恋愛結婚の法則
(1999年7月7日〜9月22日)

脚本/樫田正剛(1)(2)(4)(6)(8)(10)(11)(12)
金子ありさ(3)(5)(9)、大森美香(7)
プロデュース/金井卓也、東海林秀文
演出/松田秀知、奥本亮

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/marriage/index.html


第12話 結婚・朝子の場合


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ある寝坊した朝、突然ドアのベルが鳴ったかと思うと目の前に
いたのは千明の夫・透だった。千明は透のこと責める事で
一悶着有るのかと思えば抱きついて熱い抱擁をするという行動
ら朝子も理解できない。
朝子は会社で部長から総務課に異動になる事を聞かされる。
傷心を引きずる間もなく部長に呼び出されると、なんと難攻
不落であったスーパーのパワー・エムから担当者を朝子指名で
呼び出される。現場に行くとなんとアサヒビールの入荷を約束
を取り付ける事に成功した。話しを聞いてみるとスーパーには
絶対に卸さなかった浜崎酒造の「杜の里」を出火する変わりに
アサヒビールの入荷をすることだったという。耕三が朝子に
残した最後のプレゼントだった。
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さていよいよ最終回。
仙台に戻ったはずの耕三だが実は千明の作戦により、まだ東京
に残っていた。最後のチャンスとばかりに耕三の良さをアピー
ルするが、無情にも結婚式当日を迎えてしまう。最後の一発
逆転はあるのか?

朝子は二人の男性の人間性を見比べてみて、どちらと結婚を
するべきかで悩むわけだが、じゃあ朝子の良さとはどんな所に
有るのかという疑問が残る展開だった。恋人はいつも対等な
関係で居たいというデータが途中で掲示されるが、男性は朝子
の為を思って行動を起こすも、朝子は二人の男性の為に一体
何をしてあげたのだろうか?

洋介の欠点は相手の気持ちを余所に自分のペースで結婚を進め
ていくところにあった。海外で結婚しようと告げたにもかかわ
らず、部長からの願いで今度は東京の指定されたホテルで結婚
しようと言い出す。ただ強引に見える一面もあるが、男性には
強引に引っ張って欲しいと願う女性だって居るはずだし、
そういう判断は難しいところがあるね。

途中友情出演した岸本加世子の言葉によって、結婚相手が
家族・兄弟に優しくしてくれた人間性が結婚するきっかけと
なった事を知り、ますます朝子の中で耕三の存在を膨らませる。

最後に結局逆転するわけだが、式当日の朝に気がつくならとも
かく指輪の交換の時に違和感を感じて逃げ出すなんて、ドラマ
なら良いけど、相当迷惑な人だよな。

結局こうなるべくドラマを作っている感じがして、正直あんまり
ときめかなかった。33歳という年齢をもう少し考えた演出に
なっていると良いんだけどね。

今回のデータ
「結婚相手を今も愛している 男76.6%、女61.3%」
「恋人とはいつも対等な関係で居たい 77.6%」
「結婚相手の親との同居は嫌 66.9%」

中嶋朝子:小泉今日子 (32歳独身。HIKARI BEER営業)
浜崎耕三:柳葉敏郎 (朝子の見合い相手)
宇都宮洋介:柏原崇 (HIKARI BEER営業)
浜崎実:北村総一朗 (耕三の兄)
三条理子:西田ひかる (大家)
林遥:小雪 (洋介の彼女)
斎藤豊:伊藤高史 (HIKARI BEER営業)
中嶋千明:小林聡美 (朝子の義姉)
中嶋美季:大平奈津美 (千明の娘)
中嶋透:阿部寛
東部長:小野武彦 (HIKARI BEER)
神山:八嶋智人 (結婚相談所)
助川邦夫:近藤芳正 (隣人)
三条芳夫:新克利 (理子の父)
神田弥生:遠山景織子 (耕三の見合い相手)
浜崎拓也:中村嘉葎雄 (耕三の父)

伊藤正之、秋山菜津子、樋渡真司、宮田早苗、大野雅子
嶋崎伸夫、中根徹

大河内浩、陰山泰、岸本加世子、高原智美

評価:★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)

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