タイムマシン (2002年)
THE TIME MACHINE

監督/サイモン・ウェルズ、ゴア・ヴァービンスキー
脚本/ジョン・ローガン

SF作家で有名なH・G・ウェルズの原作を映画化。
映画化するに辺り、監督を務めたのは、原作者の曾孫に当たる
サイモン・ウェルズ。

なんだかツッコミ処満載な映画。
別にインチキ臭いタイムマシーンであるとか、未来の描き方や
世界観に問題があるのではなく、細かいところが都合良く描かれ
過ぎている所が目に付く。アイデアとしては面白そうなんだけど。

一番萎えたのは、80万年先の未来で有っても図書館の電子案内板
が動いている事。しかもこの人工知能な電子人間が機械の癖して
蓄積した膨大な記憶という物に対して、嘆く場面が有ったりする。
人間だからこそ感じるハズのものが、機械から記憶というもの
通して痛みや悲しみを説かれる所が実に説得力がない。

また未来の世界であっても人類が間抜けな所が嘆かわしい。
戦う勇気を持たずして、相手にやられるだけやられている。
人類の英知を結集せよと言いたい。

自ら行おうとしている世界を制御する事への愚かな過ちが、
この手のカオスのような敵を生んでしまったという結論にて、
最後は夢オチなのかと思っていたんけど、なんだか無理矢理
ハッピーエンドにさせられたようで後味の悪さばかりが残る。

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

ガイ・ピアース (アレクサンダー・ハーデゲン) コロンビア大教授
ジェレミー・アイアンズ (ウーバー) 未来の総支配人
オーランド・ジョーンズ (ボックス) 情報案内人
シエンナ・ギロリー (エマ) アレックスの恋人
サマンサ・ムンバ (マーラ) 未来の先生
マーク・アディ (デビッド・フィルビー) アレックスの親友
フィリーダ・ロウ (ウォチェット) 執事
オメロ・ムンバ (ケイレン) 未来の子供
ローラ・カーク () 花屋の店員
ヤンシー・アリアス (トーレン) 未来の人間
アラン・ヤング () 花屋の店員

inserted by FC2 system