魔女の条件
(1999年・4月期木曜22時枠)

脚本/遊川和彦
演出/土井裕泰、難波一弘、片山修
プロデューサー/八木康夫

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/majo/index-j.html


第6話 逃避行

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自由の国は無いと絶望感を露わにする光に対して未知は、絶対
に有るとして二人で行こうと告げる。二人で手を取り合い学校
に出て行く姿を生徒達も見ていて歓声を上げる。それに気がつ
いた光の母・鏡子はすぐに追い掛けるが、踏切の所で振り切ら
れてしまう。

これからどうしようか?
行き先の決まらない二人はコインで運命を託そうとする。
裏なら北へいき、表ならば南に進む。
コイントスするも、マンホールの上でコインは倒れず立ったま
まの状態。これは二人で決めろという事だとして二人で決める
事になる。

一方鏡子は大の元を訪れる。未知が行きそうな所を探るために
来た事を告げ、助けて欲しいという。大は病院にいる素子に
連絡が有ったのか聞きに行くも、素子も分からないという。
そんな素子の元に彼女から電話が鳴る。彼女は今しかない、
今逃したら後悔するとして母親に理解を求める。
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未知と光、逃避行の末二人は何処に向かうのか。

取りあえず光の提案で福島県・郡山にいる伯父さんの元を
訪れ、父親の人物像を探りに行くことになる。
光の父親は7歳の時に亡くなり、多忙な父親とは殆ど思い出ら
しいものがない。ただ病院に飾られている父親が描いた絵だけ
が彼の心に残っていた。

逃げた日の晩にビジネスホテルに泊まるもフロントの半海一晃
さんの目には二人はどう映ったのだろうか。姉弟にしか見えない
二人を恋人だと分かったのだろうか。
眠れない夜を過ごす二人が未知の方からベッドに行って良いか?
として光の中に入っていくところがやや不自然に映るが、
抱き合いながら眠る二人は確かに絵になる。

翌日、福島県・郡山に向かう。
父親の弟・黒澤徹は両親が居ない子供達を寄せ集めてボランテ
ィアとして子供たちを生活させていた。
景観の素晴らしさに驚くばかり。これって本当に福島のロケ
だったのか?

徹自身も息子をイジメで失い、後を追う形で妻も失う身。
その為に今のボランティアハウスを運営しているという。
彼も中学の教師だったことで、未知のことをすぐに教師と見抜
いた辺りは流石だが、子供のイジメられていた事を誰よりも
見抜かねばならなかったのにね。

電話している中で子供の声が聞こえたのを機に、未知と光が
何処に行ったのかがバレてしまう。
徹も子供を失う気持ちを知る身なので二人のことを素直に応援
出来ないでいるが、彼らを逃がしてあげる辺り、とても優しい
人だね。

刺客として送られてきたのが大。
力で連れて行こうとしている辺りはちょっと引いたけど、
好きな女のために必死になる彼にはちょっぴり同情する余地
有りか?

広瀬未知(26)…… 松嶋菜々子 (陵星学園、数学の教師)
黒澤光(17)…… 滝沢秀明 (転校してきた生徒)
北井大(30)…… 別所哲也 (東陽銀行勤務。未知の婚約者)
菅井美春(21)…… 緒沢凛 (家庭教師)
宇田桐子(26)…… 西田尚美 (東陽銀行勤務)
木下純(17)…… 山田麻衣子 (生徒。気難しそう)
五代優(42)…… 山口祐一郎 (医師)
岡島教頭(50)…… 田山涼成 (教頭)
松岡教諭(35)…… 温水洋一 (教師)
下田主任(45)…… 角替和枝 (教師)
広瀬憲一(59)…… 辻萬長 (父親、校長)
広瀬素子(54)…… 白川由美 (母親)
黒澤鏡子(39)…… 黒木瞳 (光の母、)

永田杏奈、東野佑美、日垣はるか、井上孝幸、小山雅也、原功一

木下純の父 …… 石丸謙二郎 (アルコール中毒)
黒澤徹 …… 塩見三省 (光の父親の弟。郡山でボランティア)

加賀谷純一、半海一晃、三村ゆうな、立花はやか、山口裕二郎

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