雪の女王 The Snow Queen
(韓国、KBS 2006年)

監督:イ・ヒョンミン
脚本:キム・ウニ/ユン・ウンギョン

http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/
http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/


第6話 あふれ出す想い
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ボラはゴヌに対して、自分は性格も悪いし忍耐力もなく、持っ
ているものは病気くらいで、ゴヌの事を愛していないが、それ
で良ければ私と付き合ってと語る。
翌日ボラはゴヌを自宅に招き、父・ジャンスと会食する。
その姿を見ていたドンナムは、あの先生はボラの性格を知って
付き合っているのか?と呟き、是非忠告したいと語る。

ジャンスはゴヌに何故医者になったのか尋ねる。
自分は深くは考えずに親兄弟が医者だった事で医学の道へと
足を踏み入れたが、今では医者になった事が良かったという。
治してあげたい人がいるとし、ジャンスの前で許してくれる
のならばボラと結婚したい事を語る。卒業したら迎えに来る
というと、ジャンスはゴヌを気に入りヨロシク頼むと告げる。

ドックはボラを見ると、ゴヌとはお似合いだと思うと告げる。
そして彼女に約束を二度も破って済まなかったと謝罪する。
あの時はチビだったので全然気がつかなかったという。貴方
が8年前と違うように私も変わったのよと語る。ドックはボラ
にあの時の俺を憎まないでくれと頼む。ボラはドックに気がつ
かれない所で、憎んだ事なんて無いのにと呟く。

ボラはゴヌに、父・ジャンスと会った感想を聞く。
とても威厳のある人で近寄りづらい所もあるけど、とてもいい
人で一度気に入れられると一生認めてくれそうな人だという。
そう言う意味でボラは父と似ているとし、未だに初恋を大切に
している事を指摘。ボラはゴヌに実は最近彼とは再会した事
を告げ、嬉しかったと同時に想像していたのとは違う生き方を
していたので寂しかったという。ゴヌは二度しか会ったことの
無い人を何故好きなのか?と問うと、多分あの頃寂しかったとし
一方的に熱を上げていたと語る。しかしあれはただの思い出
で有ると分かったという。
ゴヌはボラに別れ際に万歩計をプレゼントする。適度な運動
は万能薬だとし、その万歩計はパニクった時に防犯の役目を
果たすものだと語る。

ボラはかつての思い出のポケベルと万歩計を並べておき、
複雑な心境を見せる。

ボラは父と共に夫婦同伴のパーティーに出席する。
ジャンスはドックに話があるとし、二人で話す。
ジャンスは好きな物と得意な物は違うことを告げ、君はボクシ
ングが好きなようだが、勉強をしながらその事を探さないか?
という。しかしドックはこれまでにも良くしてくれたのに、
ここで頼るとこれからも会長に頼ってしまう気がして怖いと
心情を吐露する。ボクシングは12ラウンドだが、人生はもっと
長いとし、よく考えておくよう告げられる。

ドックは母の店に手伝いに行く。
母は辞める様告げるが、ボクは言うことを聞かないダメ息子
なので何を言っても無駄なことを知っているでしょうという。
母はドックに夕食を食べたのかと尋ね、店で食べていくよう
告げる。ドックは今日母さんの家に泊めてもらう事はダメか?
と尋ねると、そこまで許した訳ではないとし、食べたらさっさ
と家に帰れという。ドックは大学に行けば許してくれるか?
と母に語る。

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ボラはゴヌと付き合うことにする

自分の気持ちに嘘をついて付き合うと、また複雑な事になる
という典型的な道を歩んでいるな。
ただ相手がそれだけ思ってくれているのならばと身を寄せたい
気持ちも分からないでもないか。
まさか父に対してボラとの結婚を申し込むまで行くとは思わな
かった。

ゴヌ役のイム・ジュファンさん、韓国人俳優にしてはかなり
細長い人だけど、大胆な態度に出るね。

万歩計のプレゼント

防犯装置突きの万歩計という事で、これが上手くネタ的のアイ
テムとして使われるのだろうなと思っていたけど、早速
寄り添ってくるゴヌに使っていた。

万歩計とポケベルを並べたシーンは、過去の思い出に生きるか
それとも現在を生きるかで、ゴヌとドックを比較するような
流れで上手く計算されていたな。

ジャンスはドックを大学に通わせようとする

なんだか意地悪な人がこのドラマ居ないのね。
ジャンスももの凄くいい人だし、ボラが改心した現在、憎たら
しい人物が居ない。あの財閥のボンボンが適役だけどなぁ。

母とドックはかなり関係が近付く

母親として息子の将来を案じているのか、それとも自分の中
での生き甲斐を求めているのか、現状のドックの姿を見ること
に違和感を覚えている母だけど、ドックが大学に行けば許して
くれるか?との言葉に、母も次第に自分の人生を歩んでいけば
良いと認めていく。

ボラは相手に対する気遣いが出来るようになった

ゴヌの事をいい人だと認識し、傷付けたくない気持ちもあるの
だろう。自分の初恋がドックに有ると言うことを必死に隠す
姿があった。

何故2回有っただけの人にそれほどの恋心が存在するのか。
典型的な韓国ドラマの持つ疑問点でもある、"初恋"に対する
固執した気持ちへの言及なども行われる所は興味深い。


雪の女王を見ていて気がついた事

木村拓也が主演した「月の恋人」のBGMとこのドラマの挿入歌
のイントロが似すぎ。そろそろ音楽の分野でも韓国ドラマの
影響を受ける時が来たのか。

病院にインターンがやってくる

韓国科学高の生徒との事なので誰なのかと思ったら、ジョンギュ
の事を知るホン・ジヘ。担任のキム・ハンサム先生の元
一緒に学んでいた人だけど、高校時代に大した繋がりが有った
訳でもないよな。チョン先生の後輩みたい。


ハン・テウン …… ヒョンビン (韓国科学高校に通う学生)
ハン・ドック …… ヒョンビン (ボクシングジムに居候)

キム・ボラ …… ソン・ユリ (会長令嬢。重症筋無力症)
ソ・ゴヌ …… イム・ジュファン (病院の医師。)
イ・スンリ …… ユ・イニョン (ボクシングジムの館長の娘。)

キム・ジャンス …… チョン・ホジン (テウォングループの会長)
ハム・ジョンギュ …… イ・ソンホ (テウンの同級生)
イ・ドンスル …… キム・ウンス (ボクシングジムの館長。)
チェ・チュンシク …… キム・テヒョン (デパート勤務。)
パク・ヨンオク …… コ・ドゥシム (テウンの母)
ホン・ジヘ …… イ・ソユン (テウンの同級生)
パク・ドンピル …… イ・チョルミン (ジムの先輩)
チョン・ウンボク …… リュ・ジェスン (ジムのボクサー)
イ・クムス …… キム・ジョングン (ジムのボクサー)

ボラの母 …… オ・ミヒ
コ・スンジャ …… チャン・ジョンヒ (家政婦)
パク・ドンナム …… チョン・ジアン (家政婦の娘)
オ室長 …… チェ・ドクムン (ジャンスの秘書)
チャン医師 …… パク・チニョン (ボラの主治医)


評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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