初恋のきた道 (1999年)
我的父親母親/The Road Home

監督/チャン・イーモウ
http://www.sonypictures.jp/archive/movie/roadhome/

自給自足のための水くみ、農作業、炊事洗濯。
四季の変化を除いては日々の生活に於いて変わり映えのしない農村
での日常風景。

そんな状況の中で都心部から来た外界の人の存在が眩しく映り、
退屈で普遍的な日常に終止符を打ってくれる人だと感じ、直感的に
相手のことを好きになっていく。

この映画の舞台のように何もないような場所では、アイテムの一つ
一つに込められた思いというものが非常によく伝わり、何か原点を
見ているような感じさえしてしまう。

演出やシナリオの構成自体は本当にシンプルで、上述したアイテム
自体が映画のアクセントとして使用され、それらを作る仮定を
映像として残すことで、より相手を思う気持ちとそれに掛ける思い
を表現しているようだ。

映画で一番感動したのは人の心の純粋さと、現代社会から取り残さ
れたような寂しい村で人と人を繋ぐドラマが有るところ。
嘗ての恩師を慕って村に戻ってくる行列や、今尚、変わることなく
夫を愛する妻の思いなどとても感動しました(´ω`=)

スン・ホンレイ......息子
チャオ・ユエリン.....母親
チョン・ハオ.......若き頃の父親。先生として村に赴任
チャン・ツィイー......母親の若い頃。チョン・ハオに恋

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