私の名前はキム・サムスン 演出／キム・ユンチョル 脚本／キム・ドウ

第8話 お父さん 私の恋はどうしてうまくいかないの

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済州島で別々に帰宅することになったサムスンとジノン。
サムスンはジノンの事が気になってしょうがなく度々メールを
送るも全く返信がない。四日間店を休むジノンに必死に訴えか
けるとようやく病院にいるという短い返信が戻ってくる。
サムスンはジノンが病気なのかと思い、お粥とミルフィーユを
付くってジノンの自宅に早朝届けに行くと、なんとそこには
ヒジンの姿があった。
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ドラマとしてやりたいことはよく分かるのだが、とにかく
展開が進まない。
回想シーンの多さと、サムスンの涙顔ばかりで構成され、
実際有ったことと言えば、サムスンが待ちに待った挙げ句に
振られるシーンと、今度はヒジンが母親に別れを切り出される
という惨い展開ばかりが待っている。

ドラマとして面白い展開になっているのは、サムスンとヒジン
の立場が逆転している現実だ。ジノンの家に早朝訪れた時、
前回はヒジンがサムスンの立場に苦しい立場だったが、今回は
まさにそれが逆転していた。

ジノンのいい加減なところもまた展開としていらつかせるばか
りで、確かに済州島でのジノンの態度はサムスンを受け入れた
かに思えたが、結局ヒジンの元に戻ってしまう。しかも悪い
ことしている感じにも見えず金で解決しようとする辺りは、
金持ちのやることだなと改めて感じさせた。
まぁ契約だからと言ってしまえばそれまでの話で、こうなる
展開は火を見るよりも明らかだったという感じなんだろうけど
ね。

さてサムスンが可哀想なばかりか、最後にはヒジンまでも
ジノンの母親からNOを突きつけられる。
もうこれ以上身内に死者を出したくない気持ちも分からない
でも無いが、息子の恋愛にいちいち口を挟むなと小一時間。
口を挟まなくなったら韓国ドラマじゃなくなるけどね。

キム・サムスン (キム・ソナ) 30歳のパティシエ
ヒョン・ジノン (ヒョンビン) ボナペティを経営
ユ・ヒジン (チョン・リョウォン) ジノンの元彼女
ヘンリー・キム (ダニエル・ヘニー) ヒジンの主治医
ミン・ヒョヌ (イ・ギュハン) サムスンの元彼氏。建築設計士
チャン・チェリ (イ・ユンミ) ヒョヌの婚約者
イ・ヒョンム料理長 (クォン・ヘヒョ) チーフ・シェフ
オ支配人 (ヨ・ウング) ボナペティの総支配人
ナ社長 (ナ・ムニ) ジノンの母。ホテル経営
キム・イヨン (イ・アヒョン) サムスンの2番目の姉
ビョン・ミジュ () ナ社長の孫

評価：★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)