雪の女王 The Snow Queen
(韓国、KBS 2006年)

監督:イ・ヒョンミン
脚本:キム・ウニ/ユン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/
http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/


第5話 2度目の過ち
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ボラはドックがかつて家出したときに出会ったお兄さんである
事を知る。
ボラは当時院内学級で絵を描いた時のことを思い出していた。
私に付きまとう兄さんの絵だとして描いたこと。教授からは
明日手術だと言われたものの、ドックからポケベルにメッセー
ジが入り、土曜日の2時に遊園地の前で会おうと言われたこと。
当日父は出張だとしていたが、病院に居て泣き崩れていたこと。
ドックとの待ち合わせ場所に行くも、雨の中待ちぼうけを食ら
わされた事など思い出す。

ボラはドックを見るとあの日雨の中で待っていたのよと心の中
で呟く。ボラは一人狼狽えてその場から立ち去る。ドックには
授業があるから適当に時間を潰していてと告げる。
ボラはドックがあの時の兄なんてとし、かつて自分で描いた絵
を持ってあんなに似ているのに気がつかなかったと呟く。

そんな中、ドンナムがボラの部屋にやってくると、ドックに
何も言わずに家に帰ってきたのか?と問われ、今でもドックは
大学で待っているわよと告げる。

ボラは数学の時間、レポートの発表を求められるが、素直に
参照した学会誌が見つからなくなったと告白する。教授は
一番難しい問題だけ当たっていたので、こんな事だと思ったと
し、罰としてみんなの前で歌いなさいという。それを聞いて
心配してやってきたドックは変わりに自分が歌うとして、歌う
事になる。

ドックはボラに対して怒るのは分かるけど、いい加減に機嫌を
直して欲しいと頼むと、決して怒っているわけではないという。
ドックはお兄さんと呼んでみろと告げ、一度そう呼ばれてみた
かったという。お兄さん・・というボラは、彼をからかうが
次の瞬間倒れてしまう。

ボクサーのドンピルは頭蓋骨骨折も回復して退院になる。
ドンピルは心配してなかなか退院したがらず、ゴヌはそれならば
精密検査をするか?と脅す。迎えに来たスンリにゴヌは、ドック
は元気か?と尋ねる。スンリは何故先生がゴヌの事を知っている
のか気になる。そんな中、ボラがドックによって運ばれてくる。

ゴヌはドックに、最近ボラが目眩とか息苦しいなどの症状を
訴えていなかったか?と尋ね、彼女は筋無力症で有ることを語る。
ドックに対して常にソバにいるのならばこれからは気遣って
欲しいとし、最近ボラが薬もまともに飲んでいない事を知る。

ボラは回復すると勝手に退院する。
ゴヌは追いかけて医師の言うことを聞いて欲しいとするが、
ボラは私のことは放っておいて欲しいと告げる。病状が悪化
しても決して先生の責任ではないという。ゴヌはガン患者の事
を引き合いに出し、余命を言われても必死で毎日戦っている
事を告げ、君は身勝手で投げやりになっていると指摘する。
ボラは幼い頃から通っている病院だが、決して慣れることは
無く未だに病院に来るのが怖いことを訴える。ゴヌはボクが
一生守るとするが、貴方はとてもいい人で、良い恋人にも
なれるがその相手は私ではないと告げる。

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ついにボラはドックがかつての兄ちゃんだと知る

韓国のドラマの主人公はやたらと相手の女性の事を気遣うのに、
こういう時にはなかなか盲目的になる辺りの不自然さは有る
けど、もどかしさを上手く引き出している。
なかなか自分から口にしない所もドラマを面白くしている。

レポートの罰に歌を歌え!!

この教授、正気か?というくらい意味不明な罰。

それよりもこの大学の教授たちって、なんか変!(by 上戸彩)

ドックはボラの病状を知る

重症筋無力症なんて言われても何のことだか分からないけどね。
どういう症状なのか分からないだけに、走って良いのか?とか
酒飲んで良いのか?とか常にヒヤヒヤさせられっぱなしなんだ
けどね。

★ドックは母から二度と会うのは辞めようと宣告される

大学に通っておらず落ちぶれていた状態のドックに会うのが
相当辛いみたいだ。会いたかったけど落ちぶれているのを
見て生きる気力を無くしたという。まぁ分からないでもないが
簡単に親子の縁を切らないように。

ドックをフォローするボラ

韓国ドラマはバスの中で肩を並べるシーンが実に多いね。
このドラマでも、ドックが母親と上手くいっていない事を知って
毎日母の元に通うよう告げる。8年間も待っていた人がそう簡単
に許すはずはないとする辺り的を射ているか。

ドックはボラに薬を飲ませる

ボクシングを例に出して、ボクシングの基本は怖いからと
言って目を瞑らない事だとし、避けて通りたくても決して
目を背けるなと告げ、クスリを飲ますことに成功する。

ドックは何故あの時、約束の地に来なかったのか

ドックとボラは空港に行き、過去の思い出話をする。
その流れで2回しか会ったことのない子との約束の場に行けな
かった事への言及があるも、ドックは肝心のことを話さなかっ
た。

しかしこの後滑走路に下りることになるけど、ボラの訴え
で有ったり、かつてのシーンと上手く重ねて描く辺りはとても
上手く撮られていたな。

土曜の二時に再び遊園地で待ち合わせする

ここまでやって気がつかないというのも相当わざとらしい部分
だけど、二度目の約束は、二人の関係を大きく変えてしまう
ものだったね。

ゴヌの車が故障していたけど、韓国車大丈夫か?


ハン・テウン …… ヒョンビン (韓国科学高校に通う学生)
ハン・ドック …… ヒョンビン (ボクシングジムに居候)

キム・ボラ …… ソン・ユリ (会長令嬢。重症筋無力症)
ソ・ゴヌ …… イム・ジュファン (病院の医師。)
イ・スンリ …… ユ・イニョン (ボクシングジムの館長の娘。)

キム・ジャンス …… チョン・ホジン (テウォングループの会長)
ハム・ジョンギュ …… イ・ソンホ (テウンの同級生)
イ・ドンスル …… キム・ウンス (ボクシングジムの館長。)
チェ・チュンシク …… キム・テヒョン (デパート勤務。)
パク・ヨンオク …… コ・ドゥシム (テウンの母)
ホン・ジヘ …… イ・ソユン (テウンの同級生)
パク・ドンピル …… イ・チョルミン (ジムの先輩)
チョン・ウンボク …… リュ・ジェスン (ジムのボクサー)
イ・クムス …… キム・ジョングン (ジムのボクサー)

ボラの母 …… オ・ミヒ
コ・スンジャ …… チャン・ジョンヒ (家政婦)
パク・ドンナム …… チョン・ジアン (家政婦の娘)
オ室長 …… チェ・ドクムン (ジャンスの秘書)
チャン医師 …… パク・チニョン (ボラの担当医)


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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