チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル(2003)
CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE

監督/マックG
脚本/ジョン・オーガスト、コーマック・ウィバーリー
マリアンヌ・ウィバーリー

ラジー賞6部門にノミネートし、見事ワースト助演女優賞を受賞した
デミ・ムーアが出演するチャーリーズ・エンジェルシリーズの
第2弾。

正直デミ・ムーアが出演しているって事であまり見る気はなかった。
彼女のアクションや演技に文句の付け所はないのだが、存在自体
にきな臭さを感じるキャラクターだった。
これだけ強いエンジェルを相手にするのならば、やっぱり同門対決
で無いと相手として不足なための措置だろうか。

映画はストーリーからアクションから衣装まで全てぶっ飛んでいる。
ハリウッド女優さんには羞恥心がないのかというくらい過激な
衣装が用意されていたり、何故そこでバイクのレースが展開として
用意されているのかも疑問だったりするのだが、魅せる作りとして
は最高だった。

映画で感心するところは、ハイテクを見せびらかすような展開では
なく、意外とローテクを使った演出によって敵を倒す点か。
戦いは勿論CGやワイヤーアクションなどバリバリ使っているの
だけれども、拳銃を使って一掃するやり方ではなく、肉弾戦の
楽しさを十分に堪能できる作り。

映画では、証人保護プログラムによって消し去った過去を復元できる
アイテムの争奪戦なのだが、エンジェルの一人・ドリュー・バリモア
もまた、消し去られた過去を持つ人間という展開が用意されており
なかなか興味深い。

ただ元彼がストーカーのようになって執拗に追いかけてくる恐怖が
演出の中に加味されていたけど、これだけ強いエンジェルを前に
して恐怖なんて有るのだろうか。

また同じくエンジェル同士の対決と言うことで、抜きつ抜かれつの
点が面白いと言えば面白いか。

TVシリーズでエンジェルの一人を演じたジャクリン・スミスが
カメオ出演。

M・C・ハマーの「U Can't Touch This」は懐かしかった。

評価:★★★☆☆

キャメロン・ディアス (ナタリー・クック) エンジェル
ドリュー・バリモア (ディラン・サンダース) エンジェル
ルーシー・リュー (アレックス・マンデー) エンジェル
バーニー・マック (ジミー・ボスレー) 探偵事務所で働く
デミ・ムーア (マディソン・リー) 元エンジェル
クリスピン・グローヴァー (痩せた男) 施設で育つ
ジャスティン・セロー (シーマス・オグレイディ) ディランの元彼氏
ロバート・パトリック (レイ・カーター) 連邦法執行局員
ロドリゴ・サントロ (ランディ・エマース) 容疑者のサーファー
シア・ラブーフ (マックス・ペトローニ) 狙われる証人
ジョン・クリーズ (Mr.マンデー) ディランの父親
マット・ルブラン (ジェーソン・ギボンズ) 俳優。アレックスの恋人
ルーク・ウィルソン (ピート) ナタリーと同棲
ロバート・フォスター (ロジャー・ウィクソン) FBI長官
キャリー・フィッシャー () 施設のマザー
ジョン・フォーサイス........チャーリーの声
Ja'net DuBois () ボスレーの母親
Eric Bogosian (アラン・コーフィールド) 証人。殺される。
Michael Guarnera (アントニオーニー) マフィアボス
ピンク () レースのスターターの女性

ジャクリン・スミス........ケリー・ギャレット役。メキシコのバーにて
アシュレイ・オルセン......未来のエンジェル役
メアリー=ケイト・オルセン......未来のエンジェル役
ブルース・ウィリス..............殺される司法省の男
スヴェン・オリトールセン........モンゴルにて

inserted by FC2 system