WASABI (2001年)

監督/ジェラール・クラヴジック
出演/ジャン・レノ、広末涼子、ミシェル・ミューラー、キャロル・ブーケ

こっこれは.......エキゾチックジャポ〜ン(゚□゚)

ジャン・レノが初期の頃主演したフレンチコメディっぽい臭いのする映画。

この映画、日本人以外が鑑賞して、果たして面白い内容なのだろうか?
日本人ならばストーリー以外の楽しみを見付けて、微笑むことは出来る。

的外れの部分に対する失望感と、うっすらと覗かせる可能性に対して、
見終わって複雑な心境だった(´▽`;

外国人と日本人俳優のコラボレートには常に期待するものが有るのだけ
ど、その度に裏切られる。もう裏切られることが快感にさえ成りつつある。
これからは整合性を図る意味でも、いっその事 外国人が描く日本の生活
習慣で生きよう(;´▽`)

無理に日本色を覗かせなくても良い部分は多いと思うのだが、常に映画は
灰色の日本色。余程日本には奇抜なイメージが存在し、素材的にも取り扱い
づらい様。

背景描写は奇抜で、広末涼子を筆頭に人物描写も奇怪そのもの。
感情の乱高下の激しい19歳という年頃と、"がさつ"な父親似という設定を
勘案して、それを演じる広末涼子が突然狙いすぎるように演技や表現の
トップギアに入る。
素材の可愛さと映画の中の演技の適応は必ずしも一致しない事がよく分かる。

吹き替えゆえの違和感も存在し、原盤のフランス語に対し、ビデオ版では
広末自身が日本語吹き替え。TVでは権利の問題なのか、坂本真綾が吹き
替え。
あらゆる意味で不思議な映画だった。

でも再び日本を舞台にしてくれれば、必ず見ます。
日本を舞台にした映画が好きなのです(´ω`=)有り難うジャン・レノ。

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