ニコール・キッドマンのエメラルド・シティ (1988年)
/ (aka.最も危険な悪女)
Emerald City

監督/マイケル・ジェンキンス

ニコール・キッドマンの一定の存在感は有るモノの、決して彼女が主役
ではないオーストラリア映画。

映画やTVドラマ、本の出版などに於いて、成功を収める為には有る程度
の法則めいたものが有ると思う。そういった流れを時には皮肉り、時に
は便乗して、業界で奔走する姿を描いた作品。

決してつまらなくは無いのだけど、色んなものを皮肉りすぎて、少々
雑然として纏まりを見せない作品になってしまった感じがする。

"成功"に対する対局した考えをメルボルンとシドニーの民衆性になぞって
いる点は面白かった。そういったアイデンティティを支柱としてもう少し
輪郭をハッキリとさせ、成功に対する野心と信念めいたものを徹底して
ぶつけ合うと面白かったと思う( ´△`)


出演
ニコール・キッドマン........ヘイウッドの恋人。
ジョン・ハーグリーヴス......主人公の小説家。
クリス・ヘイウッド..........主人公と組んでTV映画を製作する。
ロビン・ネヴィン............ハーグリーヴスの妻。
ルース・クラックネル........当初主人公と組むが意見が合わない制作者。
デニス・ミラー..............有名プロデューサ。
ニコラス・ハモンド..........編集長。ネヴィンの上司。
エラ・スコット..............ハーグリーヴスの娘。
ハイドン・サミュエルス......ハーグリーヴスの息子。
ミシェル・トーレス..........原住民の小説家。

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