星の金貨 Die Sterntaler

脚本/龍居由佳里

第4話 愛と死を見つめて…いま蘇る!愛の記憶

記憶が戻らない秀一は医師としての仕事が出来ないために
事務所で働き始める。医局では看護婦達がかつてのホープの
落ちぶれた姿を見てみじめだと噂する。
秀一は未だ記憶の戻らないことに苛立ち、自分の過去はどんな
人物だったのか不安に思う。そんな苛立ちから、足繁く通う祥子
に二度と会いに来ないよう語る。
そんな中、病院では脳腫瘍で長期入院する患者の新井義彦が
騒動を起こす。元々入院食に不満を漏らしていた彼は、不安が
爆発し、ついに自殺するとして屋上の鉄柵を乗り越える。

ドラマとしての面白さはやはり彩の存在に集約されている。

彼女の献身的な優しさ。
ただ黙って見守るだけなのだが、そこに大きな優しさと愛情を
感じる存在として君臨しており、彼女が接する人々は誰もが
癒されてしまう。

秀一も彼女の優しさを感じているし、拓巳も彼女を特別な
存在としてみている。そして今回は病状が一向に進展せず
入院生活に疲れ病んでいる患者の心を癒してしまった。

不思議なことに何も語れない彼女に相談に訪れる女性の多いこと。
遠藤園子は拓巳の事が好きだと語るし、結城祥子は秀一の事で
協力することを求める。
今回は遠藤園子の嫉妬心によって、運命が面白いようにねじ
曲げられた。

最後に秀一がついに記憶が蘇る。
あの場面で手術するのは、医師法に接触しないのだろうかと
やや不安に思いつつも、記憶が蘇ったことで彩の存在を思い
出したのか気になる。
ドラマの中で桜の花びらが散るシーンを見て、雪が降る様子を
思い浮かべていたけど、北海道の頃の記憶が蘇るのは何時の日か。

出演
酒井法子 (倉本彩) 耳と口が不自由な捨て子
大沢たかお (永井秀一) 医者。長男だが家を出て行った
竹野内豊 (永井拓巳) 医者。次男。異母
細川直美 (結城祥子) 秀一とエレベータでぶつかり怪我をさせる
西村知美 (遠藤園子) 看護婦。拓巳に憧れている?
田中美奈子 (小泉美和) 外科医。大病院に勤務するため拓巳と寝る
中島宏海 (篠宮あゆみ)
北原雅樹(新井義彦) 患者。脳腫瘍。4話
酒井和歌子 (永井美智代) 拓巳の母親。
伊武雅刀 (小森敏彦) 副院長
竜雷太 (永井誠一郎) 大病院の院長
丘みつ子 (結城貴子)
中丸新将 (佐野孝) 病院の経理
西尾拓美 (神崎直人)
久本朋子 (木下朱美) 看護婦
菊池則江 (恩田晴江) 看護婦
中野公美子 (花岡香代子) 看護婦
蛍雪次朗 (新井勝治)
立石涼子 (新井和子)
田山涼成 (川田洋一) 地方の公務員?
大滝秀治 (森岡四郎) 医者。倉本彩の父親代わり
西川義郎 (勝又) 拓巳の友人
三貴将史 (青木) 拓巳の友人
戸村美智子 (タキ)

guest
岡元厚子、田村元治、井上智之、壇臣幸、小林アキショー
小西邦夫、田島穂奈美

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system