雪の女王 The Snow Queen (韓国、KBS 2006年) 監督：イ・ヒョンミン 脚本：キム・ウニ／ユン・ウンギョン http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/ http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/

第15話 テウンの願い
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ボラとテウンはバスで帰宅途中、ボラが起こしてもなかなか
目覚めないことを心配する。繰り返し呼びかけるとボラは
目覚め、疲れていたみたいだと告げる。本当に大丈夫か?と
尋ねるテウンは、最近ちゃんと薬を飲んでいるのか?と尋ねる。

一方ゴヌはボラの症状が胸腺腫である事を知る。問題はそれが
悪性かどうかだとし、バイオプシー(ガンの生検)を行うべき
だと言われる。現在結果待ちの状態だった。
ゴヌは同僚の医師に腫瘍患者に自覚症状が出たら末期だよなと
尋ねる。

この日朝からジムは大掃除。
テウンはなかなか起きず、ボラに起こされる。みんな掃除して
いるわねと告げ、一緒に掃除に加わる。
ボラはボクシングのグラブを全て取り出すと、リング上に綺麗
に並べる。こうして並べると素敵だという彼女。
気がつくとジムに居た仲間は一人も居なかった。電話が鳴ると、
みんな気を利かせたんだとし、友情に感謝しろと言われる。

ボラにボクシングを教えるテウン。
テウンは今テウンが解いている未解決難題に関して、素数が
問題なのか?と問う。素数は1とその数以外割り切れない数字で
誇り高くて寂しい数字だという。しかしボラは素数には1が有る
から全然寂しくないと告げ、私の唯一の約数があなたならば良い
なと語る。

ボラはテウンの部屋を掃除していると、思い出の花であるスズ
ランの花が粉々になってしまう。テウンは気にするなとするが、
なんだか悲しいという。

そんな中、バイオプシー検査の結果が出てくる。
ボラはバス停にいる際に胸の痛みを訴えついには倒れてしまう。
病院に行くボラはゴヌから最近しきりに胸の痛みを感じる理由
は何か?と尋ねる。
テウンはその頃スズランの花を探して花屋を回るが、花は春の
花であるとして店頭には無かった。

ボラはゴヌから症状は胸腺腫であり、しかも悪性である事を聞
かされる。すぐに入院し治療すべき事を告げられる。
テウンはボラに電話し、今どこにいるのか尋ねる。バイト先にも
居なかったとすると、調べ物が有ったと告げる。ボラは涙しな
がら、兄さん大好きだと告げる。
ボラが無事テウンの元に帰宅すると彼は安心する。もう子供
じゃないのだから心配しないでと告げる。テウンは何故か急に
不安になった事を告げ、お前が以前不安だと言ったからだと
告げる。現在最高の幸せだが、それを無くしてしまわないか不安
であることを告げる。
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★幸せを満喫する二人

かつてのボラの姿は一切無し。
"お兄さん"と呼ばれる事に韓国人はカタルシスを感じている
様だけど、なんだか日本からすると完全にエロゲーの世界。
ただ頼られる事に男性心をくすぐられる本能みたいなものは
存在するのだろうけどね。

★スズランの花とポケベル

一つのアイテムに拘りをもって接していくのは、感情移入を
誘発するのに必要なものだと思う。
もらったものを大事に取っておく事で、それだけで優しさみたい
なものを感じる部分はあるかな。

★ボラは病気の事実を知る

自分のことよりもテウンの事を考えるところは立派だと思う。
ただ相変わらず真実を言わず、同じ事の繰り返し。
この人達学習しないのか?というくらい、展開としてはヤキモキ
させる。厳しく言って別れを告げるけど、どうせまた会うんで
しょ?みたいな先の展開が分かる作りなので、なんか引き延ば
されているようで回りくどいね。

★テウンに出された難題が解決

世界中の数学者が今まで解けない問題をあっさりと、解いて
しまいました。こんなに簡単に解ける問題が未解決の難題で
有るはずはないけど、突然ボラがボクシンググラブを無意味に
並べ始めたときには、こういう展開になることは想像できた。

★指輪を受け取らないボラ

テウンにして見れば相当喜ばれると思って差し出したのに、
いきなり手厳しい反応を見せられた感じだね。
傷付けるくらいならば正直に言えばいいのに、正直に言ったら
ドラマにならないか?ただすぐに分かるような事を隠そうと
する辺りが少々気怠いかな。

★一気に昏睡状態

ここまで病状が悪かったのね。
ただワンパターンな展開過ぎる。
冬ソナの頃にはこんな展開も悲劇に感情移入できたのだけど、
お約束レベルの話になっているので、どうも淡々と展開を
見ている自分が居るな。