金曜日の妻たちへIII 恋におちて
(1985年8月30日 - 12月6日放送、TBS)

脚本/鎌田敏夫 
プロデューサー/飯島敏宏、阿部祐三 
ディレクター・監督/飯島敏宏、楠田泰之、松本健

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0566.html



第3話 いっちゃん好きや!
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有紀は実母から電話が鳴る。
由子は現在の夫・宏治とは再婚同士で、互いに連れ子がおり、
有紀は宏治の連れ子だった。由子は実母と何を話していたのか
気にする。

由子は買い物に行くと、彩子や法子と出会う。
法子は今日娘の智子の勉強部屋でHな雑誌が有ったとしてショッ
クを受けていた。子供があんなものを読んでいるなんてと
呟く。もう中学1年生ならばそんな事にも興味が有るのではな
いかと告げる。法子は何処かでお茶でも飲んでいかないか?と
告げると、由子は今度ウチの店でミントティーを出すので
試しに飲んでいかないかと告げる。

三人で由子邸のパティオでいつものような語り合う。
由子はレストラン業を3年もやっているが、コックに給料を出す
のが精一杯で儲からないという。しかし法子はそれでも頑張る
事があって羨ましいという。彩子も仕事をしていて最近注文も
出てきたみたいだし、私には何もないと法子。
法子は娘がHな雑誌を読んでいた事を改めて相談する。
すると彩子は、昔法子だってそんな本を持ってきたでしょうと
告げる。当時男女があんな格好でHするなんて驚いたという彩子。
桐子が全て説明してくれたわねという。雑誌を読むくらい軽い
事だという。
由子は最近、娘・有紀の実母から電話がかかってくる事を相談
する。何を話しているのか聞けないとし、相手の女性は今の
男と上手く行っておらず頻繁に電話してくるという。決して
掛けてくるなとは言えない事を告げると、それくらいの事は
再婚同士なのだから覚悟していたでしょうと告げる。

法子は帰り際に彩子に対して、桐子の件大丈夫か?と尋ねる。
昔の彼である圭一郎と会わせたこと。桐子は昔から何をするのか
分からない所があった事を告げる。すると彩子は桐子のことは
ずっと気になっていたとし、一度は会ってケリを付けなければ
ダメと思っていた事を告げる。

彩子は帰宅すると、義母から案の定小言を言われる。

法子は食事の際、息子の武がHな替え歌を歌っている事に対して
頭を悩ます。思わず智子の机にもHな雑誌が入っていた事を
口にしてしまい、姉弟げんかに発展してしまう。

由子は帰りの電車内で圭一郎と偶然出会う。
桐子と会ってどうだったか?と尋ねると、圭一郎は綺麗になって
いたという。どんな気持ちか?と問うと、昔に戻ってしまうのが
困ると告げる。昔はよく三人で遊んだなと告げ、昔縁日で酔っ
ぱらいに絡まれたときの事を話す。圭一郎は先日、二人が別れ
の時に飛行場に来ようとしていた事に対して由子に尋ねる。
俺を振ったわけではないと言っていたけど、何があったのか?
とするが、由子はもう良いでしょうと告げる。

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有紀と稔が話をしない

互いに連れ子という事もあって、遠慮した関係になっているのか。
それとも男女の関係を意識し始めたのか。
稔は小学5年生という事で、まだそんな意識はない気がするけど、
実際は小学6年生の子に"夫婦みたいだ"とからかわれた事が
発端みたい。
子供のことをバッドで追い回していたけど、今ならば問題に
なりそうな感じもするな。

相変わらず法子は他人が羨ましい

会話していると彼女がみんなを羨ましいと頻繁に語る姿がある。

歌手以外の森山良子さんの姿を殆ど知らなかったけど、こういう
おっとり型の役を演じていたりもするんだね。

法子は、娘がHな本を読んでいた事にショック。

軽く"毎度お騒がせします"モードが入っているな。

弥生が怪しい

さとみに対してさりげなく胸タッチしていた。
しかも今回は彩子の家に行き彼女に接近。
女性自体を好きなのか、それともかつて母親からの愛情を
受けずに過ごした事への歪んだ女性への味方が存在するのか。

演じている原真祐美さんって、杏さんに似てる。

宏治の役割

学校で関係をからかわれた為に、仲良くしてきた姉弟が互いに
距離を持つようになってしまった。

それを受けて宏治はみんなで貝殻公園に行き、親は子供同士が
仲良くするのが一番の幸せであり、子供は親同士が仲良くする
姿が一番の幸せである事を説く。
特に宏治の前妻とは関係は最悪だったらしく、それを娘に伝えた
所、娘の方から稔に手を繋ぎ始めたところが印象的だった。

こういう時男の子って恥ずかしがってなかなかそれを表現出来
ないからね。

宏治が由子の事をいっちゃん好き、世界で一番好きだと語る
辺り、凄く良いお父さんって感じだね。板東英二さん、昔は
役者としても凄い良い役割を演じていたね。

圭一郎と藤森

偶然、東仲ビルの落成記念パーティーで出会った二人は、帰り
に飲み屋で一杯。そして桐子の元に届けるものがあるとして
一緒について行くことになる。

現在でこそ凛とした姿のある桐子だが、当時は隙だらけで
放っておけない人で、余裕はなく必死に働いていたという。

桐子の部屋からコーヒーミルが見つかってしまったけど、また
新たな気持ちが浮かび上がって来るのかな。

山下由子 …… 小川知子 (レストラン"ソルエマール"、オコマ)
岡田桐子 …… いしだあゆみ (映画翻訳、バツイチ)
秋山彩子 …… 篠ひろ子 (元スチュワーデス、タケ)
遠藤法子 …… 森山良子 (夫が単身赴任、ノロ)

秋山圭一郎 …… 古谷一行 (建設会社課長、元桐子と同棲)
山下宏治 …… 板東英二 (営業課長補佐)
藤森順一 …… 奥田瑛二 (映画翻訳)
遠藤啓司 …… 長塚京三 (単身赴任)

井原弥生 …… 原真祐美 (設計部、圭一郎の部下)
川辺さとみ …… 中島めぐみ (弥生の同僚)
秋山ふみ …… 戸川暁子 (祖母)
遠藤智子 …… 小沢みゆき (娘)
山下稔 …… 岩沢正益 (息子)
山下有紀 …… 牧野愛砂 (娘)
遠藤武 …… 金杉太郎 (息子)
秋山香 …… 高橋久美子 (娘)


木村 …… 神林哲哉

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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