韓国のソウル集計で当時約66万人を記録した映画。
1999年というと「シュリ」が公開した年で200万人以上の興行で大ヒット。
「アタック・ザ・ガス・ステーション」「カル」に続いて興行的には
4番目によかった映画のようだ。

執拗な追跡で相手を追いつめていく刑事とその追跡を寸での所で交わして
いく犯人とのイタチごっこを永遠と演出した作品。

正直なところ、派手な映像を使い単純で退屈なストーリーを装飾した
だけで、映画を構成する人物描写や映画の中に息づく世界観に関して、
何の魅力も感じなかった(´−｀;)

刑事自体の人物造形の中に過去の刑事としての経験を活かした性格が
見て取れず、どうも単純な無骨さばかりが先走っているかのよう。

せめて仕事人間の彼らが背負う生活感と仕事のリスクの葛藤くらい
は演出として加味しても良かったのでは無かろうか。

6人の刑事が一体となって捜査に挑んだものの、どの人物も中途半端に
事件の捜査に絡み合う感じは否めず、また捜査に関して犯人検挙に故意
に難しく遠回りしている感じがしてしまう時点で映画としては冗長的
だった(´・_・`)

チェ・ジウが実に扱いの小さな役で出演している事に驚き(；・∀・)

評価：★★☆☆☆


パク・チュンフン....主人公の刑事
アン・ソンギ........主犯。
チャン・ドンゴン....刑事の相棒。
チェ・ジウ..........主犯の彼女