フリスコ・キッド
(1979) THE FRISCO KID 監督/ロバート・アルドリッチ 脚本/マイケル・エライアス、フランク・ショウ |
ハリソン・フォード主演映画には珍しく日本未公開もののウェス
タン・コメディ映画。
英語をあまり上手く喋る事が出来ない宣教師と銀行強盗の不思議
なコンビが織りなすロードムービーでもある。
堅物の宣教師が銀行強盗と一緒に旅をすること、また堅物である
事を利用し、宣教師らしくないエピソードを交えて構成されて
いる。
二人が一緒にカリフォルニアを目指す事の説明が為されて居らず、
互いに必要としている人物なのか判断に迷う映画。
このアンバランスな関係が長いこと旅をして行くにつれて、情が
移り、やがて親友のような間柄になるのだが、互いの関係を強固
なものへと結びつける為のエピソードが不足し、ラストでその絆を
確かめる為のエピソードへと強引に突入してしまう感じだ。
もう少しハリソン・フォードの背景を描いた方が良かったのかも
しれない。
ノーカットで見ると2時間の映画なので辛い。
TV用に90分程度に収まっていると、テンポもよく見られたかも。
ハリソン・フォード (トミー・リーランド) 銀行強盗
ジーン・ワイルダー (アブラム・ベリンスキー)
ポーランドの宣教師
ラモン・ビエリ (ジョーンズ) 馬売り
ジョージ・ディセンゾ (ダリル・ディグス) 弟
クライド草津 (ピング) 現場で共に働く
ペニー・ペイサー (ロザリー・ベンダー) 次女
ウィリアム・スミス (マット・ディグス) 兄
ジャック・ソマック (サミュエル・ベンダー) 父
Leo Fuchs () 宣教師リーダー。アブラムのアメリカ行き決定
Beege Barkette (サラ・ベンダー) 長女。恋人がいる
Eda Reiss Merin (Mrs.ベンダー) サミュエルの妻
Ian Wolfe (ジョセフ神父) 助けて貰う
評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)