泥棒に手を出すな! (1990年10月17日-12月26日・木曜20時枠・テレビ東京) 原作：赤川次郎「美人刑事と泥棒亭主」より 脚本：大久保昌一良(4)(8)(9)、土屋斗紀雄、寺田敏雄(3) 椋露地桂子(5)、桜井正明(7) 演出：中津川勲、日名子雅彦(3)(4)(7)(8)、生島信(5)(9) 主題歌：Darlin'「ハートブレイクのままじゃいられない」 http://www.bs11.jp/drama/1817/

第9話 タレント凍死事件！愛を殺意と暴く鍵
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屋上に居る男性に女性はナイフを突きつけ殺害しようとする。
女性は裏切った男性を許すことが出来ず殺害しようとするが、
真弓たちは張り込みしていて、それを止めるのだった。

一方ダークキャットは富豪・松永企業グループの総裁・松永
敬一郎の自宅へと入ろうとする。しかし突然ダークキャットに
襲いかかる武術の達人・河村ミツヒロによって侵入を阻止され
そうになるが、ダークキャットは口から吹き矢のようにして
針を飛ばして相手を眠らせると、邸宅に潜入。金庫を開けて
中に入っているものを奪おうとするが、なんとそこには松永
敬一郎本人がやってきて、いつかダークキャットが来ると思って
待っていたとのこと。金庫の中には聖徳太子が愛用していたと
される黄金の耳かきが入っていた。敬一郎は、孫娘の内沢圭子
が三年前から家出しており、彼女を捜してくれたらその宝を
あげるという。しかしそれを聞いたダークキャットは、自分は
泥棒で有って探偵ではないとしてその提案を拒否して、立ち去
る。

真弓やアッシーは男性の為に借金までした女性が傷ついている
のを知って、そういう人を助けるのもまた警察の仕事だとして
アッシーに女性を慰めるよう告げる。

淳一と真弓はバーに飲みに行く。
真弓は男性はウソ付きばかりで、先ほどの詐欺男も撃ち殺せば
良かったと呟く。淳一は世の中酷い男ばかりではないことを告
げ、少なくとも自分は真弓だけだという。真弓は気分良くなる
が淳一が次の瞬間、入店してきた女性に目を奪われているのを
見て、淳一に銃を突きつける。
真弓は男は先ほど屋上で女性に殺されかかっていた男性・内沢
洋介だと知り、最低な男だと呟く。そして相手の女性は、
ダークキャットが松永によって捜してくれと依頼を受けた内沢
圭子だと分かる。男は圭子に対して映画「サハラの嵐」に
出演するには300万円が必要だとして、妻から金をむしり取ろう
としていた。真弓達はこの男は最低な男だとして、圭子に忠告
するが、私は彼を愛しているのだから余計な事は言うなと
告げる。

一方本部長とデューダは歳末の警備にかり出される。
デューダは本部長に転職したらどうか?とするが、この年になっ
ての転職は難しいのだという。そんな中、目の前で洋介が
圭子と一緒に居るのを目撃する。言い争いをする中で、圭子
の元に、松永家の親戚でもある河村ミツヒロがやってきて、
圭子にこれ以上くだらない男といるのではなく、お爺さんの
元に戻るべきだと告げる。

そんな中、極地気象研究所で男性の変死体が発見されたとの
通報が入る。亡くなったのはなんと内沢洋介だった。真弓は
洋介が亡くなった事を聞いて天罰だとし、これ以上捜査する
必要はないと暴言を吐く。圭子も死の知らせを聞いて駆けつけ
てくる。この施設ではあるゆる天候を体験出来るのだとし、
職員の大山孝から話を聞く。するとそこに本部長がやってくる
と、本部長は誰が犯人なのか分かっているとして、大山孝を
事情聴取の為に署に連行する。
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■ダークキャットの強敵

今回ダークキャットの前に現れた男性・河村は数々の武術に
長けていたり、頭脳明晰な事もあり一筋縄ではいかない展開。
特にダークキャットが証拠を掴むべく車のトランクを盗みに
地下駐車場に訪れた際には、逆に河村によって閉じ込められて
しまった。

■詐欺師の内沢洋介

圭子がなぜ彼と結婚しているのか意味不明なほどひどい男。
一応この人は俳優だったりするのか?
妻から金を受け取ろうとしていたけど、実家とは疎遠の関係
に有るわけだし、圭子はそんなに金を持っていたのか?

■ダークキャットに依頼するもの

100億円の資産があり、松永企業の総裁の男性・敬一郎からの
依頼を受けることになる。ダークキャットは依頼を断り、泥棒
としてのプライドを楯にしていたけどロクなプライドじゃないな。
正当な報酬である2億円を受け取らず、盗むことが正しいと思っ
ているとはたちが悪い。

■大山孝もグルだった

洋介殺しの件は妻をハメようとしていたのか。
大山と洋介は学生時代からの友人とのことだけど、圭子には好意を
寄せていてラブレターを出している。なんだか変な関係だったな。

■犯行計画をコンピュータでシミュレート

大した犯行計画でもなくシミュレートする為にパソコンを使った
というよりも、パソコンにその計画を書き出していただけ。
その計画書が河村が書いたなどという証拠も一切無い中で起訴して
も当然証拠として扱うのは難しい。

■大石は休み

風邪で休んでいるらしい。
今回は時国が大活躍だったけど、相変わらず北海道山村のクマが
出る駐在の件は話として生きているらしい。

■親戚同士で結婚

日本では等身によっては許されているのだけど、従兄弟との結婚
ってかなり微妙なものが有るんだよな。
川村は結婚している圭子と結ばれようとしていたという事は
最初から洋介は殺そうとしていたのかな。