パパはニュースキャスター
(1987年1月期・TBS金曜21時枠)

脚本:伴一彦
プロデューサー:八木康夫
演出:吉田秋生、近藤邦勝

http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1005200


第2話 親の顔が見たい!
--------------------------------------------------------
いきなり自分の娘だとして三人の娘に居座られた竜太郎。
朝目覚めると音楽が鳴り子供達が風呂やトイレを占領している
のを見ると、それが現実だったと実感する。
三人の愛たちは、冷蔵庫を覗くも、何の食料も入っていない事
に信じられないと朝からうるさく語りかける。三人共に愛と
いう名前故に、これからは名字で呼ぶことになるのか?と尋ねる
が、竜太郎は頭を抱える。そんな中、西尾愛と大塚愛は同様の
立場であるが、互いに牽制し合う。美男子のパパなのに、西尾の
様な不細工な子供が生まれるのはおかしいとする大塚に対して
母親が遊び人なのに本当にパパの子なのか?と投げ返す西尾。
西尾には竜太郎が父親だとする確信が有った。それは血液型。
疑うならば血液検査をしましょうというが、竜太郎はそこまで
しなくていいと止める。子供達はハッキリと分かったら困る
のでしょうと告げる。竜太郎は確かに君たちの母の事は知って
いるが、それでも子供とは思えないという。それに育ててくれた
両親が居るはずなので、今まで通りに過ごしたらどうかと提案
する。そしてそんな両親の連絡先を教えてくれとするが、蒸発
しただの死んだだの告げて、もうここしか居場所がないと
訴える。

一方松本家では、竜太郎の部屋に子供が泊まった事を気にする。
特に竜太郎を気に入る文子は、子供達が竜太郎の隠し子で、
秘密裏に結婚していたらどうしようという。保は親戚か何か
ではないかとし、自分たちが心配することではないという。

竜太郎が出勤しようとすると、子供達は退屈なので一緒に連れて
行って欲しいという。しかしそれを断る竜太郎。竜太郎は娘
たちが食べるものがないとすると、仕方なく1万円札を手渡す。
そんな中、松本文子がドアを開けてやってくる。彼女に対して
子供達は親戚だと告げる。社会的対面も考えようと子供達は
話し合う。

竜太郎はいつもよりも早く出勤する。
みゆきはそんな彼に驚く。竜太郎は熊本に居る大多記者に
鈴木美恵子の事について調査してもらう。すると教えてもらった
住所には確かにその人物は住んでいたが、既に亡くなっている
事を告げる。親戚は無く、母は保健の外交員をしており、父親
は依然として分からないという。このまま調査するという彼に
これ以上の詮索は良いと告げる竜太郎。

竜太郎は帰宅すると部屋を子供達が散らかしているのを目に
する。家中は子供達の物で溢れる中、そこに文子がやってくる。
子供達を預かっているという。
子供達は松本家で生まれた赤ちゃんを見る。
悠作は、母は国際線に搭乗するので月に20日は家を留守にする
のに子供が二人もいるなんておかしいという。三人の愛は、
一年に子供を三人も産んだ知り合いを知っているとして竜太郎
を暗に非難する。保たちは親戚の子供達がみんな愛という名前
が付いている事を珍しいと指摘する。
三人の娘たちは暫くはここに居るのでお世話になると告げる。


竜太郎の三人娘。
--------------------------------------------------------

三人の娘は果たして本当に竜太郎の娘なのか?

今回そんな裏付けを取るために、竜太郎も密かに調査する。

どの人物もとんでもない人物ばかりで、特に大塚の母・ちか子
は、娘を置き去りにして彼についてアメリカに行く所など、
理解を超越する行動に出ていた気がする。

西尾の母もまた、血の繋がりが有るにもかかわらず、娘のこと
を邪魔扱いする所は酷いけれど、そんな女と再会してやっぱり
寝てしまう竜太郎もまたちょっとキている所がある。

愛たちのわがままな行動

竜太郎の責任感のない行動にも擁護すべき余地が無いけれど、
女の子が三人も集まると、制御不能な状況に陥るな。
部屋を無駄に汚している辺りは、確かに少々やり過ぎだけど、
父親に怒られることで、絆というのを見いだして行こうと
している所があるのかも知れない。

板橋区明徳小6年三組

大塚愛が通っていた小学校。意外と近くにいて生活していたん
だね。3年前に静岡から母子で上京し、1週間前から母が
行方不明との事。まさかテレビに出演して家出人として訴え
出るとは思わなかった。

昭和49年5月、スナック"ルナ"での出来事

竜太郎は西尾の母を口説いたところ。いつも口説き文句が
ワンパターン。
12年前に竜太郎との間に妊娠が発覚。当時付き合っていた彼に
勘違いさせてそのまま子供として育てさせたけれど、子供の
血液型が夫との間では絶対に産まれないと知って、夫は育児
放棄。更に結婚4年目に夫との間に新しい子供が出来た事で
西尾愛は完全放置になったとの事。

竜太郎が悪いか、母親が悪いのか。

妊娠したという事実を竜太郎には知らせるべきだったけど、
当時は竜太郎が何者なのか、母親達は知らなかったのだろうか?
テレビのキャスターとしてテレビに写るようになった事で
それが判明したのかな。

一応子供を認知した竜太郎

認めるつもりは無いとしながらも、三人とも一緒の部屋で
過ごすよう告げて、事実上認めることになった。
最後にちょっとしたほっこりとした感じの内容で、このドラマ
の良さが出た感じだ。

C-C-Bが出演

一話では本田美奈子さんがスタジオで歌う姿があったけど、
今回はC-C-Bが歌うシーンが有った。ただ家出人捜索の番組で
歌を歌わなくても良いんじゃないだろうかとか、C-C-Bの曲が
Romanticが止まらない」意外にも有ると言うことを改めて
知らせてくれる物があった。


鏡竜太郎:田村正和 ("ニュースチャンネル"のメインキャスター)
米崎みゆき:浅野温子 ("ニュースチャンネル"のサブキャスター)
松本保:所ジョージ (主夫で竜太郎の隣人)
松本文子:松本留美 (国際線の客室乗務員)
松本悠作:石堂穰 (保と文子の息子)
西尾愛:西尾麻里 (伊豆半島沖地震の取材にて)
大塚愛:大塚ちか子 (伊豆半島沖地震の取材にて)
鈴木愛:鈴木美恵子 (大洋デパート火災の取材にて)
西尾麻里:田島令子 (西尾愛の母)
大塚ちか子:きたむらあきこ (大塚愛の母、蒸発)

大多記者:松澤一之
局長:藤岡重慶
小林繁:小林繁 (スポーツキャスター)
相沢早苗:相沢早苗 (お天気キャスター)
今西先生:室井滋 (3人の愛の担任)
F・D:真鍋敏
編集長:宮田光
運転手:中島元
ホステス:森田水絵、円城寺あや、川俣しのぶ

ナレーション:芥川隆行


C-C-B


評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system