雪の女王 The Snow Queen (韓国、KBS 2006年) 監督：イ・ヒョンミン 脚本：キム・ウニ／ユン・ウンギョン http://www.tv-tokyo.co.jp/snow-queen/ http://www.tbs.co.jp/hanryu-select/snowqueen/

第16話 永遠のラップランド
--------------------------------------------------------
昏睡状態で運ばれてきたボラはなんとか一命を取り留める。
ボラの目が覚めると、目の前にはテウンの姿があった。
テウンは何でオレの元から逃げ出したのか?と告げる。
テウンはオレとの約束を忘れたのか?と問うと、何でも願いを
叶えると言っただろうとし、オレの願いは二度とこの手を離さ
ず、ずっと傍にいる事だと語る。

その頃、ジャンスも連絡を受けて病院に来る。
医師からはガンの転移が進んでいる為に、手術は諦めた方が
良いという。今は放射線治療で見守るしかないと語る。
ジャンスはゴヌに、ボラ本人は何処まで知っているのか?とする
と、恐らく彼女は気がついている筈だという。

テウンはボラに対して父さんにも傍にいてもらった方が良いの
ではないか?という。しかしボラは抗ガン治療を初めて受けた
日に父は涙していたことを告げ、世界一強いと思っていた父が
涙している姿を見て決意したという。二度と苦しむ姿を見せて
はいけないという。テウンに対しても治療中は部屋から出て行
ってねと告げ、女のプライドが有ることを語る。

ボラは抗ガン治療を受けると、その後遺症が苦しむ。その姿に
テウンはパニック状態。
ベットの傍で付きそうテウンは、ボラに喋らずに寝ていた方が
良いとするが、黙っていたら独りぼっちのようで嫌だという。
テウンはそれならば手を握っていると告げる。
ボラはテウンに対して最近ポケベルを鳴らさないのか?と問う。
ボラは最近ポケベルのパスを変えたとし、それは1111の素数
だという。テウンが言っていたように素数は素晴らしい数字で
私にピッタリだという。貴方と連絡が付かないとき、私もメッ
セージを残せば、貴方も確認できるでしょうという。

再びボラが倒れてしまう。医師は最悪のことも考えてくれと
告げる。
ジャンスはテウンを呼び出すと、これまで恨んできた事、非難
してきた事を謝罪する。全て私が間違っていたとするジャンス
に対して、貴方は間違っていないという。ボラは必ず目を覚ま
して僕らに微笑んでくれるという。
--------------------------------------------------------

★末期的症状

この段階で抗ガン剤治療などするものなのか?という気がする
んだけど、なんだかよく分からないものが有ったな。
ボラ本人はもの凄く元気だし。

こういう所に韓国のドラマはリアル性を求めず、綺麗な形で
末期を描こうとするところがあるね。

★ジャンスとの和解

まぁなるべくして和解になったというものだろうけど、何度
か言及しているけど、やっぱり一連の事件でテウンが責任を
感じる必要性が弱いこともあって、少々腰砕けの所が有った。

★テウンはボラと心中を考える?

ボラが亡くなったら自分も自害しようとしていた。
しかしボラの言葉によって、テウンは前を向いて歩いていく
事になる。その伝達の方法にポケベルが使われることは火を
見るよりも明らかだったな。

★ボラは最後の旅行へ

あれだけ末期的状況なのに、一緒に灯台を見に行くっていう
所がまた如何にもドラマって感じ。
随分寒い時なのに、なんで病人をそんなに酷使しようとするの
か、今回の限らず、このドラマの中でのその辺の事情は少々
理解しがたいものが有った。

★テウンは死を望むのか!?

最終的にラップランドに行くことは1話目の段階で明らかだった
けど、問題はここで自害を決断するのかどうか。
アメリカに留学すると言ってスンリたちを安心させた後に、
死んでしまうのではないかとも考えられたけど、それは考えすぎ
だったみたい。

★テウンの母・大田の焼き肉店から出てこず!

結局大田のおばさんの元に引っ越ししたことで、この人の役割
は終わりだったみたい。最後に癖のある展開が用意されている
のかと思ったけど、残念ながらそれは無かった。