剣と魔法が混在し、色んな種族が共に生活する世界。
女王がかねてから心に抱いている階級意識の撤廃・市民平等の改革を、
魔法使いの宰相が悪知恵を働かせて妨害し、女王の持つ権力を奪い取ろ
うとしている。
そんな一連の流れを"素人集団"が阻止しようとする映画。

出演している俳優を見るとジェレミー・アイアンズを除いては殆どマイ
ナーどころを起用。そんな悪条件をモノともせず、
「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」を映画化しようとした勇気を称えたい。

映画は展開的には悪くはないが、演出的にはかなり問題があり、
市民の今後を左右する"歴史に残るような壮絶な争い"にしては、全員が
驚くべき程弱く、迫力に欠け、俳優の演技の中に緊迫感が無い( ´△｀)

あまり細かいところを指摘するつもりはないのだが、もう少し重要な場面
で種族や職業の特徴や特技を活かした演出が欲しかった。
更にパーティ制の醍醐味である強力な連携による支援と巨大勢力へ対抗
していく場面は必要だ。

ビボルダーとドラゴンに見る価値を見つけることが出来る人は、レンタル
してみるのも良いかも知れません。

久しぶりに見た女王役ソーラ・バーチはキューピー人形みたいで可愛かっ
たです(・o・;)