
は激怒。箒でタルジャを殴り飛ばそうとするジョンエにテボン
が間に入って止める。みんな出て行けとするジョンエ。

一方テボンは母を自宅へと送り届ける。ヨンシムはテボンを
叱りつけるが、逆にテボンは母親だから我慢していることを告
げ、いい加減に息子を縛り付けるような態度を改めて欲しいと
訴える。更にタルジャの店にヨンシムが行ったことがテボンの
父・スンホンにも伝わる。30年間も連れ添った夫と息子に裏切
られたとするヨンシムに、逆にスンホンは激怒。
店に行けば離婚すると忠告していたのに、それを聞かないばかり
か、説明する機会も与えず息子の前で侮辱したとして、父は
離婚するという。しかしそんな父親に噛みついたのはテボン
だった。卑怯なのは父であり、母親の前ではいつも冷たく無視
していた事を告げ、男として父親として失格であることを告げ
る。そして自分が家を出たのは父さんのようになりたくなかった
からだと告げる。

テボンはタルジャに電話する。タルジャの母も怒って部屋から
出てこないという。まずは互いに親に分かって貰おうと励まし
合う。
ジョンエは部屋から出てくると、あんな年下の男性と結ばれる
為にこれまで独身を貫いていたのかと言われるが、とても良い
人である事を訴える。しかしそこに義母がやってきて、私が
容認していた事を告げる。こうなったら一日も早く式を挙げよ
うという。タルジャに対しては母さんの怒りが収まるまで謝り
続けなさいと語る。
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少しずつこのドラマの面白さが分かってくるような感じ。

タルジャが母親に謝罪する際に、時代劇風の場面に切り替わっ
たり、ジョンエとスンホンとヨンシムの学生時代の三角関係を
描くときに若手の俳優を使わず思い切って本人たちに描かせた
ところは、確信犯だろうけど面白い演出だった。
お堅い印象のある韓国でもこういう遊び心が有るんだねと。

今回は妊娠を巡って一騒動。
タルジャがスネ先輩より、妊婦に必要な事を電話で尋ねている
事をカンチーフに聞かれる。勿論セドとソンジュの為に聞いて
いる事だけど、その辺の勘違いがどのように話を膨らませていく
のか。

テボンは父・スンホンと正面切って語り合う。
切羽詰まった状況故に心情を語ることが出来たのかも知れない
が、もう少し早く気持ちを吐露できていれば、こんなに大事には
ならなかったし、この家族がここまで不幸にならなかったのだろ
うね。

タルジャはテボンから親が三角関係だった事を聞いて、異母姉弟
では無いかと疑う辺りも、これまでの韓国ドラマを皮肉っていて
面白い部分だが、このドラマも十分これまでの韓国ドラマを踏襲
しているドラマだ。

このドラマの面白さが分かるのと同時にタルジャさんのキャラク
ターの可愛らしさも伝わってきた。韓国のドラマのヒロインって
このドラマのタルジャさんの様な髪の毛にボリュームある人が
結構出てくるね。

オ・タルジャ …… チェリム (33歳・ハンダ通販に勤める)
カン・テボン …… イ・ミンギ (恋人代行会社)
シン・セド …… コン・ヒョンジン (ハンダ通販社員。タルジャと同期)
ウィ・ソンジュ …… イ・へヨン (ハンダ通販TV司会者)
オム・キジュン …… イ・ヒョヌ ("The RO"の代表)

チョン・ジョンエ …… エイ・ギョンジン (タルジャの母)
コ・スネ …… キム・ナウン (ハンダ通販社員、先輩)
ナム・デス …… オ・ギョンス (ハンダ通販社員、ハゲた人)
カン・シンジャ …… ヤン・ヒギョン (ハンダ通販社員、恰幅良い)
ヒヨン …… チェ・ウンソ (テボンが金を振り込む)
チュノ …… キム・ジェウク (テボンの友人。洋服店で働く)
ミセス・チ …… チャン・ヨンナム (キジュンの妻)

カン・スンホン …… キル・ヨンウ (テボンの父)
ソン・ヨンシム …… クォン・ギソン (テボンの母)
ソン会長 …… キム・ソンギョム (テボンの祖父)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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