ダイ・ハード4.0 (2007) LIVE FREE OR DIE HARD 監督：レン・ワイズマン 脚本：マーク・ボンバック 製作：ジョン・マクティアナン 製作総指揮：マイケル・フォトレル、ウィリアム・ウィッシャー

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マイはハッカーたちに向けてセキュリティテストの為に解読
されないかどうか調べて貰う。
しかしそれに携わったハッカーたちは次々と殺されていく。
独立記念日を翌日に控えて、ワシントンDCのFBI本部サイバー
犯罪部に不可解な事が起こる。一瞬場内の全てのPCの電源が
落ち再び稼働し始めたのである。それを見てボウマンはハッカー
に潜入されたと思い、FBIブラックリストに載っているハッカー
たちの一斉操作を命じる。

一方ジョン・マクレーンの娘・ルーシーと恋人のジムは車の
中でいちゃいちゃ。しかしキス以上はさせまいとするルーシー
にジムは襲いかかろうとする。それを止めたのはジョンだった。
ジムは彼女の父親は死んだと聞かされていたのにと驚きの表情。
話したいことがあるとするジョンに対して、その時は私から
電話するという。
そんな中、ニューヨーク市警統合テロ対策班の警部補をしている
ジョンに連絡が入る。これからカムデンに行きマットという
男性をワシントンのFBI本部まで連れてきて欲しいというので
有る。

マシューのアパートでは、彼を付け狙う5人の刺客が密かに
爆弾のスイッチが押されるのを待っていた。PCのDELキーを
押すと起爆装置が働く。
しかしそこにジョンがやってくる。彼は警察で有ることを提示
し連行する命令が下りた事を告げる。
刺客達は部屋が爆発しないことに業を煮やし、計画を変更して
部屋に襲撃しようとしていた。そんな中、窓に発砲する刺客
たちの銃声によって、ジョンとテロリストたちの戦いが始まる。
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映画はお正月明けの1月3日にテレビで放送されたもの。

今回の敵はハッカー。
大義名分を振りかざしてセキュリティの問題を指摘するも
次第に発覚してくるお金という目的。

これまでのダイハードシリーズは少なからず限定した場所での
出来事と言うこともあっても、空間の利用の仕方や地の利を
活かした交戦の仕方に熱狂できたのだが、今回はここまで範囲
が広くなると流石に散漫とした印象も有る。
敵にしてもガブリエルだけでは苦しいものがあるために、
カンフー女性を取り込んだ者かも知れない。

映画は吹き替え版だったが、やはりこの映画は吹き替え版が
良い。マクレーンの樋浦勉さんも相変わらずぶっとんでいて
良かったが、敵対するテロリストのリーダー・ガブリエル役
には東地宏樹さんが当てられていた。「プリズン・ブレイク」
シリーズでのマイケルを吹き返えした人だけに、それだけで
頭脳的だと思えるところがあった。

相変わらず有り得ない事尽くしでお腹がいっぱいになる映画で、
車がエレベーターシャフトから落ちていく辺りの描写は
「ジュラシックパーク3」みたいだったなとか、戦闘機が襲って
くる辺りは「トゥルーライズ」でしょ?みたいな感じ。

流石にブルース・ウィリスも年を取った事は否定できないけれど
その辺も上手くカバーするかのように、マットとの関係はジェ
ネレーションのギャップとして演出されている。
そんな彼に一切のコンピュータ周りの事情を任せて、とにかく
マクレーンは銃をぶっぱなし、色んな所を転げ落ちる。
そんなシーンを見ても誰もが死ぬとは思っていないタフさ加減
が見る者を熱くする。

全ての公共施設が乗っ取られたらどうなるかというシミョレー
ションとして描きたかったのかも知れない。交通網の麻痺する
様子、町中から電気が消えてしまうというシチョエーション。
アメリカなどではそうなった際に暴動・虐脱が起こるのではな
いかと言われているけど、意外とその辺は最小限の混乱に
留められていたかな。

全ての事が一つのコンピューターによって操作できてしまう
事へのリスク。戦闘機まで都合良く誘導させられてしまうの
だから、遠隔地で離れた人同士で行うコミュニケーションの
難しさを感じさせる。
コンピュータだけでは限界があり、人間の思考や力が介入する
所に目を付け、犯人を追い詰めるという所は良くできていた。

ジョン・マクレーン (Bruce Willis) ニューヨーク市警統合テロ対策班
トーマス・ガブリエル (Timothy Olyphant) 敵
ボウマン (Cliff Curtis) FBI副局長
キャスパー (Andrew Friedman)
ウォーロック (Kevin Smith) ハッカー
マット・ファレル (Justin Long) ハッカー
マイ (Maggie Q) カンフーの女。
トレイ (Jonathan Sadowski) メガネのPC男
ルッソ (Yorgo Constantine)
ランド (Cyril Raffaelli) ヘリコプターから狙撃
デル (Chris Palermo)
ルーシー (Mary Elizabeth Winstead) マクレーンの娘
ラジ (Sung Kang)
モリーナ (Zeljko Ivanek)
タイラー (Christina Chang)
ジム (Jake McDorman) ルーシーの恋人?。ジョンに脅される。
Mrs.カルディス (Rosemary Knower) ウォーロックの母
スカルビーノ (Chris Ellis)
ミラー (Kurt David Anderson)
クレイ (Matt O'Leary)
チュック・サマー (Tim Russ) EHSの黒人
ジャック・パリー (Joe Gerety) NSA
エマーソン (Edoardo Costa) 敵
ジョンソン (Yancey Arias) FBI
ロドリゲス (Rick Cramer) トレーラー運転

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)