金曜日の妻たちへIII 恋におちて
(1985年8月30日 - 12月6日放送、TBS)

脚本/鎌田敏夫 
プロデューサー/飯島敏宏、阿部祐三 
ディレクター・監督/飯島敏宏、楠田泰之、松本健

http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0566.html



第7話 風も 樹も 空も
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タケはオコマの元を尋ねる。
タケは仕事作業中にミスを犯して左手を怪我した様子。
タケが失敗するなんて珍しいわねというオコマに、私を完璧な
女性だと思いすぎている事を告げる。失敗だらけの方が魅力の
有る女性だとすると、タケは学生時代に憧れている事が多かっ
た事を告げる。しかし憧れと好きになるのはまた違うことだと
いう。

タケは先日、弥生から恋をしたことがあるのかと言われた事を
話す。オコマは秋山とは恋愛なのではないか?と尋ねる。
誰かを好きになると周りの景色が変わるような事が有ったか?
とオコマに尋ねると、いつもそうだったという。今の旦那とも
そうなのか?と尋ねると、流石に互いに子連れ同士ではそうは
いかないという。しかしこの前、お前のことが世界でいっちゃん
好きだと言われたときには景色も変わった事を告げる。

そんな中、ノロもやってくる。
ノロがやけに浮ついた感じに見えると、二人はもしかして恋を
しているのか?と問う。先日男と会うと言っていたけど、会いに
言ったのか?と問われると、行かなかったと嘘をつくノロ。
行けば良かったのに・・と告げるオコマに対して、あなたが
私には免疫がないので行くなと言ったでしょうと告げる。
そういえば最近、ノロが他人に対して"良いわね"という口癖
を言わなかった事を指摘すると、ごまかすようにして言って欲
しいならばいつでも言うと語る。

オコマが桐子の職場に行ったことを告げる。
タケは桐子が昔、髪の毛の検査が厳しいときに学校にパーマを
してきた時の話をする。学校に楯突いている桐子の事が羨まし
かったと告げる。すごく自由に生きている感じがしたとの事。
人間ってどうしてしては行けないと思いつつしてしまうのか?
とノロは尋ねる。

圭一郎と桐子はレストランで食事。
桐子は彼に浮気したことはあるのか?と尋ねると、そんな事は
考えたこともなかったという。やっぱりタケの事が好きなんだ
というと、君に会うのを待っていたかも知れないとつげ、一生の
内に好きになる女なんてそう居るもんじゃないと告げる。
桐子もまた私ももう一度貴方に会う事を待っていたのかも知れ
ないと告げる。
食事の後どうするのか?と問われると、圭一郎は桐子の家に行っ
ても良いか?と問う。しかし桐子は時間がないと告げる。
駅に向かうまでの間、桐子は圭一郎に、食事して酒を飲んで
話をするだけではつまらないか?と問う。今度ウチで食事をする
様にすれば逢える時間も長くなる事を告げる。
二人は握手して別れようとすると、まるで少年少女になったみ
たいねと微笑み会う。

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圭一郎と桐子がまた昔の関係のように関係が近付く中、
ノロもまた藤森との関係を徐々に近づけていく。
藤森は今度仙台に行くときは電話で知らせて欲しいとした事
から、ノロはどうすべきか悩む事になる。

男も女も本能の赴くままに、結婚という事実がありながらも
恋愛モード突入していく。

オコマは自分のせいで、圭一郎と桐子がまたよりを戻してし
まうのではないかと心配するも、このドラマの板東英二さん
が演じる宏治はホント良いことばかりを告げる。
男女のことは誰の責任でもなく、出会ったことがいけなかった
のだという。

一方優等生のタケは、自分の性格に少々嫌気がさしている様子。
そんな人が一番浮気モードに突入しそうな感じもするけど、
今のところその兆候はない。寧ろ弥生と関係を持ちそうな
怪しさが有る感じ。

圭一郎が浮気をするせいで、妻に優しくなっていく辺りの描写
は生々しく、娘を挟んで夫婦で居るときの描写なんて、まさに
理想の家庭といった感じなのに、やはり浮気という事実が
後々重くのしかかってきそうだね。
逆に理想の家庭を作るには、心が満ちている事だけでなく、体
も満ちている必要性が有ると言うことか。

困難なのは、親友の旦那様との絡みという事もあって、折角
の女性同士の関係にひびが入ってしまうかもしれない事。
ノロの件は単なる浮気で済むかも知れないけど、圭一郎を
巡る関係の方はそうも行かないだろうね。

山下由子 …… 小川知子 (レストラン"ソルエマール"、オコマ)
岡田桐子 …… いしだあゆみ (映画翻訳、バツイチ)
秋山彩子 …… 篠ひろ子 (元スチュワーデス、タケ)
遠藤法子 …… 森山良子 (夫が単身赴任、ノロ)

秋山圭一郎 …… 古谷一行 (建設会社課長、元桐子と同棲)
山下宏治 …… 板東英二 (営業課長補佐)
藤森順一 …… 奥田瑛二 (映画翻訳)
遠藤啓司 …… 長塚京三 (単身赴任)

井原弥生 …… 原真祐美 (設計部、圭一郎の部下)
川辺さとみ …… 中島めぐみ (弥生の同僚)
秋山ふみ …… 戸川暁子 (祖母)
遠藤智子 …… 小沢みゆき (娘)
山下稔 …… 岩沢正益 (息子)
山下有紀 …… 牧野愛砂 (娘)
遠藤武 …… 金杉太郎 (息子)
秋山香 …… 高橋久美子 (娘)


男子社員 …… 伊藤哲哉
女子社員 …… 木内マキ、福井園子


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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