パパはニュースキャスター
(1987年1月期・TBS金曜21時枠)

脚本:伴一彦
プロデューサー:八木康夫
演出:吉田秋生、近藤邦勝

http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/DRT1005200


第4話 おかしなおかしなお手伝いさん
--------------------------------------------------------
竜太郎の出演するニュース番組で"父親の日曜日の過ごし方"
アンケート結果が発表される。
1位は家庭サービス、2位はごろ寝、3位はゴルフの順番。
みゆきはその結果を受けて、日本のお父さんは頑張っています
ねと語る。みゆきは竜太郎の日曜日の過ごし方を尋ねると、
健康に気遣い体を動かしている事を告げる。

日曜日の朝、子供達は竜太郎を起こしに来る。
テレビでは体を動かすと言っていたでしょうと告げ、そういう
人が伝えるニュースは信用性が無いと指摘すると、竜太郎は
仕方なく目を覚ます。

家族みんなで近所の商店街に買い物に行く。
大量の買い物。西尾は竜太郎に肉屋に行って豚こまを買ってきて
くれるよう頼むが、店主は竜太郎に気がつき、いつもテレビを
見ていると言われると、ロース肉を買ってしまう。
西尾は豚こまと言ったのに見栄を張ったでしょう?と白い目。
竜太郎の部屋の冷蔵庫はこれまで一人暮らしだった事もあって
容量が小さい。買ってきた食材は殆ど入らず、仕方なく保に
お裾分けする。

子供達は家庭の事は自分たちでしようと張り切るが、西尾は
洗濯機の中にカシミアのセーターを入れてしまう。大塚は
料理するもフライパンを炎上させてしまい、眉毛を焦がす。
鈴木は裸で風呂掃除するも、竜太郎が中を覗いた為に大パニック
に陥る。
ようやく料理ができあがるが、竜太郎の食は進まなかった。
一同これは母が教えてくれた料理のレシピだと告げる。
鈴木はたまには私たちの母について思い出すことは有るのか?
と竜太郎に問う。
竜太郎が風呂にはいると、背中を流そうか?と声を掛けてくる。
竜太郎が一人部屋で飲んでいると、子供達がやってきて一人
だけの体ではないのでくれぐれも気をつけてと告げられる。

翌朝も竜太郎の食事の世話は子供達が行う。
コーヒーを入れてもらうがあまりのまずさに、見ていない隙に
流しに捨てる竜太郎。

出社する竜太郎は会議を行う中、西尾から電話が鳴る。
会議中には電話するなと言っただろうとし電話を切ってしまう。

みゆきは仕事が終わると自宅で自分のVTRをチェックし、化粧の
具合などを見つめる。竜太郎も部屋に来ていたが、突然帰ると
いう。いつもならば泊まるのにどういう事か?と尋ねるみゆき。
もしかして電話して来た女の人が待っているのか?と疑う。

竜太郎は帰宅すると、部屋には保と悠作が来ていた。
鈴木が熱を出して彼らに看病されていたのである。電話したの
に話も聞かず、更には夜遅くまで出歩いていた竜太郎を非難する。
鈴木は朝に起きてこなかったのにそれに気がつかないのは父親
としておかしいと非難される。鈴木の様子を気にする竜太郎
だが、風邪を移したらいけないとし、部屋から出て行くよう
求める。


竜太郎が住んでいるアパート"テラス代々木"
--------------------------------------------------------

子供たちは家事を行い始める。

父のために炊事洗濯を始める子供達。
しかし当然ながらこれまで経験のない彼女たちには、料理は
作れず天手古舞い。

竜太郎は良き父?

思わずテレビの前で、日曜日は体を動かしている事を公表して
しまった為に、その発言を三人の娘たちに突かれて、家族サー
ビス、家族との時間を持つようになる。ただ竜太郎は気乗りして
いない感じで、かろうじて一緒に行動しているだけの状態だ。

鈴木の容体が悪化

前日に風呂掃除の際、裸で行っていた事が前振りとなって
病気になってしまった。
それに気がつかない竜太郎を子供達は一斉に非難。
そこで竜太郎は家政婦を雇ってそこに丸投げしようと考える。

みゆきは竜太郎と女性の関係を疑う

そろそろ気がついても良いんじゃないかという流れではあるが
自分には子供が居ることを竜太郎は何時告白するのか。
告白するためには恐らくそれなりに自分の子供であるという
実感が必要なために、現在模索している感じだね。

竜太郎に三人目の娘??

佐藤ひとみという家政婦。娘の名前はメグミであり、現在
ひまわり保育園に通っている園児。
12年前に三人の娘を授かった竜太郎だけど、三人に限定される
ものではない為に、これからもどんどん増える可能性はある。
一体最終話までに何人になるのだろうか?

竜太郎は女性と見ると見境がない。

特に酒を飲んだらアウト。お決まりのくどき文句を使って
女性をたぶらかす。有名人故に簡単に引っかかる女性も
多いみたい。

竜太郎が結婚する事に恐れる娘達

結婚すれば自分たちを追い出そうとするはずだとして、家政婦
の佐藤を追い出そうとする。トイレを意図的につまらせたり
鍋に蛙を入れたり・・・まぁもちろん順調にいくわけはない
けどね。

悠作を使っていたずら電話するのは犯罪に近いものがあるけど、
悠作がヒーローの様に登場する姿は笑えるものがあったな。

松本家のやりとりを見て家族団らんを求める子供達

最後に鈴木が竜太郎に語る姿には、とても泣かせるものが
有った。家族水入らずで過ごしたいこと。竜太郎が自分たちの
事を子供だと実感できない事も理解するが、それ故になるべく
長い間親子でふれあいをもって話し合いたいこと。
相変わらずちょっぴりしんみりさせる辺りはこのドラマの良さ
だね。


鏡竜太郎:田村正和 ("ニュースチャンネル"のメインキャスター)
米崎みゆき:浅野温子 ("ニュースチャンネル"のサブキャスター)
松本保:所ジョージ (主夫で竜太郎の隣人)
松本文子:松本留美 (国際線の客室乗務員)
松本悠作:石堂穰 (保と文子の息子)
西尾愛:西尾麻里 (伊豆半島沖地震の取材にて)
大塚愛:大塚ちか子 (伊豆半島沖地震の取材にて)
鈴木愛:鈴木美恵子 (大洋デパート火災の取材にて)
西尾麻里:田島令子 (西尾愛の母)
大塚ちか子:きたむらあきこ (大塚愛の母、蒸発)

大多記者:松澤一之
局長:藤岡重慶
F・D:真鍋敏

ナレーション:芥川隆行


佐藤ひとみ:中村れい子 (お手伝いさん)
局アナ:池田裕子 (みゆきと一緒にランチへ)
店員:石黒正男 (肉屋さん?)
女性教師:坂井寿美江 (小学校の先生)
佐藤メグミ:上田愛美 (ひとみの娘)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system