夏・体験物語 (1985年・TBS・火曜21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三 演出：楠田泰之

第2話 避妊 言えますか!?
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女子4人組は着替えをする中、互いの下着自慢。
この下着を脱がしてくれるのは誰なのかとすみれが告げると、
由起が脱がしてあげるとしてもみ合う。もみ合うウチに2年生
の部屋に入り、2年生と乱闘しているウチに男子生徒まで巻き込
み騒動に発展する。
森山先生は、寮生活は規律を遵守し人間形成の場として周りの
生徒との関係を指摘する。1年と2年の仲が悪すぎる事を問題視
する。
正座してお説教をするが、由起はバカバカしいとしてお説教の
途中に立ち上がる。金井は注意しようとするが、金井自身正座
にしびれを来して倒れてしまう。

森山は生徒達がアルバイトでお世話になっている店長・中田に
挨拶に行く。もうすぐ夏休みも終わるが、終わってからもバイト
したい子は居るみたいなのでヨロシク頼むと告げる。

バイト中の高校1年の波多野は、川原研に対して、由起には自分
の気持ちを告白したのか?と言われる。告白しなければ何も始ま
らない事を言われ、バイトが終わったら誘ってみたらどうかと
告げる。

そんな中、バイト先に別荘で出会った大学生の沢村と阿川が
やってくる。すみれは声を掛けると二人は偶然にこの店に来た
のだという。
阿川はすみれに対して突然帰るなんて酷いと告げるが、阿川の
方こそテニス場で女性と一緒だったと指摘。あれば同じサークル
の子なので共にテニスするのも仕方がないと弁明し、何の関係
も無いと告げる。君のことをホントに好きだと語る。

一方金井は矢野先生のアパートを訪れると、矢野はコンピュータ
でHな映像を見ていた。もうすぐ学校が再開すると思うと胃が
痛むとしてこうしていると安らぐという。金井は学校にでも
行って一緒に楽しもうと告げる。
学校にいく二人は金井主導で女子生徒に声を掛けたり、テニス部
の部室で覗きを行うと、生徒に見つかって叩きのめされる。
教頭の大磯は、金井に対して校長の同郷であり生徒だったとい
うので雇うことになったが、このままだと辞めて貰う事になる
と告げる。

バイトが終わると由起の前に沢村がやってきて、彼女を強引に
車に乗せる。その姿を波多野も見ており、研に対して由起が
男に連れて行かれた事を語る。
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多摩に戻った生徒達の前に、再び別荘地で出会った大学生の
沢村たちと偶然の再会がある。阿川は猛烈なアプローチで
すみれに迫るが・・・

今時見ると何度も犯罪的行為をドラマの中で繰り返している感じ。
特に金井先生は、覗きまでしているし、相当問題行動を繰り返し
ている。キャラクターだという事で処理される事の幸せさを
感じるものか。
でも世知辛い今日の中で、こういう形で処理されるというのも
悪くないと言えば悪くないんだけどね。

今回はすみれの初体験物語だった。

阿川との関係に最初は拒んでしまうも、二度目は勝負下着を
身につけ自分から彼のアパートにいく。
避妊する様言えない姿。体験してから涙する彼女。それを知り
つつも、H後に完全放置状態でテレビを見ている阿川というキャ
ラクターなど、初体験でのありがちな姿を描いた感じ。
ありがちだけどあり得ない姿なのはちょっぴり皮肉かも。

波多野が美津子を助けたことで、純情な美津子が彼のことを
好きになりそうな感じ。

また川原が由起に告白するも、完全に言い逃げ状態で、本当に
相手に気持ちが伝わったのか謎の行動だった。中学生の告白
シーンみたいなシーンだったな。

金井先生がすみれの帰りを外で待つ当つ事で、生徒思いの良い
先生っぷりが描かれているし、その姿を由起が見ていて先生に
信頼を寄せていくであろう事が淡々と描かれている。