フランスとロシアの合作映画。
スターリンの独裁主義・抑圧政策の結果行われた粛清の悲劇を描いた
作品。

映画の中で触れる事が出来る生活文化はフランス様式、後半に向かう
につれて平穏な生活が崩れゆく様はロシア様式と言った感じで、繊細さ
と力強さの兼ね備わった内容だった��(ﾟ□ﾟ)

時代と共に影を潜めていた価値観の違いや立場の違い、そしてそんな
小規模なものだけに止まらず、国家全体にまで波及した時代背景の温度
差が、次第に全体を覆い尽くしていく様がよく表現されている。

大佐役の主人公と娘役は、監督のNikita Mikhalkovとその実娘が演じて
いてなかなかの好演。そんな娘の愛くるしさや道に迷う男の無邪気さに
惚れ込む程に、この映画の居た堪まれ無さを痛切に感じた(｀皿´;)

http://www.sankei.co.jp/mov/yodogawa/950620ydg.html