ザ・スリングショット 男の物語 (KBS:2009年4月6日〜6月9日) 脚本 : ソン・ジナ 演出 : ユン・ソンシク

第13話
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ジェミョンは市長の運転手兼ボディガードとして市長と行動を
共にしていた。しかしある時道路にフラフラっと飛び出すお婆
さんの姿を見てジェミョンが市長から離れた僅かの間に、市長
はケイによって連れ去られ、飲酒運転をしたように偽装されて
事故死のように装われる。
市長が飲酒事故を起こしたことを聞いたキム補佐官は、市長は
飲酒はせず15年前の事故以来殆ど運転はしていない事を訴える。

それを受けてシンとジェミョンはドウの仕業だと疑い彼女の
オフィスに駆け寄る。ギョンアが対応に出るがそこには居らず、
現在彼は海外の投資者向けの説明会を開いているのを知り
現地へ向かう。シンはショベルカーでドウの元を訪れ、説明会
用の立て札を全て壊し、シンはドウに殴りかかる。しかしシン
は暴行罪によって掴まってしまう。

ドウはケイの元に詰め寄り、勝手なマネはするなと殴り飛ばす。
人を殺すにしても時と場所と方法はオレが決めるという。
お前ら虫けらたちは何故オレの邪魔ばかりするのかとケイを
殴り飛ばす。

ムノたちも事件を聞きつけ現地にやってくる。ウンスは何か
解決策はないかと尋ねると、ムノは被害者であるドウが告訴
を取り下げれば釈放されるだろうと語る。ウンスは自分が兄に
説得するとしてドウの泊まるホテルへと足を運ぶ。

ドウの部屋にはドウだけでなくギョンアも居た。ウンスはシン
には前科があるので裁判になると大変なことになるとして、兄
さんから上手く取り計らって欲しいと頼む。シンには借りがあ
るでしょうと話しかけると、ドウは突然ギョンアと婚約するこ
とになったと告げ話題を変えてしまう。そしてシンの問題は
考えてみる事を告げる。

ミューズに居るミョンソンとドンス。ドンスはミョンソンに
夫の倒産の件は誰のせいか分かっているかと尋ねる。オレは
そいつの父親だとして、オレにご飯を作ったり子供の面倒を
頼むことに対して拒絶感はないのかと尋ねる。ミョンソンは
子供には憎しみや醜い感情を覚えさせたくないという。誰かを
憎んでも主人は戻らないし、今はおじいちゃんが出来たと子供
も喜んでいると告げる。

警視庁の広域捜査隊のキム刑事が、シンとジェミョンの身柄の
引き渡しの要求にミョンド市警察に来る。キム刑事は連行と
称して市長の葬儀場へと足を運ぶ。彼女は市長とは23年間の
付き合いで、市長の死因を探っていた。

そんな中、市長を火葬にするという連絡が入る。
身内が居ないと遺体の行政解剖の判断は警察署長になるのであ
る。このまま火葬されたら検死が出来無くなるとして、シンたち
は止めることになる。
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★まさかの市長の死

あっさりと殺されてしまったな。
ケイによるものだけど、ジェミョンの父親を殺したときと似た
ようなシチュエーションか。

★市長の死の真相に迫ることが出来るのか!?

死因の追及には検死が不可欠。
今回仲間になるキム刑事が心強くはあるけれど、それでもあら
ゆる組織を牛耳っているドウに対抗するには相当骨が折れる。

検事を説得してなんとか許可を得た。

★警視庁よりも所轄の刑事権力が強い韓国の警察組織

これは日本とは正反対のものだね。
警察署長とはいえ、まさか地方の一警察署にここまで警視庁の
刑事が振り回されるとは思わなかった。まぁそのお陰でドラマ
としては楽しくなるのだけど、やや不自然にも思える。

この警察署長、天然なのかどうか分からないところがあるな。

★市長殺害はあくまでケイの単独行動。

後々市長殺害に関しては自分が意図したことではなかったとして
性根が腐っては居ないみたいな逃げ道が用意されていそうだ。
ドウがどんなに弁解しようと、消すことの出来無い悪事だ。
ただ自分の買収した土地でも有るし、そんなに金があるのならば
サリ村の住民に保証金を渡して別の土地に行って貰えばこんな
に面倒な展開にはならないのにな。

★ドウの異常さが明らかにされる。

彼は自己愛性人格障害という病気らしい。
連続殺人犯の心理と同じで、感情が無いこと。感性に問題が
有り良心が無く、自分以外の人間は全て消耗品だと思っている
様だ。

彼に振り回されるウンスがとても可愛そうに思えてきた。
ウンスを演じているハン・ヨウンさんがまた田舎の女性っぽい
純朴さが有ってよりそんな感じが現れているな。

★遺体攪乱作戦

展開としては読めるものがあったけど、面白いキャラクターの
使い方だったね。

★ケイを殴り飛ばすドウ

これは結構意外な展開だった。この二人ってどうやって出会った
のだろうか。ケイってとても冷徹な表情しているものね。


キム・シン …… パク・ヨンハ (主人公)
チェ・ドウ …… キム・ガンウ (チェドン建設)
ソ・ギョンア …… パク・シヨン (シンの恋人)
ト・ジェミョン …… イ・フィリップ (ト室長の息子・アメリカ)
チェ・ウンス …… ハン・ヨウン (ドウの妹)

チェ・ドンス …… チャン・ハンソン (チェドン建設会長)
オ・サンウォン …… キム・レハ (チェドン建設理事)
ケイ …… ホ・ウク (ドウの部下)
アン・ギョンテ …… パク・キウン (刑務所内で静かにしてる男)
ト・マニ …… イ・ビョンジュン (室長、ドンスの部下)
デニー …… パク・ソヌ (財閥2世クラブのトップ)
パク・ムノ …… イ・ムンシク ("Muse"オーナー、詐欺師)

ミョンソン …… パン・ウニ (兄・ウクの妻、"ハナムル食堂")
ユリ …… キム・ジウォン (ミョンソンの娘)
ヌリ …… イ・チャンジュ (ミョンソンの娘)

ボムファン …… チャン・セジン (ナンバン組・組長)
ジュンホ …… キム・ヒョンボム (ナンバン組)
ヨンシク …… ペク・チェジン (ナンバン組)
ジェソプ …… チョン・ジェヒョン (ナンバン組)

ヤン・ウソン …… チョン・ソンファン (ミョンド市長)
キム・ジョンジン …… オム・ヒョソプ (ウソンの補佐官)
イ・ジュング …… キム・ビョンチュン (ミョンド警察・署長)
キム・ギョンジュ …… キム・ミギョン (警視庁・広域捜査隊)

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