魔女の条件
(1999年・4月期木曜22時枠)

脚本/遊川和彦
演出/土井裕泰、難波一弘、片山修
プロデューサー/八木康夫

http://www.tbs.co.jp/drama_archive/majo/index-j.html


第10話 先生はすべてを捨てた

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死ぬまで傍にいると約束し、光と未知はキスするも、未知が
突然その場で倒れてしまう。切迫流産の可能性があるので
安静にするよう言われた光。退院した彼女に今すぐ結婚しよ
うと告げ、自分が面倒を見ると言い切る。しかし彼女は周り
にも認めて貰う為に何が出来るのかを考えるのも大切なこと
だとして早期の決断に待ったを掛ける。

未知は鏡子の前に現れ子供が出来たことを語り、二人で育て
るという。私達は逃げも隠れもしないとして、光がGSでバイ
トしていることを告げる。鏡子は光と逢うが、光は先生と
子供のために生きるので病院は継げないことを語る。すると
私には何も残っていないとして脱力感を露わにする。

病院を奪われたことを知った光は五代に詰め寄る。
しかし逆に感謝すべきだとして、病院を継ぐという呪縛から
解放してやったと上から目線で語る。
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結婚を口にした光に対して周りにも認めて貰う為に何が出来る
のかを考えようと語る彼女だが、逆に最後になって突然
彼女の口から、もう私達は全てを捨てるしかないと告げられる
辺りが、今回の展開の絶望感を表しているのだろうか。

光は母親が憔悴しきっていることに無視できなくなってきた
様子。一応病院という後ろ盾がある頃には、光も大丈夫だと
思っていたのか。しかし息子さえも毒で殺害しようとしていた
彼女の事が心配になり、ついには自殺未遂。

一方未知周りの話では、両親が離婚しようとしている事を知る。
母親は未知のせいではないという。自分のための人生を生きる
としていることからも彼女から感化されたのか。
桐子との関係は、田舎に帰ろうとする彼女を引き留めた。
このまま逃げず自分の気持ちを誤魔化すなと告げる。
何処にいても親友だという彼女の問いかけに乗ったような感じ
になった。
更に大に関しては、結婚を破棄されたことで左遷されること
になる。一応嫌みを言いたくて彼女の前に現れたのか、それ
とも自分の不甲斐なさを通して、自分のことを選ばなかったのは
正解だとして、光との関係を容認したのか。

光が母親に傾き始めている事を知った未知。
母親には勝てないと思ったのだろうか?
互いに家庭が崩壊して有る程度自由に生きられる環境が整い
つつ有るにも関わらず別れを切り出す未知。これまでこれだけ
固執してきた二人の関係をあっさりと手放そうとするところに
ちょっと説得力を感じないが、子供を身籠もり母親の気持ちに
触れたことで鏡子に同情する立場になったのだろうか?

広瀬未知(26)…… 松嶋菜々子 (陵星学園、数学の教師)
黒澤光(17)…… 滝沢秀明 (転校してきた生徒)
北井大(30)…… 別所哲也 (東陽銀行勤務。未知の婚約者)
菅井美春(21)…… 緒沢凛 (家庭教師)
宇田桐子(26)…… 西田尚美 (東陽銀行勤務)
木下純(17)…… 山田麻衣子 (生徒。気難しそう)
五代優(42)…… 山口祐一郎 (医師)
岡島教頭(50)…… 田山涼成 (教頭)
松岡教諭(35)…… 温水洋一 (教師)
下田主任(45)…… 角替和枝 (教師)
広瀬憲一(59)…… 辻萬長 (父親、校長)
広瀬素子(54)…… 白川由美 (母親)
黒澤鏡子(39)…… 黒木瞳 (光の母、)

須永慶、留美、藤井優矢

山田麻衣子さんのblog
http://ameblo.jp/yamada-maiko/

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