星の金貨 Die Sterntaler

脚本/龍居由佳里

第1話 愛すれど哀しく…

北海道の美幌別診療所に住む倉本彩。
彩の住む診療所にやってきたのは、大病院の息子・永井秀一
だった。この町の町長は永井秀一をこの地に永住させようとして
次々と彼に見合う女性を診療所に通わせる。今日も胸の豊かな
女性を患者として紛れ込ませていた。
その場面を見た彩は嫉妬の余り、辺りの物を投げ散らかす。
そんな様子を見て捨て子だった彩を育てた森岡四郎は心配する。
永井秀一はいずれ東京に戻る人間であり、好きになってはいけ
ない人間であると。その事を本人にも伝えるが、ある時突然
他界してしまう。

1995年の4月期(水曜22時枠)で放送していたドラマ。
もう今から13年前のドラマなんですね。

ドラマとしては良くできているのだが、キャラクターの説明が
ちょっと雑かな。
ストーリーの流れを見ていれば大概のことは分かるのだが、
テンポが良すぎて結構驚く。

兄は将来有望な大病院の長男だが何らかの理由で家を
飛び出している。仕方なく父親は腹違いの次男に病院を任せ
たいのだが、この弟がまたとんでも無くろくでなしなのだ。

兄と弟はとても対照的な性格をしている。
弟はセリフの中で、このドラマの核心に迫る。

人生は騙し合いであり、男女の関係に於いて君だけを愛している、
あなただけを待っているなんて言葉は嘘そのものだと。

そんな言葉の意味が嘘なのか本当なのかを兄の永井秀一と倉本彩の
関係の中から探っていくのですね。

なんだかノリピーがあまりにも可愛い。
大抵10年以上も前のドラマを見れば女性は化粧やファッション
の流行の違いから、違和感を覚える事間違いないのだけど、
ノリピーはこの頃からノリピーだ。ナチュラルなメイクを
しているためのものか、本当に違和感がない。

興味深いのはクレジットに西村知美と後の夫となる西尾拓美
が有ることか。このドラマの2年後に結婚する事になるので
このドラマの頃にはもう恋人関係だったのでしょうね。

出演
酒井法子 (倉本彩) 耳と口が不自由な捨て子
大沢たかお (永井秀一) 医者。長男だが家を出て行った
竹野内豊 (永井拓巳) 医者。次男。異母
細川直美 (結城祥子) 秀一とエレベータでぶつかり怪我をさせる
西村知美 (遠藤園子) 看護婦。拓巳に憧れている?
田中美奈子 (小泉美和) 外科医。大病院に勤務するため拓巳と寝る
中島宏海 (篠宮あゆみ)
北原雅樹(新井義彦)
酒井和歌子 (永井美智代) 拓巳の母親。
伊武雅刀 (小森敏彦)
竜雷太 (永井誠一郎) 大病院の院長
丘みつ子 (結城貴子)
中丸新将 (佐野孝) 病院の経理
西尾拓美 (神崎直人)
久本朋子 (木下朱美)
菊池則江 (恩田晴江)
中野公美子 (花岡香代子)
蛍雪次朗 (新井勝治)
立石涼子 (新井和子)
田山涼成 (川田洋一)
大滝秀治 (森岡四郎) 医者。倉本彩の父親代わり

guest
加藤善博、西川義郎、三貴将史、戸村美智子、えいり未知
葉山レイコ、浅川剣介、新堂有望、佐野和敏、田島穂奈美

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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