ナースのお仕事 ザ・ムービー
(2002年)

監督/両沢和幸
製作/亀山千広
プロデューサー/大賀文子、両沢和幸、三田美奈子、棚橋裕之
企画/大多亮、関一由、尾越浩文
脚本/両沢和幸

ナースのお仕事3 】【 ナースのお仕事4


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いずみと健太郎はついに結婚する。
南国の海辺で戯れる夢を見るいずみ。新婚旅行は是非とも二人
っきりで海辺で過ごしたいと思っていたいずみの願望の現れ。
病院にいくもいずみは赤木と共に病棟対抗歌合戦の練習を行う。
申し送りの時間も忘れて練習する二人に尾崎も激怒。
浮かれているいずみたちに、病棟でのあらゆるイベントを中止
にするというのは新しく婦長になった矢口だった。次の婦長は
誰もが尾崎だと思っていただけに、矢口の就任はナースステー
ションのみんなは意外に感じた。
そんな病院にかつて入院した患者・猿渡が再入院を頼み込んで
くる。当時担当した尾崎の優しい看護が忘れられないという
猿渡。しかし誰もが取り合わず、終いには警備員に追い出され
る事になる。諦めきれない猿渡はマシンガンを手にして外科
病棟のナースステーションを占拠する。
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もともとドラマとしては緩い内容だったが、映画版ではより
緩くなり締まりがない感じ。

何故猿渡がマシンガンを持っているのかとか突っ込んではいけ
ないのだろうけど、やはり違和感がある。

患者の沖田総一郎は猿渡が立て籠もっているせいで手術が出来
なくなり直接犯人に文句を言いにいくのだが、外科病棟のナース
ステーションは閉鎖されているにもかかわらず、ズカズカと容易
に入りこんでいったり、ナースステーションは外部の心配を余所
に人質の様な雰囲気が無いせいか、ドラマとして妙な引き延ばし
感にしか感じない面が出てきてしまう。

いずみと健太郎の喧嘩の要素も実に中途半端に存在しているし
尾崎翔子と矢口俊子の婦長としての資質、部下に対する気配り
などの要素も盛り込まれているが、それがドラマとして面白い
方向に発展することもなく、別段映画化するほどの題材に
見えないところが辛い。

w-indsが出ているところが映画版らしい豪華さか?
あと久しぶりに城ヶ崎アナを見た気がする。

最後にいずみが銃で撃たれて、治療室で亡くなるという衝撃的
なシーンも多少緊迫感は演出されていたと思う。奇跡で処理
するのも良いが、やはりいずみといえば食べ物ネタなので、
ここでもなんとか食べ物ネタで処理して欲しかった所かも。

観月ありさ ……… 朝倉いずみ (ナース)
松下由樹 ……… 尾崎翔子 (ナース・先輩)
神田うの ……… 赤木まどか (ナース・後輩)
藤木直人 ……… 高杉健太郎 (外科医・新人)
石原良純 ……… 浜野雄一 (外科医)
国分佐智子 ……… 上原真弓 (ナース)
岡田浩暉 ……… 水島龍太郎 (外科医)
伊藤かずえ ……… 大島冴子 (ナース)
吉行和子 ……… 根本雅子 (ナース・婦長)
ウド鈴木 ……… 猿渡剛 (患者)
根岸季衣 ……… 矢口俊子 (ナース・主任)
原田龍二 ……… 沖田総一郎 (患者)
蟹江敬三 ……… 熊野 (刑事)
春田純一 ……… 長谷川 (刑事)
内田健介 ……… 大屋 (刑事)

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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