魔女の条件
(1999年・4月期木曜22時枠)

脚本/遊川和彦
演出/土井裕泰、難波一弘、片山修
プロデューサー/八木康夫

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/majo/index-j.html


第4話 二人だけの秘密

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2人は図書室で一夜を明かした。
朝先に目覚めたのは光。彼女が目覚めようとすると寝たふり。
未知は光の寝顔に優しく息を吹きかける。
目が覚めると当分この事は秘密にしようという。光は未知の
後からそっと抱きつきこのまま時間が止まれば良いのにと
告げる。

それぞれ実家に電話を入れる。今日はちゃんと帰るので今日は
このまま学校に行くという。
学校に着くと生徒達から服装が昨日と同じだと指摘されるが、
授業には関係ないでしょうと一蹴する未知。
休み時間には光と未知で再び図書室に行きchatで会話する。
これって夢じゃないよね。私幸せだという。
廊下ですれ違うときにメモを渡す光。そこには日曜日、いつも
のバイク置き場で会おうと書かれていた。
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親からの押しつけではない自分たちの気持ちだけで結ばれた二人
は、充実感と共に幸せを満喫する。
しかし普通の恋人のように振る舞えない関係に、やや窮屈さを
感じる。

いよいよ二人が体の関係へと発展してしまった。
ちょっと急ぎすぎる関係にも思えるけど仕方がないか。
冒頭で未知が光に当分はこの事を秘密にしましょうと告げるけど
こんな関係最低限卒業するまでは言えるわけ無いし、下手すれば
墓まで持って行かねばならない事だと思う。

逢いたいという気持ちが募る様子は分かるのだが、やはり年齢
差が引っかかるし、未知側が結構積極的なのが結構違和感と
して映る。

生徒達の反応は相変わらず陰険だ。
笑えるのは普段勉強しそうもない生徒達まで、わざわざ分から
ない事を聞きに来たという名目で職員室まで未知をいびりに来る
行動。今時の生徒なんてそんなに他人に関心が有るように見え
ないのだけど、先生をからかいたいお年頃なのか。

光の母親・鏡子から自分にとって光の存在がどんなものなのか
を聞かされる。まるで父親が娘に固執するかのように、ここでは
母親が息子に溺愛している。

未知は大事な話を大にしようと呼び出すが、彼は決して話を
聞こうとしない。逆に父親の元に行き、自分が未知を捕まえて
いなかったせいだと告げるところはなんだか優しさを通り越して
かなり微妙な感じ。

家庭教師の菅井美春が光を尾行するようになる。
五代は女性遊びをしている途中に未知と光が抱き合う姿を目撃。
木下のシャツの下からは虐待されていると思われる生々しい傷。

父親は未知に退職するよう命令する。
母親は良き理解者の顔を見せるけれど、生徒との関係を本音の
所ではどう思っているのだろうか。

父親が勝手に退職届を出し、生徒の前で結婚退職を告げる事に
なる。全ては止められないのかと思いきや、全校生徒の前で
学校を辞める気はなく、更に光まで愛していると宣言。
ここまでされると男性ならば重たさを感じて逃げたくなるシチ
ュエーションだが、この二人はそんな軽い気持ちの二人ではな
いからね。果たしてそれを受けて学校側はどんな行動に出る
のかな。

広瀬未知(26)…… 松嶋菜々子 (陵星学園、数学の教師)
黒澤光(17)…… 滝沢秀明 (転校してきた生徒)
北井大(30)…… 別所哲也 (東陽銀行勤務。未知の婚約者)
菅井美春(21)…… 緒沢凛 (家庭教師)
宇田桐子(26)…… 西田尚美 (東陽銀行勤務)
木下純(17)…… 山田麻衣子 (生徒。気難しそう)
五代優(42)…… 山口祐一郎 (医師)
岡島教頭(50)…… 田山涼成 (教頭)
松岡教諭(35)…… 温水洋一 (教師)
下田主任(45)…… 角替和枝 (教師)
広瀬憲一(59)…… 辻萬長 (父親、校長)
広瀬素子(54)…… 白川由美 (母親)
黒澤鏡子(39)…… 黒木瞳 (光の母、)

永田杏奈、東野佑美、日垣はるか、井上孝幸、小山雅也、原功一

山崎満、練木有美子

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