豆腐屋直次郎の裏の顔

プロデュース:福永喜夫、北端泰啓、山口豪
脚本:柏原寛司(1)(5)(6)(9)(10)、峯尾基三(2)(4)、中岡京平(3)
山川昌子(7)、若月ユウ陽(8)、村橋明郎(9)
監督:小原宏裕(1)(2)(4)(5)(8)(9)(10)、村橋明郎(3)、杉村六郎
(6)(7)
選曲:山川繁
技斗:二家本辰巳

テーマソング:「GAMBLER」萩原健一
連続シリーズED:「Angel」萩原健一

http://www.bs11.jp/drama/1580/





第6話 美人弁護士は刑事のガードマンつき
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ナオはスギから相談される。錦糸町の女から電話がかかってきた
のをたまたま妻が取ってしまい浮気しているのではないかと
疑われているという。ナオに土曜日は一緒に夜釣り行っていた
という事をして欲しいと頼む。

そんな中、
深川南署の刑事・サンタこと本郷平八郎がナオの
元にやってくる。かつて名古屋時代にナオは天才窃盗犯として
活躍していたが、唯一のミスで本郷によって捕まっていた。
しかし本郷とは持ちつ持たれつの関係で、かつては利害の一致
した時には協力しあった事も有るという。本郷はナオに対して
知り合いの女性が困っているので相談に乗って欲しいと頼む。
助ける義理はないとしながらも、本郷は強盗だと言うことが
ばれれば妻子も困るだろうとし、強引に丸め込まれてしまう。

本郷はナオを連れて
須貝法律事務所へといく。
そこの弁護士、須貝尚子からの相談だった。
現在彼女は地上げ屋から酷い扱いを受けている老人の弁護を
担当しているが、裁判が行われるという時に息子の賢一
相手に連れて行かれたのだという。相手側は私が掴んだ証拠を
抑える為に連れ去ったのだろうとし、現在までの所特に脅迫を
受けた訳ではないという。争っているのは、地上げ屋の青木
実業家の飯塚という男性どのこと。地上げに絡んで放火したり
暴力団を使って嫌がらせしているという。本郷は力になって
挙げて欲しいとし、例えナオがパクられても彼女が弁護して
くれると語る。ナオは引き受ける変わりにきっちり報酬は頂く
として150万円を要求する。

ナオは本郷がこの女性に惚れているであろう事は確信を持って
いた。オレのことを女を物にする為の出汁に使うなと告げる。
彼女は一年前に離婚しているのだという。

ナオは買い物中のツネの元に行く。
ツネはもう悪い事はしないとし、
明明後日には四国の松山に
巡業に行く
ので手伝う事は出来ない事を告げる。しかしナオは
それまでに終わらせるからとして、なんとか説得してツネを
協力させるのだった。

飯塚の家を見張る二人。
飯塚は実業家という事だけ有ってもの凄い豪邸に住んでいた。
青木らが出て行ったのを見計らい屋敷を調べるが、家中セキュ
リティが厳しいことを知る。監視カメラだけでなく、
八丁堀警
備保障
に入っており、もしも強引に入りでもすればものの5分
で警備員が駆けつけるという。
ナオはツネに暗視スコープやネコなど必要機材を揃えるよう
告げる。

一方真知子はナオの帰宅が遅いことが気になり、外に女性でも
出来たのではないかと心配する。麻里にもその事実を告げると
そこにナオが帰宅。真知子がナオの女性関係を疑っているのを
知ると、また麻里が変な事を吹き込んだのではないかと激怒し
追い出す。ナオは真知子のご機嫌を取るために、一也が眠った
ら焼き肉でもして、夜の営みに励もうと告げると、真知子は
一応機嫌が戻るが・・・

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■依頼主は弁護士・須貝尚子

地上げ屋との裁判に於いて息子を誘拐され、不利な証拠を
出さないよう圧力を掛けられている事を知る。

尚子が困っているのを知ってナオに助けを求めたのは、刑事の
本郷平八郎。尚子の事が好きなようだけど、かつてナオの事
を捕まえた刑事なのに、都合良く助けを求めてくるんだよな。

■如何にしてツネに仕事を手伝わせるのか。

このドラマの一つのポイントであり、そのやりとりにも
ショーケンらしいセンスの感じられる見せ場でも有る。

今回は無理矢理ツネの懐に万引きした商品を滑り込ませたのを
きっかけにして、上手く引き込んだ様子。

■真知子がナオの浮気を疑う

この流れもある意味では定番なものが有る。
普通に豆腐屋で働いている限り、そんなに遅くに帰宅するって
いうのも変な話だからね。
焼き肉やトンカツで精をつけさせられて、夜の相手をさせられて
いる様で、実に忙しい展開。

■屋敷に潜入

子供が何処にいるのか分からない状況の中で、とりあえず
飯塚邸に押し入る。随分と重装備で入るものの、結局強引に
正面突破とばかりに押し入り、銃を突きつけ飯塚から自供を
引き出す。しかし彼は誘拐のことなど知らないばかりか、
なんと尚子の元夫であり、賢一の父親だと分かる。

■青木の事務所へ

青木本人が居ないところで、事務所に押し入り、子分から
話を聞き出す。どさくさ紛れに金庫から金をふんだくっていた
みたいだったね。結局青木は託児所に預けていたというだけ
の事だった。まぁ下手なことは出来ないからね。

■事件解決、その後、再び・・・

今回二度にわたってオヤジの店から銃をもらいに行くシーン
が描かれた。
今度は子供が誘拐されたのではなく、尚子と飯塚が誘拐され
廃工場でコンクリート詰めにされるところだった。
青木を強引に銃で制圧するのは良いんだけど、ナオたちの顔が
割れるとヤバいのではないか?という気がするのは、気のせい
だろうか。

花井直次郎 …… 萩原健一 (豆腐屋、ナオ)
花井真知子 …… 渡辺えり子 (直次郎の妻)
花井一也 …… 小川和樹 (直次郎と真知子の子供)
屋台のオヤジ …… 梅津栄 (ラーメン屋、オネエ系?)
常山和之 …… 佐藤B作 (ロック座で働く、直次郎の相棒、ツネ)
本郷平八郎 …… 上條恒彦 (深川南署刑事)
草野麻里 …… 生稲晃子 (豆腐屋の隣の花屋で働く)
マサ …… 粟津號 (下町の自営業者仲間)
ニシ …… 丸岡奨詞 (下町の自営業者仲間)
ロク …… 野口貴史 (下町の自営業者仲間)
スギ …… 坂本あきら (下町の自営業者仲間)

マリリン …… レイチェル・エドワーズ (和之の彼女)
桜子 …… 千葉裕子 (花屋の店長)

本郷平八郎 …… 上條恒彦 (深川南署・刑事)
須貝尚子 …… 竹井みどり (法律事務所)
青木龍貢 …… 森下哲夫 (地上げ屋)
飯塚亮司 …… 青木卓司 (実業家)

星野晃、安藤圭一、豊田一也、三上剛史、小林徹、橘未於
小川和樹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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