ホームワーク
(1992年10月期、TBS) 1992年10月16日〜12月25日

脚本:遠藤察男
企画協力:秋元康、佐藤光夫
プロデュース:遠藤環 
演出:遠藤環、金子与志一、戸高正啓



第2話 誘ってしまった
--------------------------------------------------------
圭介は町で拾ってきた芝犬(アトム)の餌を買いにコンビニに
行った帰り、バッタリと幸子と会う。朝、駅の改札口で足を
踏まれた程度の知識しか持ち合わせていない両者。落ち込んで
いるであろう彼女にどうかしたのか?と問うが、いいえと告げ
立ち去る幸子。

翌朝、周二は朝早くから幸子の家を出て、犬探しのビラを近所に
貼りに行く。
一方うらんは、犬が臭くて眠れなかったと文句を告げる。アトム
はそんなうらんの足をペロペロと舐める。

圭介とうらんは出社のために駅へと向かう。
圭介が誰かを捜すような素振りをしていた為に、うらんは私を
探していたのか?と問う。誰かを待っていたり、探していたり
する時が一番その人に対する気持ちが表れるときだという彼女。
圭介からそこまで愛されているのかと勘違いする。
圭介は、駅の伝言板に
"足を踏んだあなたと話がしたい"と書い
ていた。

犬を探して回る周二は、犬の声が聞こえた様な気がして、公道
に飛び出す。間一髪古川の乗った車にぶつかりそうになる。
死にたいのか?と古川は告げると、古川は先日周二に言われた事
を否定し、俺はお前が嫌うようなサラリーマンではないとし、
何かあれば尋ねてこいと名刺を手渡す。

圭介は出社すると、営業部長から今日もヘルプを求められる。
同じ会社に勤めるうらんは、圭介に今日は仕事がないので一緒に
食事をしないか?と誘う。しかしなんで一緒に住んでいる物同士
が外で会って食事をするのかとし、自分は今晩デートだと告げる。
うらんは全く臆する様子もなく、それは目出度いことだと告げる。

幸子は仕事を終えると、雇い主から久しぶりに一杯行かないか?
と誘われる。

カラオケで営業中の圭介は、得意のカラオケパフォーマンスを
見せる中、偶然その店に幸子がやってくる。圭介は彼女の前に
躍り出るが、営業部長から別の店に行くと言われ、仕方なく
その場から離れる。圭介はバーテンに頼み、自分の名刺を
幸子に渡して欲しいと頼む。しかしバーテンは別の女性にその
名刺を渡してしまう。

--------------------------------------------------------

圭介はうらんとの関係に行き詰まりを感じると、駅で出会った
美しい女性が気になり始める。なんとか接触を試みて、あれこれ
試行錯誤していくが・・・

駅の伝言板を使ったコミュニケーション方法は、なかなか
雰囲気が有って興味深い。

あらゆる意味で登場人物の絡みが多くなってきたし、パイプラ
インが太くなっている。

驚くべきは周二とうらんの関係が急転した事だけど、圭介が
より幸子への関係に加速を許すきっかけとなりそうだ。

不気味なところは、古川と圭介の妹・恵美の間に繋がりが出来た
事と、周二と古川の間にも、細い絆が生まれている点だ。
古川はゲイなんじゃないのかという気がしているが、現在の所
成金である彼の野心には注視が必要かな。

唐沢寿明さんの弾けた役所がなかなか面白いな。
毎度のカラオケシーンの弾けっぷりもそうだけど、銅像の前で
待ち合わせする中で、彼の突飛な行動がとても笑える。

森田圭介 …… 唐沢寿明 (文具会社)
竹永幸子 …… 清水美砂 (浅川弁護士事務所・秘書)
滝本周二 …… 福山雅治 (幸子のヒモ)
水野うらん …… 浦江アキコ (圭介と同居)
古川茂雄 …… 筧利夫 (ビデオレンタル業他、実業)
村口順子 …… 墨田ユキ (茂雄の彼女、浪費癖)
森田恵美 …… ちはる (圭介の妹)
奥野正 …… 榊原利彦 (茂雄の会社の社員)
森田八千代 …… 内田あかり (圭介の母)
森田幸介 …… 宝田明 (圭介の父、浮気)

浅川 …… 稲垣美穂子 (弁護士)
森田家のお手伝い …… 宮内順子
課長 …… 加賀谷純一


伊藤隆明、島ひろ子、出光元、安本卓史

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system