夏・体験物語 (1986年・TBS・火21時枠) 脚本：畑嶺明 音楽：城之内ミサ プロデューサー：阿部祐三／浜井誠（TBS） 演出：楠田泰之(1)(2)(4)(7)(10)、赤羽博(3)(5)(8)(9)、志村彰(6)

第10話 純愛白書
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金井は風呂に入ると石鹸がないことに気がつき、女子生徒に
石鹸を取るよう求める。しかし裸である事で女子生徒は驚き
騒ぎ出す。弓子や寮長は、男女が居る寮内でのことなので気を
つけるよう指示する。浩たちは金井のことを悪のりして、
包茎を見せるなんて恥ずかしいと告げると、生徒達は盛り上が
り、金井は変な形で反省することになる。
そんな中、こずえは男子生徒とぶつかりもめ事になる。
こずえは正代や美也子を誘い、男を覗いて包茎かどうか確かめ
ようという。納戸の天井から風呂場の上に行くと男達が入るの
を覗く。しかし天井は三人の重さで突き破れ、風呂に入る男子
生徒たちとご対面する。

翌日登校の時、こずえは男子生徒たちを包茎だと挑発。
男子生徒が抗議するとこずえは男子を蹴り飛ばして逃げていく。

教室にいた祥子は宇部から送られてきた手紙を読んで、由樹
たちにもその手紙を見せる。浩たちはこずえにラブレターを書
いて、女らしくさせようと画策。その役目を彼女の居ない進に
任せる。もしもこずえを振り向かすことが出来れば、LPレコード
を一枚ずつプレゼントするという。

こずえの事を校舎の屋上に呼び出す進はラブレターを渡す。
取りあえず手紙を読んでくれれば分かると告げる。
こずえは手紙を読んだ後、美也子と正代にもその事実を伝える。
手紙の内容がこずえとかけ離れた女性像故に、美也子達は
人違いではないかとするが、こずえは満更でもない様子。

泉の元に串田が現れると、強引に車に乗せドライブにいく。
泉と会いたかったという彼は、完全にトモコとは別れた事を
告げる。
一方由樹は直也に泉が串田とデートに出かけたことを報告する。

バイト先で金井は相変わらずセクハラ。
こずえは進の元にやってくると、ああいうのを貰っても困る
と告げる。しかしこずえの態度は明らかに以前とは違い、女性
らしさを取り戻していた。

泉は串田と共にディスコへ。串田は以前に泉と一緒にいた
直也との関係を尋ねる。しかし泉は関係ないと告げる。
その頃寮では泉が帰宅しないとして、直也に迎えに行くべき
だと語る。境内の入り口まで様子を見に行くと、泉が串田と
共に帰宅し、二人がキスしている姿を目撃してしまう。
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■こずえの暴走

一時期収まったかと思ったけど、またしてもこずえが暴走
し始めた。金井だけでなく、今度は女性たちの覗き事件。
殆ど犯罪レベルの事が何気なく行われているところが凄い。

■こずえをしおらしくさせる為に・・・

ラブレターを出して女性らしくさせるという作戦。
実行するのは進だけど思いの外効果的で、すぐにこずえの態度が
変わり始める。恋をすると女性はトゲが抜けるのか。

■進は空手部の大谷からカラテを習う

登校途中で突然カラテを習い始めるのはちょっと違和感が有った
けど、遠くから見ると進が絡まれているように見える。
それを見たこずえが進を助けるも、勘違いだと判明。
二人として川に落ちる。

■ウソの気持ちのままデートする

進にとっては騙しているハズだけど、いつの間にかこずえの
事が好きになっていく。デートでは進がこずえにお礼と称して
スイーツを奢っていたので、こずえからはキスのプレゼント。

しかし一連の出来事が浩たちが画策したものだと知りこずえを
失望させる。

■進の気持ち

入り口はウソの気持ちだったが、いつの間にか好きになった
とする進。経験の少ない人がキスされたら好きになってしまう
様なものか。祥子は完全に宇部との関係を結んでしまったし、
入り込む余地のない進にとっては最善の道なのかも。

謝罪するも許してもらえず、許してもらえるならば何でもする
と話したことで、こずえは教頭の授業中にパンツ一丁で
机の上に上がって裸踊りをしろとの事。

まぁ結果は分かっているけどね。

■泉と直也

なかなか互いに本音を言い合えない状態だったけど、泉が
串田と伊豆の別荘に行く事になったことで、いよいよ直也も
気持ちを見せ始める。
高校一年なのにバイクに乗っているのね。