夏・体験物語 (1985年・TBS・火曜21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三 演出：楠田泰之

第5話 卒業ボーイズ&ガールズ
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森山と金井は生徒たちのバイトの状況を見るために"レッドロ
ブスター"を訪れる。金井は柳利香をナンパしようと声を掛ける
がそこに、ダンプとブルがテニス用品を買いに来る。そんな
二人に金井は襲われてしまう。

生徒達は寮で寝たふりをして、教師の巡回を交わした後に
夜遊びに出る。
一方男子生徒の中で、川原研はアメリカへの留学資格試験の
為に勉強していた。兄は既に渡米しており、アメリカに留学
するのは研の夢だった。

由起ら四人はディスコにいくと、由起は沢村が女性・谷ユウ子
と一緒に来ているのを目撃してしまう。気に入らない由起は
ナンパして来た梅沢ら3人組の男性と一緒に踊り始める。
恵子は須田という客に飲み物を零してしまい絡まれている所に、
梅沢らが助けに来て乱闘になる。
店を変えることになるが、恵子は先ほどの男性・須田が路上で
蹲る姿を目撃。頭が痛いと訴える須田を家まで送ることになる。
須田が住む日和荘につれていくと、彼は風邪を引いて熱がある
らしくすぐに寝かせる。

翌朝、森山は生徒たちとランニングする。
ランニングシャツのまま学校に来た森山に金井先生は発情する。

研は学校でも勉強していると、波多野たちから留学したら由起
の事はどうするのか?と尋ねる。由起は俺のことは何とも思って
いないのだと告げる。

恵子は須田の事が気になり彼のアパートを訪れると、須田は
更に体調を崩して39度の熱が有った。すぐに医者を呼び出し
診療してもらう事になる。

一方すみれたちはアルバイトに行く。すると沢村と阿川がやっ
てくる。阿川はすみれに手術台の残りの金が出来たとして、
彼女に渡そうとするが、すみれは受け取らなかった。もう
阿川との事は一刻も早く忘れたいと語る。
沢村は由起に会うと、昨日の女性は谷ユウ子という女性で
関係ないと説明するが、そこにユウ子本人が来たために、由起
はその場から逃げ出す。

恵子は須田の為に食料を買ってくる。須田は23歳の売れない
カメラマンだと知る。

帰宅して恵子はみんなから須田の事を聞かれる。恵子はあの人
には何の興味も持っていないと告げるが・・・
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■ブル&ダンプ大活躍

今回は三回くらい登場しただろうか。
困ったときにはこの二人の乱闘シーンとばかりに、画面の中に
登場する。
テニスの用品を買いに来た辺りは笑えたが、学校まで乗り込んで
来て弁当を持ってくるところは有る意味凄かった。

■由起は相変わらず捻くれる

自分が沢村と会うことを拒んでいるのに対して、彼が別の女性
と居るところを目撃すると、途端に裏切り者を見たような目
で見てしまう。一体何がしたいのか。
父親から電話があり母親が出て行ったと泣き付かれてしまう
彼女だけど、頼られている分まだマシではないか。

■恵子と須田

何の家警戒心もなく男性の部屋を何度も尋ねていくために、
やっぱり襲われてしまった。
それでも自ら足を運んでいた恵子が須田に対して好意を寄せて
いたであろう事は伺える。

■沢村は由起に逢いに寮まで・・・

寮まで来てしまう所は凄い。
結局、沢村は谷ユウ子という女性と付き合っていたが、由起と
いう存在が現れたために彼女を捨てたと言うことなのか?
そんな好き勝手にしている奴を好きになるな。

■研は留学資格試験

一年の二学期に入ったばかりなのに、もう留学とかそんな話
になっているのか。
由起の為に研は試験を捨てて、助けに行くことで存在感を
現していく。

■由起もまた無防備

知り合ったばかりの男三人の家でよく眠れるなと思う。
恵子に続いて由起もまた襲われるという展開。
昨晩はヤクザみたいな二人組を由起一人で倒していたけど、
流石に三人組になると辛いか。