気分は名探偵
(日本テレ土曜21:00 - 21:54枠/1984年10月6日から1985年3月30日)

プロデューサー:山口剛、菊池昭康
脚本:宮田雪、石原純一、岸田理生、柏原寛司、田村多津夫、金子裕
演出:高井牧人、河野和平、水島総、梅谷茂、新沢浩、中山史郎
音楽:羽田健太郎
主題歌:「人魚の誘惑」 唄:水谷豊





第12話(13) ときめきメリークリスマス
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クリスマスの日。
マリーの店では関係者が集まりクリスマスパーティーの準備が
整っていた。かおりが帰宅するのを待っていたが6時に帰ると
言ったのに8時になった今でも帰宅しないとして聖子は心配して
いた。桃子と出かけると約束して出て行ったので桃子に連絡を
取るが、肝心の桃子はかおりとは約束していないのだという。
しかし聖子によると電話口に出た桃子は何か隠しているような
話し方だったのだという。何かを庇おうとしているのかも
知れないこと。緑はもしかしたらかおりはボーイフレンドと
出かけているのかも知れないことを語る。昨日の夜に教科書の
中に男性の写真が入って居るのを見たという。イブの日に
彼氏とデートしようとしたのではないかという。しかし聖子は
母に黙ってデートするなんてやましいことがあるからだという。
PTAでの集まりで妊娠したかおりの同級生の話を聞いたことを
告げる。

かおりは喫茶店で男性と会話した後、店から外に出る。
すると男性は酔っぱらいに絡まれて激しく殴られる。

圭介は改めて桃子から直接話しを聞くため彼女の家にいく。
かおりの母は娘が帰宅しないので倒れてしまったことを語る。
ボーイフレンドの写真を持っていたらしいがその件で何か
知らないかと尋ねると、知らないという。
しかし圭介が桃子の家から出て行った後、桃子は慌てて外に
飛び出していく。
圭介はそんな桃子を尾行していくと、彼女は仲町商店街の
喫茶店にいく。ここで中学性を見なかったかと問うと一時間前
に帰宅したようだといわれる。
圭介は桃子の前に現れると、かおりはここで男性とデートして
いたのかと問う。

良平もマリーの店にやってくる。
警察に電話はしたのかと問うと、現在圭介に探してもらっている
のだという。浩三は大袈裟にすることはないとするが、良平は
今日はクリスマスであり雰囲気に流されて関係を持つことだって
あるのだという。中学性が売春や覚醒剤に走る時代だぞと。
聖子はパパが死んでからずっと探偵業にばかり目を向けて娘への
目が届かなかったことを反省する。
そんな中万年坂警察署の八田刑事から電話が鳴り、かおりのことを
補導しているという。男性も一緒だが男性は名前を言おうとしない
のだという。どうやら酔っぱらいに絡まれたようだと告げられる。
聖子はかおりにどうして内緒でデートしたのか話すよう命じる
が説明しようとしなかった。

八田は心配するのも分かるがあまり強く言ってはいけないこと
を語る。逆に大藪はカップルはイブの日にはふらふらする
ものだとして煽る。
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クラスマスのイブの日、マリーの店でパーティーをするハズが
予定の時間までにかおりが帰宅しないことを知って母・聖子は
心配する。桃子と一緒に出かけることを言っていたので、
桃子と連絡を取るがそんな約束はしていないと言われる。
しかし圭介は桃子がウソを付いていると見抜いて彼女の行動を
探っていくことになる。

文通相手に容姿に自信がない為に、友人の写真を送ってしまい
逢う事になったことから収拾が付かなくなるというエピソード。
今でも文通とかそういう手段で交際している人っているのだろう
か?
文通のきっかけが同じラジオを聞いていたとのことだけど、
リスナーの住所を知らせる訳でもないのにどうやって相手と
ファーストコンタクトを取れたのかが気になるところ。
交際しているウチに、同じラジオを聞いていることが分かるという
段取りなら分かるんだけど、その辺の設定はちょっと強引だった
のかも。

ウソをついたことに責任を感じて居る桃子が自殺することを考える。
その辺のことも唐突なものがあるけど、若者だから仕方がない。
ただラジオを使って自殺しようとしている人にメッセージを送る
というシーンが、個人的に先週見た「太陽にほえろ!」の84話
「人質」での金庫内に人質とされているゴリとの連絡方法に
使われていたこともあって、昔はシャレの利いた解決法だったの
だろうね。
メグ・ライアンとトム・ハンクスの映画「めぐり逢えたら」でも
ラジオがキーワードして利用されたことがあったね。

以前にかおりは高校生だと台詞の中で語られていたことがあった
気がするのだけど、今回の設定を見ると中学性みたいな感じがする
が、その辺はよく分からない。

最後はみんなでパーティーに出席。
浩三は聖子にプレゼントを渡していたけど、この年齢でコアラの
人形もないだろうって感じ。かおりへのプレゼントかと思った(笑)

また荒木が明子を誘ってダンスをしていたけど、一氏多佳美さんって
今の北川弘美さんになんだかソックリに気がする。


夢野圭介 …… 水谷豊 (吉原野探偵事務所)
吉原聖子 …… 朝丘雪路 (妻、夫を心臓発作で亡くす)
草間緑 …… 岡江久美子 (渋谷東小学校・教師)
八田利男 …… ケーシー高峰 (万年坂警察・刑事)
加納礼 …… 草野大悟 (喫茶店"占い喫茶マリーのオーナー)
マリー池田 …… 順みつき (占い師)
荒木紀信 …… 船越栄一郎 (23歳、喫茶店"占い喫茶マリー"でアルバイト)
大藪邦彦 …… 片桐竜次 (万年坂警察・刑事)
吉原かおり …… 佐野量子 (娘、高校2年生)
津村明子 …… 一氏多佳美 (浩三の娘)
吉原良平 …… 財津一郎 (弁護士・東大を首席で卒業、聖子の義弟)
津村浩三 …… 藤岡琢也 (元刑事)

倉田早苗 …… 岩本多代 (桃子の母)
桜井照夫 …… 山口良一 (ラジオ局のDJ)
倉田栄一 …… 小寺大介 (早苗の夫、父親)
池内貞子 …… 北島京子 (大作の母)
倉田桃子 …… 中村綾子 (かおりの親友)
池内大作 …… 山本保夫 (桃子と文通)
落合透 …… 三橋純 (大作の変え玉)
よっぱらい …… 篠田勝夫、油井真喜雄、永井幸司、佐藤功、山下一廣
ウェイトレス …… 石原真理
よっぱらい女 …… 坂井寿美江



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