魔女の条件
(1999年・4月期木曜22時枠)

脚本/遊川和彦
演出/土井裕泰、難波一弘、片山修
プロデューサー/八木康夫

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/majo/index-j.html


第2話 初めてのあやまち

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自由な国・・本当に行きたいと思えば行ける。

未知は大の両親に逢う直前にこのままで良いのか自分の気持ち
が分からなくなり、その場から立ち去りタクシーに乗る。
行き先も分からず彼女は先日光と共にやってきた海岸へと足を
運ぶ。光もそこにやってくる。
未知は両親に会う約束をそっぽかした事を光に告げ、なんと
言い訳すれば良いのか頭を抱える。すると光は明日言い訳を
考えれば良いと告げる。
光は未知が持っていた婚約指輪を飲み込んでしまう。こうすれ
ば決心が付くでしょと告げるが、実際には飲み込んでいなかっ
た。
未知はそこで逃げたままではダメだと言い聞かせる。現実は
こんなもんだという考えがダメなのだという。光にも母親に
隠し事をせずにぶつかっていけと語る。

帰宅した未知は父親に問題の転校生の事に退所していて行けな
かったと告げる。父・憲一は生徒に熱心なのは良いが時と場合
も考えろと怒る。母・素子は本当に娘が大の事を好きなのか
と疑う。
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結婚すべきか、そして今の仕事を続けるべきかで悩む未知と
親の過度の期待と保護教育によって生きている実感が無い
光。果たして迷走している二人に答えは見つかっていくのか。

どちらも親の影響力が強いという家庭環境の中で、自分の生き
方を模索していくという感じの内容。

突然主人公が悪ぶってみたりするところが可愛らしい所で、
これからの人生どうしていきたいのか分からない所など、
世代差を越えて教師と生徒面白い関係が描かれている。

ただ正直、松嶋菜々子と滝沢秀明の二人が並ぶと、年齢差を
感じるのも事実で、恋愛に発展するのかというと微妙なもの
を感じてしまう。男性が年上というシチュエーションならば
有る程度違和感なく見られる所を見ると、やはり社会的に
こういうケースが少ないのか。

宇田桐子が北井大に好意を持っていそうだが、大と未知の
恋の橋渡し役として存在していたというのは意外な設定かも。

未知が急に大と向き合うようになったりして、気のないのに
思わせぶりをしてしまう所が何とも罪作りな感じ。
大も約束をすっぽかされて理解者ぶっているところは、ちょっと
自分に自信がないのかなと思う。

最後に光から奴の何処が良いのか?あんたはどうしたいのか?
本当の自分は一体誰なのか?と問われるわけだが、それは自分
への問いかけなのかと言うほどに、他人を気にしている場合では
無いような気がしてくる。

広瀬未知(26)…… 松嶋菜々子 (陵星学園、数学の教師)
黒澤光(17)…… 滝沢秀明 (転校してきた生徒)
北井大(30)…… 別所哲也 (東陽銀行勤務。未知の婚約者)
菅井美春(21)…… 緒沢凛
宇田桐子(26)…… 西田尚美 (東陽銀行勤務)
木下純(17)…… 山田麻衣子 (生徒。気難しそう)
五代優(42)…… 山口祐一郎 (医師)
岡島教頭(50)…… 田山涼成 (教頭)
松岡教諭(35)…… 温水洋一 (教師)
下田主任(45)…… 角替和枝 (教師)
広瀬憲一(59)…… 辻萬長 (父親、校長)
広瀬素子(54)…… 白川由美 (母親)
黒澤鏡子(39)…… 黒木瞳 (光の母、)

永田杏奈、東野佑美、日垣はるか、井上孝幸
小山雅也、原功一
田村元治、菅野達也、森川数間、大野英憲、佐野崇、三十右十三

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