私の名前はキム・サムスン

演出/キム・ユンチョル
脚本/キム・ドウ


第15話 恋愛術の定石


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サムスンはジノンがヒジンを自宅に招き入れるのを目撃して
しまう。これには事情があるとしてヒジンが拒食症である事を
告げ明日には帰すと約束するが、ダメだと言って聞かない。
私も一緒に居るとしてサムスンはソファーを陣取るとジノンは
帰るという。私が居ると嫌なのか?とヒジンに尋ねると居心地
が悪いという彼女。仕方なくサムスンは帰ることにする。
帰宅した頃、サムスンの元にジノンから電話が有り有難うと
告げた。
翌朝サムスンは約束していた朝食を持ってジノンの自宅を
訪れると既にヒジンは居なかった。ジノンも寝ている間に彼女
は帰宅したという。サムスンは作ってきたお粥を持って行く
として聞かず一人ヒジンの家に行く。ヒジンはサムスンが来た
のを知り内心迷惑に思う。食べたら帰るというサムスンは一歩
も引かず、貴方が辛いと私も辛いことを告げる。しかしお粥
を流しに捨てようとしたヒジンに対して、罪滅ぼしの為に
来たのにと逆上して殴りかかろうとする。喧嘩になるところを
ヘンリーが来て二人を制する。
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度重なるジノンの非情な態度に理解を超えるものが有った。

別れた彼女に優しくすることが良い行動だと思っているのだろ
うか。綺麗な形で恋愛を終わりにしたいとするのは、相手が
居ないときにするもので、既に次なる恋愛相手が居るにも関わ
らず未だに拘る事への不躾な態度が目に余った。

サムスンの必死さもよく分かる。
特に年齢からして最後の恋愛だと自ら感じているだけにその
執着はただものではないのだろう。相手は年下の男性でしかも
金持ちのボンボンだという辺りの設定が、なんとなくこの執着
する恋愛を別の意味に追いやりそうにも見えて、少し複雑な
感じはする。

恋愛に於いて彼の元彼女の心配をしなければならない元彼女の
立場ほど悲しい物は無いなと実感。

あんまりメインの流れとは関係ないけど、ミジュが話すことが
出来るようになった。これはサムスンの誠意が伝わった為の
ものなのだろうか?この子供を使ってもう少しサムスンの存在
を際立たせるとドラマとしてよくなると思う。

ヒョンム料理長に恋愛のアドバイスをするとき人形を使うところ
は笑い処か。
ヒョンムとイヨンの関係もなんか変な感じ。

さて一週間アメリカにいくことを許してしまったサムスン。
戻ってこなかったという最後のナレーションの意味するところ
は一体何なのだろうか。ジノンって時間や約束にルーズそうな
人だものね。

キム・サムスン (キム・ソナ) 30歳のパティシエ
ヒョン・ジノン (ヒョンビン) ボナペティを経営
ユ・ヒジン (チョン・リョウォン) ジノンの元彼女
ヘンリー・キム (ダニエル・ヘニー) ヒジンの主治医
ミン・ヒョヌ (イ・ギュハン) サムスンの元彼氏。建築設計士
チャン・チェリ (イ・ユンミ) ヒョヌの婚約者
イ・ヒョンム料理長 (クォン・ヘヒョ) チーフ・シェフ
オ・ヒョンスク支配人 (ヨ・ウング) ボナペティの総支配人
ナ社長 (ナ・ムニ) ジノンの母。ホテル経営
キム・イヨン (イ・アヒョン) サムスンの2番目の姉
ボンスク () サムスンの母親
ビョン・ミジュ () ナ社長の孫
キバン () 支配人のスパイ

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