ハムナプトラ/失われた砂漠の都 (1999年)
THE MUMMY

監督・脚本/スティーヴン・ソマーズ

生きたまま極刑に処せられたイムホテップは確かに罰ではあるのだけど、
再び封印が解けることを前提にした処刑であるならば、罰としてはなんか
美味しいような気がしないでもない。
時空を越えた愛の形が成立するのかという別の流れがクローズアップ
されると、ヴォスルー扮するイムホテップはなんだか全く120%違った人物像
として伝わってくるなぁ。(猫嫌いな所もなんかチャーミングだし(^o^;;)

映画はもう少しシリアスで精巧な考古学ものを描いているかと思っていた
のですが、これがもの凄く軽く、生死を境にした緊迫感が無い映画で、正直
なところ、我が儘なアメリカ人が墓荒らしに来て、好き勝手に現地の人を
殺戮したという印象ばかりが残りました(;・∀・)

良い意味でも悪い意味でもやはりブレンダン・フレイザーの映画だったか
という感じ( ´△`)

なんというかハムナプトラの墓地へのアプローチが悪かった。
幻とされるその場所も既に研究され尽くされているような感じで、迷い無く
迷宮内の謎を直線的に進みすぎる事や、随分印象の薄い主演者たちが大勢で
宝探ししていると思えば、全て捨て駒として使用する為のもので、それを
悟った瞬間、脱力しました(;゜∀゜)=3

逆に良くできていたのは、小道具と特撮技術と冒険活劇らしいテンポの良さ
かな。

この映画「ミイラ再生」が有る意味メインであるような感じですが、質感的
にはミイラの存在感は良かった気がする。

そういう意味で着眼点によっては、評価が高くもなり低くもなるのかな〜


ブレンダン・フレイザー........主人公。トレジャーハンター
レイチェル・ワイズ............学者並みに古代語に精通する図書館職員。
アーノルド・ヴォスルー........古代の神官の一人。封印が解けて復活。
ジョン・ハナー................ワイズの兄。
パトリシア・ヴェラスケス......ヴォスルーを愛していた王の愛人。
エリック・アヴァリ............図書館館長。
ジョナサン・ハイド............エジプト学者。
ケヴィン・J・オコナー........敵のしもべとなってしまう狡賢い人。
オミッド・ジャリリ............刑務所の所長。
オデッド・フェール............現地砂漠の民の酋長
スティーブン・ダンハム........アメリカ人1
コーリー・ジョンソン..........アメリカ人2
バーンズ:タック・ワトキンス..アメリカ人3
バーナード・フォックス........軍人。飛行機のパイロット。

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