ホームワーク
(1992年10月期、TBS) 1992年10月16日〜12月25日

脚本:遠藤察男
企画協力:秋元康、佐藤光夫
プロデュース:遠藤環 
演出:遠藤環、金子与志一、戸高正啓



第11話 Xマスに出た答え
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圭介は自宅に戻る。周二とうらんを追い出した圭介。
幸子に対してこのくらいの事何でもないよな?と問う。

うらんと周二は傷心状態で自宅に戻る。周二はうらんを押し倒す
が、幸子の変わりならば嫌だと告げる。周二は俺たち格好悪い
よなと告げる。

幸子は周二に謝罪する。今まで絵を捨てられなかった事
は覚えていようと思ったという。ああいう思いをして、圭介
と一緒になった事。彼への気持ちが残っているという意味はな
かったと告げると、圭介もキーホルダーを持っていた事には
深い意味はなかったと告げる。

翌朝、朝食の際、幸子は圭介に今何を考えているか?と尋ね、
もっと互いに言いたいことを言い合おうという。少しくらい
喧嘩しても良いじゃないという。

圭介は出社すると、現場がやりたい旨を改めて現場監督へ頼み
にいく。
周二はその頃、無気力な状態で居た。古川から電話が鳴るも
電話を出ようとしなかった。

圭介は上司に呼び出されるも、彼は一切弁明せず、宣伝の仕事
はきちんとする事を告げ、やりたいことを訴えさせてくれる様
求める。すると上司からは来年の2月からは製作へ異動だと
告げる。圭介は見ている人は見てくれているとして大喜び。
帰宅すると幸子にもその事を告げ、幸子が応援してくれたお陰
だと告げる。しかし思ったほど幸子に笑みがないことに違和感
ほ覚える。幸子は明日のクリスマスイヴに、母さんの所に行こう
と告げ、恵美さんが出てから、お母さんたちは寂しい思いをし
ている事を告げる。しかし圭介はオヤジから色々と言われたく
無いとして、自分は行かない事を告げる。
幸子は隠していてもいつか分かることだから話すと言い、今の
映画会社に入れてのも実は父さんの力である事を告げる。この
前お父さんから聞いた事を告げ、何でも話すと約束したから
話した事を告げる。しかし黙っていてくれた方が優しいときも
有ると圭介は訴える。幸子はこれから自分の力で頑張れば良い
とし、お父さんとも仲良くして欲しいと訴える。

母・八千代は、夫・幸介に対して、幸子から明日来ると言って
いたので、会社の方早く帰れないか?という。

恵美は古川のために朝からケーキを作って待つ。
一方順子もまたクッキーを作って待っていた。

周二はうらんが未だに無気力になっている姿を見て、いつまで
もうじうじされるとたまらないとし、これじゃ惨めなので早く
忘れろとう。周二はここから出て行くことを告げる。

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圭介と幸子

夫婦なのだから少しくらい喧嘩しても良いとして、これからは
何でも包み隠さず話し会おうという事になる。
幸子から言い出したことで、彼女の勇気と行動力が、二人の
関係を救った感じだね。

最近の圭介は、冒頭の頃の弾けた感じがなかったので、ドラマ
も締めっぽくなっていたけど、最後は彼らしさが戻っていった。

うらんと周二はどん底

圭介から、これは俺たち夫婦の問題だといわれたことで、
二人が入り込む余地が無くなった感じ。
それ以降周二はピッタリと幸子を追うことを辞めた感じだし、
うらんだけが少々引きずった感じだった。

圭介を決断させたもの

結局父親からの影響からは逃れられないと感じたのだろうか。
圭介は朝、幸子がへそくりから金を出してプレゼントを買おう
としている事を知って、父親との関係を決着させようとした
みたい。

古川は順子と恵美のどちらを取るのか

古川の決断は正しかったと思う。
結局彼は順子を選んだ。そして順子もまた子供が居ることを
改めて語る。子供が出来て仕方なく来る様では嫌だったという
彼女。恵美にとって辛いものだけど、恵美の愛情というのは
少々本気なのかどうか分からないところがある。それだけ世間
知らずの環境に居たからだろうか。

クリスマスイヴ

圭介の実家で開かれる。
父・幸介もこれまで散々厳しいことを言ってきたけど、子供
たちが自分の元から離れて初めて気がついた部分も多いのかな。
そして夫の言葉に言いなり状態妻・八千代の態度が急変した事
も、幸介を更生させるものが有ったのかな。

幸子からクリスマスプレゼントをもらって嬉しそうにしていた
のが印象的。

うらんは周二を愛して行こうと決める

こういうのは決断してするものではないと思うけど、このドラマ
必ず、支える人物が都合良く配置されているので、必要以上に
悲惨な感じに見えない所がある。最後は全てのピースが上手く
ハマってしまったな。

しかしまさか奥野を実家に連れて行くとは思わなかった。

森田圭介 …… 唐沢寿明 (文具会社"コナン株式会社")
竹永幸子 …… 清水美砂 (浅川弁護士事務所・秘書)
滝本周二 …… 福山雅治 (幸子のヒモ)
水野うらん …… 浦江アキコ (圭介と同居)
古川茂雄 …… 筧利夫 (ビデオレンタル業他、実業)
村口順子 …… 墨田ユキ (茂雄の彼女、浪費癖)
森田恵美 …… ちはる (圭介の妹)
奥野正 …… 榊原利彦 (茂雄の会社の社員)
森田八千代 …… 内田あかり (圭介の母)
森田幸介 …… 宝田明 (圭介の父、浮気)

永橋 …… 小宮健吾 (東映の宣伝部長)
中村 …… 池田成志 (東映株式会社・圭介の先輩)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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