新空港物語 (1994年度1月期・テレ朝・木曜21時枠) 1994年1月6日〜3月17日 脚本：塙五郎、中村勝行、ちゃき克彰 演出：山口和彦、田中秀夫ほか プロデューサー：五十嵐文郎、高橋勝、南條記良、力武敏彦 音楽：本多俊之 主題歌：「Don't Leave Me」B'z テーマ曲：「あの時のように」山根康広

第5話 盗まれたパスポート!特別機を待つ女
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潤三は高田と久美子の結婚式用のモーニングを新着する為に
職場で仮縫いをしてもらっていた。妻には内緒で新着するの
だとし、何といっても仲人だという。

その頃高田は久美子と逢うと、結婚式場の手配をした事を語り
結婚後は新婚旅行でパリに行こうと告げる。しかし久美子は
高田に結婚指輪を返すと、私はもう少し結婚について考えたい
のだという。高田と結婚することに自信が無いのだと語り、
こんな気持ちで結婚してはいけないと語る。

いよいよ職員たちの給料日だった。
谷川は潤三に先日のカラオケ代のツケを強引に払わせる中で、
谷川は栗山の事を食事でも行かないかと誘うが、それを拒否する
彼女。谷川は栗山の友人である八巻に対して、彼女には彼氏が
居るのか?とし、毎日定時に帰宅するし、給料日にはいつも
何処かに行くが誰も知らないのだという。

谷川たちは退職したパーサーが経営しているバー"Glass House"
へと足を運ぶ。飛行機好きが集まるバーだった。
純平は久美子達の前で、自分は小笠原生まれなので何とか島
に空港を作るのが夢なんだと語る。
そこに立花もやってくる。谷川はイジワルして、強さ酒を
グラス一杯に注ぐと立花は難なく駆け付け一杯一気に飲み干して
しまう。すると純平と共に踊るのだった。

谷川は一人激しく飲んでいたが、その様子をサングラスをした
男性が監視していた。

その頃、栗山は一人成田ウィンズホテルにやってくると、
一泊10万円はするスイートルームに部屋を取っていた。

谷川は酔って少し荒れていると、八巻からは先ほどは降られは
したが栗山は谷川にちょっぴり好意を抱いている事を聞かされ
る。
谷川は泥酔し気分が悪くなった為にトイレに向かうと、そこ
でサングラスの男とぶつかり、店内に展示してある飛行機の
模型を壊してしまう。サングラスの男・山下信雄は自分が
谷山を介抱するとして彼をトイレに連れて行くと、彼が吐いて
いる間に、背広のポケットから空港の職員用のIDパスを盗み
盗るのだった。

純平は久美子と一緒にバーを出ると、二人はコーヒーでも
飲まないかという事になる。純平は久美子を自宅に招待する。
自分のアパートは独身寮なので女性の宿泊は禁止されている
ので決して下心はないという。久美子は純平の家にやって
くると、彼の部屋は整頓されていて、しかも勉強熱心であること
が分かる。漫画ばかりみている人かと思ったという久美子。
しかし彼の部屋のベッドで女性(妹のみゆき)が寝ているのを
知ると、久美子は誤解して家から出て行ってしまうのだった。
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■久美子は高田との結婚を取りやめる

取りあえず指輪を返した段階だけど、その後どうなるかは
まだ定かではない。ただこの高田という人物、久美子がこれ
だけ嫌そうな顔をしているのに、理由も聞こうとせずに
突っ走ろうとする姿は凄かったな。
純平を殴っていたけど、上司に訴えてやれば良い。

■谷川のミス

冒頭から谷川が尾行されていたけど何で谷川が狙われていた
んたろうね。カラオケに順三と通っていたのを見られて
そこから今回の被疑者である山下にIDを盗まれたのか?

■純平に妹が居た。

バトントワリングをしている妹のみゆき。
みゆきというと、あだち充の漫画を思い出してしまう。
とても可愛らしい子で、兄を慕っていたし、寂しいと泣きつ
いてくる姿が有った。計算だったりしたらヤだな。

純平が小笠原出身だったというのは驚きかも。

久美子に誤解されたけどすぐに誤解を解けばいいのに、
何故それをしないって感じだった。

■飛行機好きが集まるカフェ

つい最近までフジテレビで「TOKYOエアポート」が放送して
いたけど、このドラマの設定を一部拝借している部分がある
のねと感じさせるシーンだったね。

■栗山の謎の行動

自分にご褒美を・・・っていうのはありがちな設定だけど、
母親が病気で大所帯の母親役を栗山が担っているという事を
考えるとやっぱりご褒美だなんだと言うのはちょっと厳しい
設定かも。

■犯人は何故パスを盗んだのか

再婚した子供からと仲良くなる為ばかりに刑務所送りにされる
っていうのも、ある意味本末転倒なんじゃないのかって
感じ。
彼をパイロットに見立てるのは悪くないアイディアだと思う
けど、実際に飛行機を飛ばすのはあり得なさすぎ。
更に篠崎がパイロットの資格を持っていて操縦桿に握る所など
最早常識を越えたところが有る。前作を見る限りでは、
篠崎って検事局だか運輸局だか忘れたけど、パイロットだった
という設定は無かった気がする。いきなり老眼で暫く訓練も
していない人が出来る訳もないし、一体一機を飛ばすのに
幾らかかっているんですかね・・・って夢のない感想だね。