華の嵐
(1988年、フジテレビ、昼ドラ)

原作:長坂秀佳
脚本:田口耕三(1-16)、下飯坂菊馬(17-35)
大久保昌一良(36-68)
プロデューサー:松村明、福田真治、井村次雄
企画:出原弘之
音楽:奥慶一
演出:松生秀二(1-5)(11-15)(21-25)(36-40)(66)(67)(68)
花堂純次(6-10)(16-20)(26-30)(56-61)、福田真治(31-35)(46-50)
井村次雄(41-45)(51-55)(62-65)





第68話
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柳子は圭吾に全ての終わりだと語る。君の愛も終わったのかと
問い、圭吾は全てが終わっても私は君を愛していると語る。
これまで一心同体になって誇りのために戦って来たのに何が
何故心変わりしたのか?と問うと、自分の方が少し早く誤りに
気がついたのだという。しかし圭吾は人の命に替えても守り
通さねばならない事を語り、それが華族として誇りである事を
告げる。柳子は私も同行するので罪を受け入れようと告げ
自首を薦めるが、私は自首しないと告げる。長年の恥辱に耐え
られるものではないとし、自分の幕引きは自分で引くと語る。
男爵と最後に一人で話したいと語り、圭吾は一人にして欲しい
と頼み、圭吾は柳子にごきげんようと語る。
柳子は夫に対する哀れみを持つが今になって自分に出来るもの
は何なのかを模索する。柳子は夫のために得意のピアノを弾く。

圭吾は引き出しから銃を取り出すと、夜、一也の店へと歩いて
いく。一也はその頃新しく引き取った4人の孤児も含めて、
子供達に本を読んで寝かしつけようとしていた。
圭吾は一也の前に現れると、突然銃を突きつけ、貴様のせいで
全てを失った事を語る。人間には生涯の敵となる人物が居ると
言われるが、それはお前だと語る。

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圭吾はいよいよ追い込まれ、柳子は自首をすすめるが、圭吾は
自分の幕引きは自分の手で行うという。どうすることも出来ない
柳子はせめてもの慰めとして得意のピアノを披露するが・・・

最後に圭吾は一也の元に言ったけど、一也自身は圭吾を意識
していないにも関わらず、圭吾の一也に対する執着心が激しい
ものがあったな。
しかし一也が子供達の面倒を見ている姿を見て、流石に圭吾も
一也を殺害することは出来なかった。

その場で自殺するかと思ったけど、圭吾は死に場所を探して
いたのか、東京から消え、そして赤城山の山中で遺体として
見つかっていく。

一方飛田が今回保釈された。琴子にしてみれば相当嬉しい事
だろうね。一也も真っ先に飛田の元にやってくると、一也は
飛田に貸しが出来た事を告げ、逆に飛田も一也が用意した
弁護士のお陰で釈放されたとして、貸し借り無しの判定を
する。これで一応一也とタカの夢であって鐘の鳴る丘の実行が
可能になったけど、果たして一也はそれを行うのか。その仕事
に柳子も手を貸すのかどうか気になるね。

朝倉柳子 …… 高木美保 (長女、20歳)
天堂一也 …… 渡辺裕之 (一人息子)
津川圭吾 …… 長塚京三 (叔父さん)
大森タカ …… 岩井友見 (一也の下宿の女主人)
朝倉景清 …… 高松英郎 (男爵)
朝倉貴久子 …… 稲垣美穂子 (景清の妻)
朝倉琴子 …… 早瀬優香子 (次女)
きぬ …… 町田博子 (朝倉家の召使)

ナレーション:中西妙子

飛田雄介 …… 黒沢年男 (土建屋)
杉山 …… 遠藤憲一 (圭吾の部下)
初枝 …… 加藤幸子 (朝倉家の召使い)
小池 …… 大谷一夫
太田 …… 清水忠一
飛田組の若い衆 …… 北村学、大坪幸二、東尾祐、あくたけん

章吾 …… 大熊敏志 (正一とソックリの少年)
英次 …… 橘慎之介 (ボス的少年)
松男 …… 岡部裕之 (少年)
佳子 …… 高橋美樹 (少女)


深沢弁護士 …… 長沢大
耕太 …… 杉浦達也
孤児 …… 野坂研、松尾幸之助、海老名政志


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