星の金貨 Die Sterntaler

脚本/龍居由佳里

第6話 恋人を殺さないで!嫉妬のメス

記憶を取り戻しそうになる所で、先日の怪我の後遺症により
再び倒れてしまう秀一。付き添っていた彩は必死になって
看病を続ける。彼が目が覚めたとき傍にいたのは祥子だった。
秀一は北海道に居たとき、傍にいた女性の存在を思い出した
というが、真実を思い出して欲しくはない祥子によって過去の
記憶をねじ曲げられてしまう。更に自分が病院まで付き添って
いたのだと嘘を付いた。

今回は彩にとっては酷な展開が続きましたね。

嘘を付いた祥子を問いただす彩は逆にカウンターパンチ。
嘘を付いたのは彼のためであり、愛しているのならば身を引く
のも愛の形だと言われてしまう。

勇気を持って告白してきた拓巳からも、逆上されて言葉責めを
浴びる。
更に酷いのは友達だと思っていた看護婦・遠藤園子からも
ここから出て行けといわれてしまう事だ。

彼女の居場所が次々と奪われ、秀一を愛することがまるで罪な
ような責められ方だった。
最後には生まれてこない方が良かったのかもしれないとまで
言い出すほど彼女は追い込まれてしまった。

唯一、彩にとって良かったことは、患者の新井義彦から
「彩に勇気をもらった」と優しい言葉をかけてもらった事だろう。
北海道時代にブランコで星空を眺めながら秀一に言われた
言葉でもあるんだよね。

その裏で結城祥子の巧みな接近が秀一との関係を一歩近づけた。
待ち続ける為の勇気を下さいとの事でキスする場面なんて、
なんの不純さも感じず、相手との既成事実化の上手い作戦だと
思う。

病院内での不正経理・裏帳簿の件で、秀一を抹殺しようとする
ものの存在が明らかになる。元々院長の座を狙っていた副院長
だが、医師としての良心に反する行為によって患者を傷つけ
ようとする。拓巳にメスを握らせるとは本当に恐ろしいな。

意図的に殺しはしないだろうが、どんなミスが起こるのか。

出演
酒井法子 (倉本彩) 耳と口が不自由な捨て子
大沢たかお (永井秀一) 医者。長男だが家を出て行った
竹野内豊 (永井拓巳) 医者。次男。異母
細川直美 (結城祥子) 秀一とエレベータでぶつかり怪我をさせる
西村知美 (遠藤園子) 看護婦。拓巳に憧れている?
田中美奈子 (小泉美和) 外科医。大病院に勤務するため拓巳と寝る
中島宏海 (篠宮あゆみ)
北原雅樹(新井義彦) 患者。脳腫瘍。4話
酒井和歌子 (永井美智代) 拓巳の母親。
伊武雅刀 (小森敏彦) 副院長
竜雷太 (永井誠一郎) 大病院の院長
丘みつ子 (結城貴子)
中丸新将 (佐野孝) 病院の経理
西尾拓美 (神崎直人)
久本朋子 (木下朱美) 看護婦
菊池則江 (恩田晴江) 看護婦
中野公美子 (花岡香代子) 看護婦
蛍雪次朗 (新井勝治)
立石涼子 (新井和子)
田山涼成 (川田洋一) 地方の公務員?
大滝秀治 (森岡四郎) 医者。倉本彩の父親代わり
西川義郎 (勝又) 拓巳の友人
三貴将史 (青木) 拓巳の友人
戸村美智子 (タキ)
加藤善博 (前田) 医師。美幌別診療所の後任
田島穂奈美 () タイトルに出る少女

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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