豆腐屋直次郎の裏の顔

プロデュース:福永喜夫、北端泰啓、山口豪
脚本:柏原寛司(1)(5)(6)(9)(10)、峯尾基三(2)(4)、中岡京平(3)
山川昌子(7)、若月ユウ陽(8)、村橋明郎(9)
監督:小原宏裕(1)(2)(4)(5)(8)(9)(10)、村橋明郎(3)、杉村六郎
(6)(7)
選曲:山川繁
技斗:二家本辰巳

テーマソング:「GAMBLER」萩原健一
連続シリーズED:「Angel」萩原健一

http://www.bs11.jp/drama/1580/





第8話 愛人はエリート社員に首ったけ
--------------------------------------------------------
ナオはツネから突然ウナギ料理をおごってもらう。
話を聞いていくと、
ツネはギャンブルの借金で首が回らなくな
っており、マリリンの貯金にも手を付けている状態だという。
そこで
浅草の店にはヒモの同業者が集まる店があるのでそこに
居たところ、真喜志という先輩のヒモ男から一緒にサラ金を
襲うとする計画を持ちかけられたという。ナオにもその計画に
一緒に加わって欲しいと頼む。しかしナオは冗談じゃないと
断る。

ツネは真喜志に会う為に浅草の店にいく。
ゴロウなど同業者がここには集まっていた。
真喜志はツネに対してゴロウのようなちゃちいヒモでは終わり
たく無いとし、この手で一旗揚げたいという。その為にもツネ
にサラ金を襲おうと告げる。しかしツネは兄貴が加わらない限り
は絶対に無理だと告げると、真喜志はオレが直接その兄貴に
頼むと告げる。

ナオたち家族は銭湯に行こうとしていたところに、ツネから電
話が鳴る。ツネから現在真喜志と逢っている事を告げ、何とか
強盗に加わってくれないか?とするが、ナオの気持ちは変わらな
かった。真喜志が電話に出る、ツネがどうなっても良いのか?
とすごむことを出すが、ナオは相手にせず電話を切ってしまう。
真喜志は仕方なく俺たちだけでやるためにも計画を練り直そう
というが、兄貴抜きでは絶対にやらないという。すると真喜志
は俺一人でも計画を実行すると語る。

ナオはニシたちと将棋会館で将棋を打つ。
途中で一也を迎えに行くので退室するナオ。しかしそこに妻の
真知子がやってくると、ナオが一也を迎えに入れ違いで出て行
った事を聞かされる。今日は学校が休みなのに・・・と真知子
はナオの行動に不審さを感じる。

そんな中、ニュースでは
築地のローン会社が襲われたとの
報道が有る。現金三千万円が盗まれ、行員はエアーガンで
打たれて軽傷で済んだという。その様子を見て、
ナオはツネ
がマスクを被って実行した
のだと分かる。
ナオはツネのマンションにいくと、ツネは寝ており一緒に居る
はずの真喜志が金と一緒に居なくなっている事を知る。
テレビのニュースでやっていたが、唯一の犯人が残していった
物証の一つに金のライターが有ると報道されていたという。
先日ツネが持っていてナオに見せたライターだとするが、
ツネはあのライターは真喜志からもらったモノなので、自分
は足が付かないと告げる。しかし真喜志が捕まればお前も
捕まるはずだと言われる。

真喜志の住処をツネは知らなかった。
ツネの借金に愛想を尽かしたマリリンは家を出て行ったという。
競馬のノミ屋から借金で追い込みがかかっているというツネ。
そのノミ屋に聞けば真喜志の居場所は分かるかも知れないと語る。

真喜志はその頃、ご執心にしているキャバ嬢の早乙女静
盗んできた大金を見せる。この金が有るのだからもう店は辞めて
欲しいと語る真喜志は、お前はオレにとって天使みたいな存在
だと語る。静は私がプレゼントしたイニシャル入りのライターはど
うしたのか?と尋ねると、相棒にあげたという。新聞を見せる
と警察はそのライターを押収している事を告げ、今からでも
ほとぼりが冷めるまで逃げるべきだと語る。私が一緒だと足手
まといになるので、金は自分が安全な場所に隠しておくとし
必ず待っているからと告げ、真喜志を追い出す。真喜志は彼女
に裏切ったら刺すと告げるが・・・

--------------------------------------------------------

■今回はツネのエピソード

ナオは強盗には関与せず、その後の後片付けをするという役回
り。

ツネは借金で首が回らなくなっており、そして同じく金を
欲しがっている男性・真喜志と共謀してサラ金を襲おうと計画
するもの。

ナオはいつもツネに無理矢理頼み込んで犯罪を犯しているのに
彼の頼みは聞けないのか!?
まぁ動機が不純って言うか、ギャンブルにハマっているという
段階で、ツネは同じ事を繰り返していく人生なんだろうけどね。

■ナオ、真知子に浮気を疑われる。

まぁこれは一つのパターンでも有り、ドラマを構成する要素の
一つになっているので仕方が無い。
家庭を持つとそれだけ夜には理由もなく、外には行けないと
いう所に繋がってしまうよね。

今回は商店街メンバーと将棋ネタで攻めてきた。

■ヒモが逆に利用される?

まぁ明らかにヒモであるハズの真喜志の方が立場的にかなり下
になっている所が不自然。ヒモの場合、精神的には貢がせて
いる相手よりも上手い感じにイニシアチブを取っていると思う
んだけどね。そういう所が一切無いところが違和感が有ったかな。

明らかに違和感のある静に対して疑いを持っているのだろう
けどそれを認めたくない現実が有るのかな。

■静は別の男・古屋に利用されている

古屋がまた株での損失の穴埋めに会社の金に手を出したとか。
静も気がつけば、店に入れるハズの金を入れていないというし、
なんだか滅茶苦茶。

■現実を知らせる

真喜志に対して静のしている事を見せることで、現実を分から
せるような流れだった。

最後にナオの見せ場を作る為なのかも知れないけど、わざわざ
会社に乗り込まなくても、ツネが彼を尾行している際に、
ロッカーから現金の入ったバッグを取り出した時に襲いかかれば
良かったんじゃないかと思うところも有ったね。

花井直次郎 …… 萩原健一 (豆腐屋、ナオ)
花井真知子 …… 渡辺えり子 (直次郎の妻)
花井一也 …… 小川和樹 (直次郎と真知子の子供)
屋台のオヤジ …… 梅津栄 (ラーメン屋、オネエ系?)
常山和之 …… 佐藤B作 (ロック座で働く、直次郎の相棒、ツネ)
本郷平八郎 …… 上條恒彦 (深川南署刑事)
草野麻里 …… 生稲晃子 (豆腐屋の隣の花屋で働く)
マサ …… 粟津號 (下町の自営業者仲間)
ニシ …… 丸岡奨詞 (下町の自営業者仲間)
ロク …… 野口貴史 (下町の自営業者仲間)
スギ …… 坂本あきら (下町の自営業者仲間)

マリリン …… レイチェル・エドワーズ (和之の彼女)
桜子 …… 千葉裕子 (花屋の店長)

真喜志隆 …… 中本賢 (静のヒモ)
古屋四郎 …… 佐渡稔 (日本フロント電子工業・開発部)
早乙女静 …… 麻生真宮子 (キャバクラ嬢、NO.1)
ゴロウ …… モロ師岡 (女は甘やかすとつけあがるとアドバイス)

内野智、佐野和敏、小川和樹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system