金曜日の妻たちへIII 恋におちて (1985年8月30日 - 12月6日放送、TBS) 脚本／鎌田敏夫  プロデューサー／飯島敏宏、阿部祐三  ディレクター・監督／飯島敏宏、楠田泰之、松本健 http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0566.html

第1話 夏の終わりに
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町田駅前。
由子と法子は二人で映画「恋におちて」を見に行く。
ロバート・デニーロとメリル・ストリープが演じる二人は互い
に結婚している身であるにもかかわらず恋に落ちる物語。
映画を見終わると法子は一人トイレで涙する中、由子はいらいら
しながら彼女が出てくるのを待っていた。
他人の恋で涙してもしょうがないという由子。私もあんな恋が
したいという法子は、なんて映画の主人公はベッドまで行った
のに寝ないのかと呟く。由子ならば確実に寝ているとし、初体験
も一番早かったよねと告げる。
法子はこのまま帰ってもつまらないのでお茶をしていこうと
するが、由子は店を開けるので帰るという。

地中海料理"ソルエマール"の店を切り盛りしている由子の店で
法子は一服していく。法子は夫が単身赴任で不在にしている事
も有り、退屈な日々を暮らしていた。店ではパンフレットを見る
法子。すると突然由子はため息をつき始める。どうしたのか?
と尋ねると、昔のことを思い出しただけだという。
そんな由子に会社勤めの夫・宏治から電話がなる。今日の帰り
は宏治は料理教室の日だった。いつしか宏治は会社を辞めて
妻の店を手伝おうとしていたのである。宏治は妻に好きだと
告げ電話を切る。二人は再婚同士で、再婚してまだ一年ちょっと。
仲の良い夫婦だった。法子は羨ましいとし、今のパートはつま
らないので、私をここで雇って欲しいという。自分は家計簿を
先日全て焼き捨てたという法子は、子育てからも解放され退屈
な日々を過ごしていた。

由子と法子は、来週の日曜日に、彩子家の三浦の別荘でみんな
で過ごすことにしていた。桐子も含めて4人は幼稚園から大学
までの16年間、常に同じ学校に通い仲良し4人組だった。

彩子の元に娘の香が帰宅する。娘に彩子は日曜日に別荘に行く
ことを告げ、そこに出席する自分の親友4人のことを娘に語って
聞かせる。
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★4人の女友達

幼稚園時代の友達と未だに付き合いが有るというのは凄い
事なのかも。
そしてその中でも桐子と秋山圭一郎の関係が有りつつも、
現在圭一郎は、彩子の夫だとする所に、ねじれがあり波乱を
起こしていきそうな感じ。

★4人のアダ名の由来

由子=オコマ。独楽鼠が由来で、とにかく休み無く動く性格みたい
。雑誌に影響を受ける人だとの事。
彩子=オタケ。昔は竹の様に細く長かったみたい。
法子=ノロ。優柔不断で決断力に欠ける所からついたみたい。
桐子=キリコ。そのまんま。

★ねじれの関係の原因

映画「恋におちて」の雨の中、車で追いかける二人の様子が
しきりに取り上げられていたけど、過去に圭一郎がブラジルに
2年間の出張に行く際、桐子は仕事が面白くて彼の後について
行かなかったという。

しかし由子はそれではダメだとして、桐子を連れて雨の中
空港まで車で飛ばすも、出発には間に合わなかったという。

2年のブラジル滞在から帰国する際に、スチュワーデスをして
いた彩子と会い、結婚してしまったとの事。

★4人が育ったのは仙台

時々過去の映像が挿入される。
小学生の時だったり、中学生の時だったり・・・
彩子の初潮の時のエピソードが描かれたりもした。

★久しぶりの再会

圭一郎と桐子の再会には重たい雰囲気があったな。
これぞ訳ありの関係みたいなところがまた良い感じ。
一人で居る桐子に話しかける圭一郎。素敵になったなという
言葉になんだか実感がこもっていたな。

★藤森順一役の奥田瑛二

日本のミッキー・ロークみたいな色っぽさを出す藤森。
圭一郎の部下達は、なんだか彼を狙っているみたいだし、
今回法子が目の中にゴミが入って、彼によって適切に対処され
た。変に不倫していかなければ良いけどね。