ザ・スリングショット 男の物語
(KBS:2009年4月6日〜6月9日)

脚本 : ソン・ジナ
演出 : ユン・ソンシク


第8話

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中国との要人に取り入り仮契約を交わしたチェドン建設。
翌日には会長らの元に記者達が取り囲み、チェドン建設が中国
の新都市開発に携わることになった事を取材していく。
オ理事は家族や親族に対して、全財産を投じてでもチェドン建設
の株を買うよう指示する。
早速その噂は飛び回り、株価は時価総額1500億ウォンに跳ね上
がり、150%以上の収益が見込まれていた。

ウンスは父・ドンスの元に来て、きちんと薬を飲むよう指示する。
ドンスは契約が取れたのはおまえのおかげだとしてウンスに
感謝し、何かプレゼントすると告げる。
そんな二人の元にドウがやってきて、父と二人で話がしたいと
いう。ウンスは二階に上がって二人の会話を穴から聞いていた。
ドウは父に新都市開発の件は伏せるべきである事を進言する。
公表したら収拾が付かなくなるという。一度だけでも親孝行
させてくれというドウに対して聞く耳を持たないドンス。この
契約に於ける詐欺の証拠があると言っても父さんは信じない
のでしょう?とつげ、これが最後のチャンスだった事を告げる。
ドンスはドウに対して幾ら払えば私の目の前から消えるのかと
語る。

ウンスはすぐにシンたちに電話し、兄のドウに詐欺の件がバレ
たかもしれない事を連絡する。シンはすぐにマジンガーの元に
その事実をつげにいくと、マジンガーは僕ら以外にも大量に
株を購入している奴らの存在がある事を告げる。もしもこの段階
で詐欺のことがばれていたとしたならば、この連中は何をすると
思うか?と問うと、チェドン建設の株価を守る為に買い続けるか、
自分たちよりも先に株を売って利益を確保するのではないかと
いう。シンは自分の父親の会社の株価をそんな風にする訳がない
と告げる。しかしマジンガーは投資家達に連絡し、今すぐに
株を売るべき事を連絡する。それと同時にチェドン建設が詐欺
にあったとするインターネットの情報が飛び回る事になる。

シンは自分たちのしていることに違和感を覚えていた。
チェドン建設のチェ会長は、兄のことは知らないこと。兄を
知らない人に復習することに対して何の意味があるのかという
事。ギョンアを失ったことに対しても全てチェ会長への復讐だ
としていたが、実際に被害を被るのはチェドン建設の社員である
事。自分はそんな社員の心配をしている事に気がつく。それを
聞いていたムノは、敵は金である事を告げる。金に執着すれば
全てを失うものだという。
しかしなぜ詐欺だとバレたのか?一同はウンスが裏切ったのかも
しれないとするが、ウンスは自分の父親の会社の不利益になる
ことをするのか?と。そんな事をしてもチェドンに得には
ならないという。シンはウンスに電話し、ドンスとドウの間に
は一体何が起こっているのかを尋ねる。
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シンとドウ、どちらがイニシアチブを握るか。

ドウがシンの詐欺を監視していることでイニシアチブを握る
かと思ったけれど、特にシンを陥れるという展開ではなく、
自らの利益を求めた感じだ。

逆にシンが会長と手を組むことで、ドウにとっては多少なり
とも脅威に写るか。

株価の操作に関しては、イマイチよく分からない展開。

多分テレビのカットの関係だろうけど、株価の増減によって
緊迫感の走るシーンがほとんど無かった。結局誰が得をして
損をしたのかが分かりづらい構図。

それよりも株価を操作しまくっているし、インサイダー取引
しまくりなのに何故掴まらないのか?

違和感のあったウンスの立場が正常化する

これまでのウンスが父親のことを裏切るという展開はかなり
違和感があり強引な流れでは有ったけど、いよいよ真相が明ら
かにされてきて、シンらがチェドン建設側に味方する事で
ウンスの立場も修正された。

ジェミョンはドウを殺害に行く

アメリカから来た人物である事は分かるのだが、拳銃を持って
いる辺りがかなり違和感が有る。アメリカ人ならば誰でも銃に
精通しているというアジア人の間違った知識が描かれている感じ
だ。ケイが警戒心を露わにしていたけど、殺気を感じるもの
だったのだろうか?

ドンスの腹心・オ理事の裏切り

ドウに精通していたと言うことで、ドンスにとっては唯一の
仲間を失ったことになる。シンたちを頼りにしなければならない
訳だけど、まぁウンスが上手く仲介役を果たした格好かな。

ギョンアとシン

今回シンはプロポーズしようとしていたのか大きなダイヤを
購入していた。しかしもう彼女の心は戻らないようだ。
逆にギョンアはドウに肩入れし始めたのかな。


キム・シン …… パク・ヨンハ (主人公)
チェ・ドウ …… キム・ガンウ (チェドン建設)
ソ・ギョンア …… パク・シヨン (シンの恋人)
ト・ジェミョン …… イ・フィリップ (ト室長の息子・アメリカ)
チェ・ウンス …… ハン・ヨウン (ドウの妹)

チェ・ドンス …… チャン・ハンソン (チェドン建設会長)
オ・サンウォン …… キム・レハ (チェドン建設理事)
ケイ …… ホ・ウク (ドウの部下)
アン・ギョンテ …… パク・キウン (刑務所内で静かにしてる男)
ト・マニ …… イ・ビョンジュン (室長、ドンスの部下)
デニー …… パク・ソヌ (財閥2世クラブのトップ)
パク・ムノ …… イ・ムンシク ("Muse"オーナー、詐欺師)

ミョンソン …… パン・ウニ (兄・ウクの妻、"ハナムル食堂")
ユリ …… キム・ジウォン (ミョンソンの娘)
ヌリ …… イ・チャンジュ (ミョンソンの娘)

ボムファン …… チャン・セジン (ナンバン組・組長)
ジュンホ …… キム・ヒョンボム (ナンバン組)
ヨンシク …… ペク・チェジン (ナンバン組)
ジェソプ …… チョン・ジェヒョン (ナンバン組)
ヤミ金社長 …… シン・ジョングン
チェ・ムンチョル …… メン・ボンハク (食品会社社長)
チャン・マダム …… チェ・ジナ (サロンのママ)
ペ先生 …… イ・ジョング (ソマン精神科病院・医師)


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