熱中時代 先生編
(1978-1979、10月期金曜21時、日本テレビ)

企画:梅谷茂
プロデューサー:清水欣也、永野保徳
脚本:布勢博一(1)、松原敏春、桃井章、他
演出:田中知己(1)、吉野洋、梅谷茂、他
音楽:平尾昌晃
選曲:鈴木清司
効果:東洋音響
監修:遠藤豊吉

http://www.ntv.co.jp/fever/



第26話 1979年3月30日 さよなら熱中先生
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広大は授業中、生徒達を見ながらあと何日かでこの子たちと
別れなければならない事を実感し、生徒達にもなかなか事実を
話せないでいた。
兄が大怪我をした事で、乳牛や馬の世話の為に小樽に帰らなけ
ればならなくなったのだった。父親もリウマチで、広大は一家
の柱となる事を迫られていた。

スナックで広大は、警察官・小宮新八郎と逢う。
実家に帰ることで、自分を頼って東京に出てきた妹・青空が
独りぼっちになる事を懸念していた広大は、小宮に対して妹
の相談相手になって欲しいと頼む。恋人としてではなく、あく
まで兄貴としての関係。信用しているという広大に対して
小宮も任せておけと告げる。

広大は部屋に戻り兄・大河への手紙を書いていると、そこに
桃子先生がイチゴを持ってやってくる。
広大が来てから半年間とても短かったという桃子。広大は終業
式が終わり次第田舎に戻ると告げる。広大は桃子にお礼を告げ、
好きだと告白しようとするも、言葉に出すことが出来なかった。

桃子は甲府の小学校に転勤になる天城順三郎に対して、自分も
一緒に連れて行って欲しいと頼む。
それを聞いた綾子は夫に対して、恐らく広大が居なくなるから
だろうと告げる。

3月24日(土)。いよいよ終業式が終わり、成績表を配る時が来る。
教頭からは毅然とした態度でと言われるが・・・

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リウマチの父の代わりに北海道で実家の手伝いをしていた兄が
怪我した事で、広大は教師を辞めて実家に戻ることになる。
半年間、3年4組の生徒と関わった広大は、最後の授業を行う。

一人一人の生徒に対して成績表を渡すと共に、一言告げていく
広大先生の良さが満面に描かれた最終話だった。

日本の学園ドラマの原点がここに有るって感じの作り。
「3年B組金八先生」なんかの骨子もこのドラマに有るんだろう
ね。

生徒達との関係もそうだし、小糸桃子先生との関係も気になる
所だったけど、最後は告白できず。
切なさの余韻を引きずったままでのエンディングというのも
悪くは無いよね。

日テレ版だと僅か3話しか放送してくれなかったので、感動が
薄いといえば薄いけど、それでも面白さの一端は感じることが
出来た。

校長一家と桃子先生は甲府の学校へ転勤。
恵子先生は結婚するみたい。
小嶋田先生は新たに下宿のメンバーに加わるけど、桃子先生が
転勤してしまうのでちょっぴり寂しい感じだね。


因みに生徒は
相葉じゅんいちろう、石井みほ、安達さとし、市村ももこ
池田すすむ、かばさわめぐみ、いのづかひろゆき、小村まゆみ
しおずきのりこ、上野いくみ、渋沢ゆりか、榎本てつや
清水よしみ、太田ひろあき、白井ゆり子、おおばとしあき、
白山みか子、かわいせいじ、鈴木しょう子、岸田ゆたか
高田みわ、鈴木やすひろ、田畑ちあき、高野しんいち
田原なお子、谷田としゆき、戸塚ゆかり、長野あかね
なるみやすし、なんばかおり、はしみつこうじ、野崎ますみ
藤森まさよし、蓮見ちえ子、いはらたかし、平山きみ子
森やすひこ、宮下あき子、吉岡としひろ、茂木ゆみ子
渡辺こういち、わがみやゆみこ。

正確な漢字は分かりません。広大先生がこの順番に成績表を
渡していました。

北野広大 …… 水谷豊 (教師、3-4)
小糸桃子 …… 志穂美悦子 (教師)
花井恵子 …… 音無美紀子 (教師、3-3)
魚津早苗 …… 島村佳江 (下宿している大森の小学の教師)
小嶋田徳次 …… 小倉一郎 (教師、3-2)
八代徹 …… 山口崇 (下宿している中野中学の教師)
前田きく …… 執行佐智子 (教師、学年主任)
安達勝也 …… 小松方正(教頭)
天城順三郎 …… 船越英二(校長)
天城綾子 …… 草笛光子(順三郎の妻)
天城育民 …… 太川陽介 (息子)
北野青空 …… 池上季実子(広大の実妹)
北野大河 …… 犬塚弘(広大の実兄)
小宮新八郎 …… 谷隼人(近所の派出所の警察官)


スナックくもの巣 …… 吉見哲、梶弘子


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