私の名前はキム・サムスン
(韓国・MBC/2005)

演出/キム・ユンチョル
脚本/キム・ドウ
企画/キム・サヒョン


第16話 恋せよ 傷ついたことがないように


--------------------------------------------------------
約束の一週間を過ぎてもジノンは戻らなかった。
一ヶ月、二ヶ月と月日が経ちその間に変わったことと言えば、
ミジュの元にジノンからの手紙が届いたこと。サムスンの元に
は届かないことから裏切られた思いだった。
その間"サムスンのケーキ屋"は開業に至るが全く客が来ない
日々。しかしある時ようやくインターネットで注文が届いた
のと同時に、かつて見合いで二度も出会った男性と偶然出会い
デートする事が決まる。再び人生が軌道に乗り始めると思った
時、突然ジノンが戻ってくる。
--------------------------------------------------------

流石にこれまでのジノンの言動を見る限りでは、ジノンの失踪
も有り得ないことではないし、彼の社会的常識感覚の欠落に
より素直に戻ってくることはないなと思っていたけど、今回の
帰宅が遅れた全てをジノンの責任にするのは可哀想な感じ。
一応手紙は毎日のように書いてよこしていたんだね。

ある意味では帰宅したときにサムスンがそこまで怒っている
意味が分からなかったのでは無かろうか。

でも本気に心配しているのならば、ジノンがどうなったのか
彼の店の従業員に聞きに行っても良かったのかも。
流石のサムスンもヒジンと駆け落ちしているかもしれないとして
聞けなかったのか。

"サムスン"という名前がイマイチ効果的な演出に使われていない
のが残念。日本やアメリカのドラマならば、この辺上手く使うん
だけどね。サムスンという名前で泣かされてきた過去を思えば
最後は逆にこの名前が彼女にとって幸せに繋がる演出を期待
したかった。

しかしヒジンも上手くヘンリーの存在に気がついたようで
良かったね。しかしそれ以外のキャラクターの扱いがなんとも
お粗末。韓国の音楽アルバムの様にシングルカットされた曲は
名曲だが、それ以外の曲がお粗末な捨て曲で有るかのように、
まさにどうでも良い感じのやりとりが行われた。

最後にナ社長の秘書らしき女性が旅立っていくエピソードも
全く演出の意図が分からなかったのも残念。そもそもこの人
との繋がりとか全く分かりませんでした。

キム・ソナさん。
ポッチャリしているけど顔はとても可愛らしいですね。
プロフィールに有る59kgは嘘でしょうって感じの逞しい二の腕
だったけど、この人高校生まで日本で暮らしていたんだね。
また別の形のドラマを見てみたい。

キム・サムスン (キム・ソナ) 30歳のパティシエ
ヒョン・ジノン (ヒョンビン) ボナペティを経営
ユ・ヒジン (チョン・リョウォン) ジノンの元彼女
ヘンリー・キム (ダニエル・ヘニー) ヒジンの主治医
ミン・ヒョヌ (イ・ギュハン) サムスンの元彼氏。建築設計士
チャン・チェリ (イ・ヨンミ) ヒョヌの婚約者
イ・ヒョンム料理長 (クォン・ヘヒョ) チーフ・シェフ
オ・ヒョンスク支配人 (ヨ・ウング) ボナペティの総支配人
ナ社長 (ナ・ムニ) ジノンの母。ホテル経営
キム・イヨン (イ・アヒョン) サムスンの2番目の姉
キム・ボンスク (キム・ジャオク) サムスンの母親
ビョン・ミジュ () ナ社長の孫
キバン () 支配人のスパイ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system