雨に唄えば Singin’in the Rain 1952年 アメリカ 監督 ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン 製作 アーサー・フリード 脚本 アドルフ・グリーン、ベティ・コムデン 出演 ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、シド・チャリシー、ドナルド・オコナー |
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「宮廷の反逆児」の映画発表の日、一見仲の良さそうなドンとリナは記者会見の席で話をする。ドンの人気
は鰻登りで、彼のサクセスストーリーが回想と共に流れていく・・・
リナはドンよりも早くから成功を収めていた女優の一人で、プライドが強く、この映画で共演したドンも当然の
事ながら自分のことを愛してくれているものと思っていた。完成披露のパーティーに出席したドンは、タクシー
から降りた途端、ファンのもの凄い反響に驚愕しその場から逃げだしてしまう。その方法が近くを走る、車や
街中を走る電車に飛び移るといったところで、そこから飛び降りるとキャシーという舞台女優の運転する車の
サイドシートだった。彼女は、ドンの事を知らない素振りを見せ、演劇について論争する。
その場で彼女と別れパーティー会場へ向かうドン。会場内でケーキの中から躍り出るパフォーマンスが行わ
れていた。その中から出てきた女性は、先ほど出会ったキャシーであった。またしても、二人はもつれ合い、
キャシーは近くにあったケーキをドンに投げつける。しかし避けたドンの先に居た者は、リナであった。
リナは即刻圧力をかけ、キャシーは劇団から追い出そうとする。
時代は、サンレントからトーキーの時代へと変わりつつあった。どこの製作会社も我先にトーキー映画を
世に押しだそうとしていた。いぜんとしてドンとリナを含む製作会社ではサンレント映画をとり続けていたが
世の中では空前のトーキー映画ブームが起こり、それに伴い、この製作会社では説明会を行い、トーキー
映画を撮影することを決める。今までは問題にならなかった問題がここに来て突然浮き彫りにされる。
それは、女優リナは顔に似合わずハスキー声だったのだった。これは致命的とも言える欠点で、撮影し
試写会を行うのだが大失敗に終わる。
果たしてこの先どういった展開をみせるのだろうか?
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魅力的な題材はたくさん含まれている作品。
サイレント時代からトーキー時代への転換期のハリウッドを舞台とし、ミュージカルと映画として
映画界に新境地をもたらした作品でもあります。
雨の中で、ジーンケリーが町中で傘などを使いながら踊りまわるシーンは激有名ですね!
この場面だけでなく、軽快に踊りまわるシーンは随所導入され、どこをとっても超一級品。
正直なところ、「巴里のアメリカ人」を観た時は、あまり面白くなかったのですが、本作に関して
は単純に面白いです。あのダンスシーンは、何かジャッキーチェンの拳法もののように
2人の踊りの息がピタリとしていて、芸術的なものを感じます。
ジーンケリー(ドンロックウッド・スタントマン)、デビーレイノルズ(キャシー、舞台女優・コーラス) ジーンヘイゲン(リナラモンド・女優)、ドナルドオコナー(コズモ・音楽) 評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0) |
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