新空港物語
(1994年度1月期・テレ朝・木曜21時枠)
1994年1月6日〜3月17日

脚本:塙五郎、中村勝行、ちゃき克彰
演出:山口和彦、田中秀夫ほか
プロデューサー:五十嵐文郎、高橋勝、南條記良、力武敏彦
音楽:本多俊之
主題歌:「Don't Leave Me」B'z
テーマ曲:「あの時のように」山根康広




 

第6話 疑惑のOL殺人!マニラ便に仕掛けられた罠
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モスクワ上空で吹雪のために440便の到着が遅れていた
管制塔でも管理センターでも気を揉む中で、45分遅れでなん
とか無事着陸する。純平は久美子に電話するが席を外して
いるという。
そんな純平の元に谷川がやってくると、440便の手伝いにいく
ぞと語る。到着が遅れたので都心に向かう交通や乗り継ぎの
対応に苦慮しているハズだと。しかし純平たちが空港職員と
知り女性・津山陽子が声を掛けてくる。
アローロのティールー
ムは何処に有るのか?というもの。純平は女性をそこまで
案内するという。アローロにいくと、なんと陽子が待ち合わせ
していたのは久美子だった。二人が知り合いだったことに
驚くと共に互いに紹介し合う。彼女は18時20分の便で
マニラ
行く事になっているのだという。
叔父が輸入家具の会社
経営しているのでその買い付けの仕事の為に行くのだという。
純平は一緒にお茶でもしようとするが、久美子は純平に久しぶり
に再会したのだから気を聞かせてねと告げる。
陽子は久美子に手紙の中で話題にしていた男性はあの人でしょ
と告げる。いつもクールな久美子を熱くさせている人ねと
言われる。

一方空港警察の二宮が張り込みしているのを篠崎は見かける。
コーヒーを飲んでいる黒いコートの男性・
矢島勇次は自称
芸能プロデューサーだが
フィリピンからダンサーや歌手を
連れてきて四方の盛り場で働かせているのだという。以前は
売春斡旋の内偵調査を行っていたが、手口が巧妙でなかなか
シッポを掴ませないとのこと。

サービスセンターの立花宛に電話が鳴る。
パリ行き415便にタレントの竜崎テツヤがお忍び旅行にいくと
のこと。現在結婚問題で大騒ぎになっているが、プライベート
旅行であり対応は普通で構わないが正体が気がつかれて不測の
事態が起きた際の為に監視をするよう純平、香山、谷川に命じる。
まるでボディガードの様な仕事で空港職員の仕事ではないと
反論するがチーフの命令で仕方なく尾行する事に。
立花の強引さは恋愛関係に於いても同様なのか?と噂する三人。

久美子と陽子は彼女の出発まで時間があるので久美子のアパート
"
成田スカイハイツ"に行く事になった事を語る。

そんな中、週刊誌のカメラマンに写真を撮られたとして、
竜崎の関係者が突然大声を出してカメラマンを追いかける。
それを見て純平たちも追いかけるが見逃してしまう。
竜崎らは騒ぎが起きたため出発まで管理センターに居てもらう
ことになる。
その頃カメラマンは
トイレの個室内で写真フィルムの交換
していた。そして出て行こうとすると突然後ろから頭を殴られ
る。

トイレで男が倒れているとの連絡を受けすぐにかけるつけると
男が血を流して倒れて居た。すぐに病院へと連れて行くと
命に別状は無かったが、犯人にカメラを盗られたという。
犯人の顔については見る事が出来なかったとのこと。
掃除婦の女性が谷川に対してカメラが捨てて有るとの報告を
してくる。フィルムだけが抜き取られている事を知る。
カメラが捨てて有ったので犯人の狙いはフィルムだったのかも
しれない事を告げる。カメラマンによるとフィルムは交換
したばかりなので何も写っていなかったと告げ、撮したフィルム
は芸能人と空港の写真を撮っただけだという。

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■純平が暑苦しすぎる

親切心を飛び越えてもの凄くこのキャラクターの暑苦しさを
感じるエピソードだった。久美子が居るのにその友達の陽子
を案内しようとしたり、スケジュールを聞いてつけ回そう
としたり・・・

■芸能人を狙うパパラッチ

空港物語で外せないのは、芸能人とパパラッチのネタだ。

芸能人を映したハズが別のものが写ってしまいカメラマン
が襲われるというもの。

カメラマンも犯罪ではないとはいえ、あまり表沙汰には
したくないような仕事をしている割には妙に空港側に
協力的だったな。

■客の個人情報を知らせる純平

これでマンションに住む彼女たちに被害が及べば、純平は完全
に首でしょって感じの流れが有ったけど、厳重注意だけで
済んだようだ。


■姪が保険金目当てで狙われる

今まで育ててくれた恩を返すために恋を諦めるのかどうか
で悩む陽子の姿。
恋人は突然不正経理があったとして首にされたけど、何故
多額の保険金がかけられている事実を陽子に伝えなかったの
だろうね。

■遠藤憲一さんが若い

20年近く前のドラマなのでまぁ若いのは当然なんだけどね。

このドラマを見てもっとも変わっていないなと思うのは
鈴木杏樹さんだな。
今でも若々しくこの頃とあんまり容姿が変わった感じがしない。



「冬のソナタ」と同じメロディラインの曲が・・・

ピアノ曲ならば似たような曲になってしまうのはある意味
仕方が無いのかも知れないのだけど、このドラマの中で
使われていたラストの陽子と北川が病院のベッドで愛を
確かめ合うときに流れる曲は、「冬のソナタ」でも使われて
いた曲にソックリなので驚く。

篠崎潤三 …… 植木等 (空港管理センター室長)
新道純平 …… 東幹久 (空港管理センター勤務)
藤沢久美子 …… 鈴木杏樹 (航空管制官)
立花洋子 …… かとうかずこ (空港管理センターチーフ)
宗方克也 …… 布施博 (空港管理センター主任)
香山康二 …… 布川敏和 (空港管理センター勤務)
谷川銀次郎 …… 勝村政信 (空港管理センター勤務)
栗山荘子 …… 鈴木蘭々 (空港管理センター勤務)
高田豊 …… 菊池孝典 (パイロット。久美子の恋人)
八巻澄子 …… 川嶋朋子 (空港管理センター)
中野克子 …… 吉村美紀 (空港管理センター)
下田昌代 …… 松井祐未 (空港管理センター)
山村秀子 …… 中村裕美 (空港管理センター)
木下管制官 …… 善田卓也

二宮刑事 …… 木村元 (空港・中央警察)

津山陽子 …… 石野陽子 (久美子と同じ大学、両親を失い中退)
矢島勇次 …… 遠藤憲一 (犯罪者、陽子を殺そうとする)
北川知之 …… 正城慎太郎 (陽子の婚約者、津山の会社で経理)
津山圭次郎 …… 千波丈太郎 (陽子の叔父、津山家具を経営)

大野忠史、重富俊明、岡田麻美、井川鉄也、宇野正洋
岡しなこ、篠崎康弥、大森啓子、秋山千春、佐藤恵美
濱野美華

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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