ダーティハリー5 (1988年)
5THE DEAD POOL

監督/バディ・ヴァン・ホーン
脚本/スティーヴ・シャロン

初作から17年、4作目からは5年の時を経て製作されたシリーズの5作目。
1930年生まれのクリント・イーストウッド58歳の時の作品。

4作目までは随分前に鑑賞しているのだけど、ようやく5作目を見ること
が出来た。
何度かTVでも放送した時に録画まではしていたのですが...(^o^;

長い歳月を経た事によってもハリー・キャラハンというキャラクター自体
が決して色褪せることが無く、時代や環境に振り回される事の無い気骨心
溢れるキャラクターは、現在ではあまり見かけないハードボイルド型の
主人公。

映画はホラー映画風の演出が加味され、常に獲物を狙う側のハリーが
今回は狙われる立場となってなんとも言えない味が出ている。

シリーズならでは楽しみである一貫性のある設定とそれを利用した演出の
数々も面白かった。
ハリーの相棒になる人は必ず亡くなるというブラックユーモア的な視点や、
意図していない中でも次々とハリーの乗る自動車が変わっていく所など、
コメディ要素も満載(σ゜∀゜)σ

残念なのは、ホラー映画風の味付けをした事によって、ラストではやや
キャラクターの特徴を削ぐ結果となっている事。
ホラー映画としての"皮肉"は十分に伝わる演出なのだが、やはりハリー
と言えば、"44マグナム"で犯人を仕留める映像で締めくくって欲しかった。

ブレイクする前のジム・キャリーが出演している事も見逃せません( ´△`)


評価:★★★☆☆


クリント・イーストウッド.......主人公。サンフランシスコ市警察警官
パトリシア・クラークソン.......有名TVレポーター
エヴァン・C・キム.............イーストウッドとコンビの中華系警官
リーアム・ニーソン.............ホラー映画監督
デヴィッド・ハント.............精神分裂症
マイケル・カリー...............市警察の部長
マイケル・グッドウィン.........市警察の警部補
ダーウィン・ギレット...........
アンソニー・チャルノータ.......イーストウッドの証言によって有罪
ジム・キャリー.................ロック歌手
ニコラス・ラヴ.................映画・特殊効果
Maureen McVerry................映画・助監督
John X. Heart..................カメラマン(最後に殺される)
ヴィクトリア・バステル.........ジム・キャリーの恋人
Ronnie Claire Edwards..........映画評論家
Diego Chairs...................筋肉質の囚人
Louis Giambalvo................自殺志願の男
Bill Wattenburg................リモコンカーで爆死

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